出産の準備のひとつとして、「バースプラン」というものがあります。
産院などで予約をしたときに説明を受けたりしたときに、
始めてバースプランというものを知るという方も多いと思います。
しかし、いざバースプランを書こうと思っても、
どんなことをみんなが書いているのかや、書いたことでどうなるのかなど、
日本では最近浸透してきたので、わからないことだらけですよね。
そこで今回は「バースプラン」について、
書き方などの記入例や、具体的な内容のポイントなどをまとめてみました!
「バースプラン」って何?
「バースプラン」とは、どのように出産したいかなど、
出産に対する気持ちを、妊婦さんが紙などに書いて事前に計画することをいいます。
いうなれば、赤ちゃんを迎えるための準備のひとつですね。
バースプランを産院ですすめられるときは、
先生や助産師さんとのお互いの出産に対する理解を深めるという目的や、
妊婦さんが自分の出産に対する希望を言葉にすることで、
お産に前向きになったり、ママになる実感がわいたりもします。
また、パパと一緒にバースプランを考えることで、
出産に関することをしっかりと家族で話し合うことができ、
赤ちゃんが生まれることに向けて、一緒に気持ちを高めることもできますよ!
すべての産院がバースプランに対応しているというわけではないので、
希望する場合は一度病院に確認するようにしましょう。
書き方の注意点
バースプランを書くときは、病院とのすれ違いが起きないように、
「したいこと」以外にも、「したくないこと」も記入することがおすすめです。
なかなか箇条書きでは伝わらないことも多いので、
できるだけ具体的にこまかく記入するようにしましょう。
バースプランを記入した後は、健診などで先生や助産師と一緒に確認してもらえると安心です。
いざ出産となったときに、行き違いがないように、
お互いバースプランについて知っておくことがとても大切です。
もちろん出産で優先されることは母子の安全です。
そのため、必ずしも希望していたすべてのバースプランが叶えられるわけではない、
ということも理解しておきましょう。
一番大切なのは赤ちゃんとママの命ですので、受け入れる準備をしておきましょう。
バースプランはできるだけ細かく具体的に書く!
バースプランの書き方のポイントは、自分が希望するお産について細かく書くことです。
産院の多くは専用の用紙を用意していますので、そちらに記入しましょう。
どんなお産にしたいかや、出産したあとでの病院での過ごし方など、
お産をイメージしながら、できるだけ詳しく具体的に書いてみましょう!
バースプランを書くことで、お腹の赤ちゃんに自然と意識が向くので、
より一層出産までの時間が待ち遠しく感じられますよ♪
特に書き方に決まりがないときは、箇条書きに一度全部書き出してみてから、
優先順位にまとめ、そこから掘り下げていくのがおすすめです。
バースプランの具体例
ここではバースプランの記入例をご紹介します!
なかなか「はいバースプラン書いてね」と言われても、
具体的にどんなことを書いたらよいのだろうと多くの方が悩みます。
あくまでも記入例になりますので、他にも希望することがあったら、
できるだけこまかくバースプランを書いてみましょう。
陣痛時・分娩時・入院時などの主な項目に沿って、
記入するときの参考にしてくださいね
- 陣痛
-
- 立ち会って欲しい
- 促進剤を使わないで欲しい
- 陣痛中は励まして欲しい
- 部屋ではなるべくリラックスして過ごしたい
- 好きな音楽を聴きたい
- 浣腸や会陰切開をしないでほしい
- 出産前に入浴したい
- 夫にサポートの方法を教えて欲しい
- 分娩
-
- ラマーズ法で呼吸をしたい
- ソフロロジーで呼吸したい
- いきみやすい体位を知りたい
- いきむタイミングを教えてほしい
- 産声を録音したい
- 出産の様子を動画に撮りたい
- カンガルーケア(出産直後の抱っこ)をしたい
- へその緒を切りたい
- 胎盤を見たい
- 吸引分娩・鉗子分娩はしたくない
- 出産中は優しい言葉をかけて欲しい
- 入院中
-
- 母子同室にして欲しい
- 部屋は大部屋ではなく個室がいい
- 母乳指導をして欲しい
- 家族で泊まれる部屋にして欲しい
- 産後のお世話をひととおり教えて欲しい
- 体調が悪いときは少し赤ちゃんを預かって欲しい
- 上の子がいるので入院日数を最低限にしてほしい
私の記入したバースプランをご紹介
私がバースプランを記入したのは里帰りをして、
出産先の病院に初めて行った妊娠して34週ごろのこと。
病院から渡される冊子にバースプラン用紙が入っており、
「次回の健診のときに持ってきてください」と言われて記入しました。
その時の私も「バースプランってなに?」という状態だったので、
携帯で検索しながら自分なりにバースプランを書いてみました。
- 出産中は優しく励まして欲しい
- 出産直後は家族3人で写真が撮りたい
- 赤ちゃんとの繋がりだった胎盤が見たい
- 生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしたい
- 赤ちゃんのお世話を教えてほしい
他にも書いていたのですが、特にこまかく書いていたのは上記の内容です。
思い返すと妊娠して36週ごろの健診のときに、
先生や助産師さんと一緒に、バースプランを確認するタイミングがありました。
陣痛から出産まで、本当に常に励ましてもらったりしっかりサポートしてくれて、
「バースプランに書いたからか!」と後々思い出しました笑
これはバースプランに書いてよかったと振り返ってとても思いました。
出産しているときに、「そうじゃない!」「もっとがんばって!」なんて言われたら、
ただでさえ頑張っているのに痛いし辛いな、と思うのも嫌ですよね。
また、胎盤を見たいという希望も珍しいものかと思いますが、
自分の体の中にあって、赤ちゃんと繋がっていたという証を見たいと思っていたので、
産後に希望通り胎盤を見せていただいて、私は大満足でした!
(旦那は少々引いておりました笑)
私の産院はバースプランを大切にしている病院だったので、
バースプランに書いていたほぼすべて希望を叶えていただけました。
理想の出産を迎えられて、バースプランを書いてよかったと思いました!
バースプランを書いて理想の出産に近づけよう
バースプランを記入してみると、もうすぐ出産なんだなあとより感じることができます。
ご紹介した記入の例を参考にして、どんなお産にしたいかや産後どのように過ごしたいかなど、
家族で一緒に考えると、とても大切な時間になりますよ。
また、バースプランはあくまで計画なので、その通り進まないことももちろんありますが、
理想の出産に近づけて、赤ちゃんを出産する気持ちを大切にしながら、
素敵なバースプランを書いてくださいね♪
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