赤ちゃんを出産した後は、
産後のママの回復や赤ちゃんの様子を見るために、
数日間の入院が必要になります。
はじめて出産のときには、出産のことを中心に考えますが、
入院日数やどんなことをするのかご存じでしょうか?
今回は「産後の入院生活」について、
入院期間や毎日どんなことをするのかを、
私の体験を交えながらご紹介していきます♪
産後の入院期間・日数はどれくらい?
産後の入院期間は、初産婦と経産婦、
また帝王切開の場合で変わってきます。
産後の入院期間の目安
- 初産婦 …5~7日前後
- 経産婦 …4~6日前後
- 帝王切開 …手術の前日と当日を含めて6~8日前後
産後のママの経過と赤ちゃんの健康状態に問題がなければ、
産院にもよりますが早く退院できることもあります。
ちなみに私は初産婦で7日で退院しましたが、
経過が順調であれば希望で6日で退院もできるようでした。
逆に産後の経過が良くない場合などは、
お医者さんの判断で入院期間が長引くこともあります。
産後の入院期間はどんなことをするの?
産後の入院の目的は、ママの体や子宮の回復や、
赤ちゃんの健康状態のチェックやお世話の指導が基本になります。
- ママの生活
-
ママは出産後の子宮の戻り具合や悪露の状態、
帝王切開の場合は傷口の経過の様子などをみます。また赤ちゃんのお世話に慣れて、
退院後に赤ちゃんとの生活をスタートできるための練習期間として、
授乳・おむつ替え・沐浴など基本的なお世話の指導をします。その他に病院からの冊子や渡される用紙に、
24時間のおむつ替え・授乳時間・睡眠時間などを記録して、
赤ちゃんのお世話のチェックをします。退院後は、ママと赤ちゃんの1ヶ月健診の予約や健診内容・持ち物の確認や、
退院後の生活についての指導などがあります。 - 赤ちゃんの生活
-
- 新生児黄疸が出ていないかどうか
- 体温や体重に問題がないか
- 排泄がちゃんとできているか
上記のように出生後の経過について、
細かく赤ちゃんをチェックします。産後はすぐに母児同室になる病院と、
始めは別室でママの回復状況を見てから母児同室となる産院があります。また母児同室にはしないでママが授乳室に通う施設もあるので、
あらかじめ産院に確認しておくと◎
私の入院生活の例をご紹介♪
私は通常分娩で、7日間の入院生活を送りました。
その例をご紹介します♪
1日目 | 授乳・おむつ替え指導 3時間おきの授乳スタート 夜間授乳がうまくいかず寝不足で預かってもらう 産後お風呂に入れた |
2日目 | 授乳の姿勢を看護師さんに見てもらう 産後のお祝いご飯がでる |
3日目 | 沐浴指導(見学) 体重と沐浴のために赤ちゃんのお着替えをする |
4日目 | 沐浴講習(座学で教育実習生から講義) |
5日目 | どきどき初めての沐浴 |
6日目 | 1日ゆっくりと休息(沐浴はしてもらえた) 退院のための書類などを書く |
7日目 | 退院・手続き |
自分がトイレやお風呂に入る間には、
赤ちゃんをナースステーションで預かってもらい、
終わり次第迎えに行くという感じでした。
赤ちゃんの体重と体温は毎日測って、
産院から渡される冊子に、24時間のお世話を記録して、
毎日看護師さんにチェックしてもらいました。
こうしてリストにしてみると、
毎日やることがいっぱいな感じがしますが、
産後ハイの状態もあって毎日楽しかったなと思い出します。笑
出生届など書類などの提出でもバタバタするので、
私は産前に全部記入して揃えておいて、
産後はパパに全部手続きしてもらいました!
里帰りだったため、退院後は床上げまでゆっくりと実家で過ごし、
1ヶ月しておうちに赤ちゃんと帰ってきた形になります。
産後の入院期間の希望がある場合
病院によっては出産直前から産後に退院するまで、
どんなふうに過ごしたいかを計画する、
「バースプラン」に対応しているところもあります。
出産する病院を決めるときに、
ホームページをみたり直接電話で問い合わせたりして、
バースプランに対応しているかどうか聞いてみるのもおすすめです!
