こども大好きな枝豆…は実は幼児にあげない方がいい?

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手軽で手に入る枝豆。
私は冷凍枝豆をよく購入し、我が家の食卓にも名わき役としてよく出てきます。
それも子どもたちが大好きだからです。

が、この『枝豆は幼児にはあげない方がいい』なんて記事を見かけました。
一体どうしてでしょう!?

今回はこどもに人気の枝豆をあげない方がいいと言われている理由を解明したいと思います。

目次

幼児に枝豆は危ない!?

某教育番組の人気キャラクターも『お豆』が大好きですよね。
アニメの描写は緑色の豆なのできっと枝豆かグリンピースだと推測されます(笑)

つい先日、私はインターネットのコラムで気になるものを見つけました。

『幼児に枝豆は危険』
こどもたちが大好きな「枝豆」なぜどうして危険なんでしょうか?

幼児にえだまめが不向きな理由

『えだまめが危険」と言われる理由は、枝豆を原因とした事故事例があることでした。
2006年からの豆に関連した傷害データによると、約10年の間に枝豆に関連した事故事例が
10件報告されています。

これが多いのか少ないのかは判断しかねますが、
事故の詳細は「気道異物」と「鼻腔異物」でした。
鼻腔異物はさすがに目視でわかるかと思いますが、厄介なのが「気道異物」です。

『気道異物』って?

食べ物などが食道ではなく気道に入り込み、
咽頭・気管・気管支に入り込むことを『気道異物』といいます。
豆類や餅、グミ・マシュマロなどを食べている際に急にせき込み苦しみだしたり、
声が出せないような状態であれば、気道異物が疑われます。

『気道異物』の原因は?

先ほどの事故事例は3歳未満児の事故による報告まとめでした。
3歳未満児にこのような「気道異物」の事故事例が多い理由は、
まだ奥歯が完成していない3歳未満児は、枝豆やピーナッツなどの小さな豆類を
奥歯ですりつぶして噛むことが出来ず丸のみしてしまうからです。

ただし豆類に限らず口に入るサイズのものであれば気道異物になる可能性は
もちろんあります。

『気道異物』とぜんそくが間違われやすい?

気道に異物を詰まらせる事故は乳幼児に最も多いと言われています。
入り込んだ異物に気づかすにそのまま放置してしまうと、重症の肺炎を引き起こしたり、
気管に穴が空いてしまうケースも報告されています。

こんな事例を聞くと恐くなりますよね💦

また「気道異物」でこわいのが、気道異物と診断されずぜんそくを疑われ適切な処置が遅れる、
もしくは気づかず処置をしてもらえないケースが心配なのです。

気道異物がなぜ喘息と間違われる?

幼児がのどに食べ物などを詰まらせてしまった場合、
喘息のようなぜーぜーとした咳が続くことがあります
意識はあり、特に大きく苦しがる様子はなく、
ただぜーぜーとした咳が出ている。

これは豆類などの小さな食べ物などの異物が気道を完全に塞がず、
詰まっているのに気づいていない場合、喘息症状に似たような咳が出ることから
間違ってしまうケースが多いのです。

そのまま気づかずに放置してしまうと、炎症・肺炎・発熱などを引き起こすため
注意が必要です。

「ぜーぜー」という咳が続いた場合、喘息だけを疑わず、
なにか詰まりやすいものあげなかったかな?なんて頭の片隅に
知識を置いておくことも大切ですよね。

気道異物への対策法は?

こどもの事をずっと観察していれば、万一の際に発見も早く大事にいたることなく、
となるのでしょうが、ずーっとこどもを見ているわけにはいきませんよね。
育児だけではなくママには家事という大役がありますから。

では気道異物への対策はどのようにするべきでしょうか?

えだまめ、ピーナッツなどの豆類は3歳になるまであげない

まだ歯が完成していない3歳未満児には、
ナッツ類・豆類は与えないようにしましょう。

喉に詰まらせやすく『気道異物』の危険性が高いです。
お餅やこんにゃくゼリーなど噛み切りにくいものや、
丸のみしやすい食べ物には注意が必要です。

あらかじめ小さくカットすること

ひとりで食事が上手に出来るようになった、スプーンやフォーク使いも
随分と上達した、こうなると大人と同じ食事でというご家庭が多いと思いますが、
こうなるとついついこども用の食事も小さくカットするのを忘れそのまま出したり、
大丈夫だろうと気にかけなかったり。

しかし奥歯が完成するまではまだまだ油断できません。
3歳未満児の食事には注意が必要です。

遊び食べに注意

イヤイヤ期に当たるこの時期の食事は、食べながら走ったり飛んだり横になったり・・・
より一層、気道に異物を詰まらせやすくなります。

普段から食事中はきちんとイスに座って食べる習慣をつけるようにしましょう。

もしも(気道異物)のどに詰まってしまったら!?

ママがいくら気を付けていても、
こどもは突然に予想もつかない行動をしたりしますよね。

もしも何か食べ物や小さなおもちゃなどをのどに詰まらせたら!?
万が一の対処法をまとめておきます。

【気道異物】意識がないケース

すぐに119番通報し、救急隊員に指示を仰ぎます。
場合によっては気道確保・人工呼吸などの対応をしましょう。

【気道異物】意識があるケース

意識はあるとはいえ、咳が止まらなかったり声が出せなかったり、
緊急を要することに違いありません。119番通報したうえで、異物の除去をします。

口に手を突っ込み無無理矢理に取ろうとするとかえって異物を押し込んでしまう可能性もあるので、
咳が出るようであれば、出来る限り咳を出させ異物を吐き出させます。

1歳未満児であれば、片腕に子どもをうつ伏せに寝かせ頭部を低くし、
背中の真ん中を強くたたきます。
背部叩打法)👈イラストでわかりやすく解説しています。

1歳以上であれば、こどもの背後から腕をまわし、みぞおちあたりで
両手を組み握りこぶしを作り、作ったこぶしでみぞおちから上部に突き上げ圧迫します。
腹部突き上げ法

意識がある場合でも、処置の途中に意識がなくなる場合もあります。
直ちに心肺蘇生をするようにしましょう。

まとめ

のどに食べ物や異物を詰まらせる・・・
乳幼児によく聞く事故ですよね。

小さな枝豆やピーナッツならのどに詰まることはないだろうと
私は甘く見ていました。

今回調べてみて、豆類は3歳未満児に与えない方がいい理由は、
気道や気管に詰まる可能性があるからでした。
詰まる=勝手に喉のイメージでしたが、そうですよね。

自分が食事中でも「気管に詰まった!」なんてことありますもんね(笑)

ただ気道異物も気づかないケースや喘息と誤診されるケースは心配です。
こどもをずーっと見ているわけにはいきませんが、こういった事故事例があることを
ママ自身が知っておくことで万一の時に「そういえば」とつながるかもしれません。

また食事が一人で上手く出来るようになると大人と同じ食事を与える家庭がほとんどですよね。
そんな時にうっかり、豆類を出してしまったり何いぇことも。

日常の中の些細なことが子どもにとっては大きな事故につながる可能性があります。
親は心配が絶えませんが、「こういう可能性がある」と念頭に置いておくことで、
その後の行動や万一の時の対処方法も変わってきます。

ひちつ参考になれば幸いです。

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