バースプランに記入する例
- 落ち着くまで赤ちゃんを見ていて欲しい
- パパに沐浴指導をして欲しい
- 家族で泊まれる部屋にして欲しい
あらかじめバースプランを提出していても、
ママや赤ちゃんの状態によっては必ずしも希望が叶うわけではありませんが、
「できればこうしてほしい・ほしくない」という希望がある場合には、
産院の先生にバースプランについて相談してみてくださいね!
産後の入院期間中に注意したいこと
産後は赤ちゃんに会えてうれしいという一方で、
ママは体も心も疲れています。
少しでも快適に入院期間を過ごすために、
次のことに注意するようにしてくださいね。
体力の回復を最優先にする
出産すると気持ちが高ぶってしまって眠れなくなったりする、
いわゆる「産後ハイ」という状態になったりします。
あまり無理せずに、まずはゆっくりと体を休めましょう。
産後は頻回・夜間授乳やおむつ替えなどで生活リズムも変わり、
ホルモンバランスも乱れています。
赤ちゃんはまだ昼夜が分からず、
夜の方が活発に起きておっぱいを欲しがる傾向にあるので、
ママは赤ちゃんが寝ている間にしっかりと睡眠をとるようにしましょう!
面会する人・時間を絞る
生まれた赤ちゃんに会いたいと出産を喜ぶ気持ちはみんなりますが、
ママが思っていなかったタイミングで家族や親族が面会に来てしまうと、
ママの気持ちは不安定になってしまうこともあります。
私も日中の面会時に「やっと寝たのに…」と、
嬉しい反面モヤモヤとした気持ちもいっぱいありました。
特に夜間のお世話などもありながら日中の面会にも対応していると、
ママはゆっくり休む時間があまりとれなくなってしまうので、
知らず知らずのうちに寝不足になったりもします。
面会ははじめは旦那さんだけにしたり、
1回あたりの面会時間を30分以内に短くしたりすると◎
もし義両親などに言いにくい場合には、
産院に相談して面会を制限してもらうのも一つの手ですよ!
大部屋ではマナーを守る
大部屋で過ごす場合には、同室のママの迷惑にならないよう、
家族や友人と話すときの声のトーンなどに気をつけましょう。
マナー違反はトラブルの元にもなりかねないので、
お互い気持ちよく過ごせるといいですね。
周りに気を使いたくないという場合には個室も良いですが、
部屋数に限りがあり、大部屋よりも料金が高いことが多いので、
旦那さんと相談したうえで産院に聞いてみてくださいね!
不安なことは先生や助産師に相談する
産後はわからないことだらけで、
ママは入院期間中に様々な不安を感じるかもしれません。
うまく赤ちゃんに母乳を飲ませることができなかったり、
産後の傷などが痛かったりなど様々なことがあります。
そんなときには不安な気持ちを旦那さんに聞いてもらったり、
先生や助産師に相談してみてください。
私も産後はたくさん看護師さんや助産師さんに相談して、
アドバイスをたくさんもらいながら赤ちゃんのお世話をしていました。
夜間授乳が続いて睡眠不足で辛かったり、
ご飯がゆっくり食べられないなら赤ちゃんを少し預かってもらったり、
授乳の姿勢が正しいか見てもらったりなどして、
赤ちゃんのお世話ができるようにサポートしてもらうと◎
産後の入院期間が終わっても無理をしないように
赤ちゃんが生まれた後の産褥期は、
体力を回復するとても大切な期間なので、
まずは無理をしないようにしましょう。
(私は無理して乳腺炎になってしまったので…)
産後はハイ状態や産後うつにもなりやすいため、
手伝ってもらえる両親・義両親や、
自治体などのサポート制度がある場合には、
遠慮せずに頼るようにしてくださいね。
新しく家族に仲間入りした赤ちゃんと一緒に、
楽しい生活を送れるといいですね♪
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