生まれてから1ヶ月すると、赤ちゃんの予防接種が始まりますよね。
スケジュールを組んだり、副反応はどんなものがあったりなど、
気になることがたくさんあります。
赤ちゃんを守るために大切な予防接種だからこそ、
スケジュールを組んできちんと受けたいと思いますが、
ママもパパも忙しいので、接種スケジュールに合わせて効率的に受けたいですよね。
今回の記事では、赤ちゃんの命を守るための予防接種について、
予防接種の大切さや、どのように進めて行ったらいいのかなどをご紹介します!
予防接種は赤ちゃんを守るためにとても大切
赤ちゃんは体内でママから免疫をもらって生まれてきます。
最初の母乳である初乳には、大切な免疫成分が含まれているので、
赤ちゃんは生まれてからしばらくの間、さまざまな感染症から守られています。
また、胎盤を通じて赤ちゃんがママからもらった免疫もあるのですが、
生まれてから徐々に減っていって、
生後3~6ヶ月頃にはほとんどなくなってしまいます。
それからは赤ちゃんが自分自身で免疫を作っていくことになります。
そのため予防接種はその免疫づくりを手助けする手段のひとつといえます。
副反応が心配なときは?
ワクチンを接種する大切な目的は3つあります。
- 自分がかからないため
- かかったときの重症化を防ぐため
- まわりの人にうつさないため
予防接種は赤ちゃんの命を守るだけでなく、
病気にかかった時に重症化を防いでくれたりするような役割もあります。
副反応を心配して摂取しないという方もいますが、
予防接種を受けずに病気にかかって苦しんでしまったり、
後遺症が残ったりする確率の方が、副反応の確立よりはるかに高いんです。
ワクチンは感染症の原因となるウイルスや細菌を、
病原性を弱めてたりなくしたりして、体にとって安全な状態にしたものです。
あまり副反応ばかりを心配するのではなく、
その病気にかかった場合のリスクも考えて、
どちらも理解したうえで摂取するようにしましょう。
定期接種と任意接種の違い
- 定期接種 …国が摂取を強くすすめ、公費で受けることができるワクチンのこと。
- 任意接種 …摂取するかを個人で判断して、自費で受けるワクチンのこと。
最近ママさんたちの間で大きな話題となっているのが、
2020年10月から「ロタウイルスワクチン」が定期接種になったことですよね!
ロタウイルスワクチンは、急性胃腸炎のワクチンですが、
今までは任意接種だったため、自費で3万円前後かかりました…。
それが2020年8月生まれ以降の赤ちゃんは、
定期接種として受けることができるようなりました!
ロタウイルスによる急性胃腸炎は非常に感染力が強いので、
大きくなるとほとんどかかる可能性があります。
それが無料になったのは嬉しいですね!
同時接種が心配なとき
ワクチンは1本1本受けていくと、摂取の期間がとても長くなってしまいます。
体調をくずして受けられないこともあるので、
赤ちゃんにとって必要な時期に受けたいワクチンが受けられない可能性も出てきます。
複数のワクチンを同時に摂取する「同時接種」は、
短い期間で効率よくワクチン接種を進められるだけでなく、
より早く必要な免疫を赤ちゃんにつけることができます。
予防接種を受けに行く回数が減るので、
赤ちゃんの体調管理がしやすくなり、忙しいママやパパとしても助かりますよね。
同時接種をすることでの副反応の可能性や免疫のでき方は、
単独での摂取とほとんど同じです。
赤ちゃんはたくさんチクチクと注射されるので泣くかもしれませんが、
命を守るためにも頑張ってもらい、予防接種が終わった後には、
「よく頑張ったね」と抱きしめてあげてくださいね。
コロナウイルスの中の予防接種
新型コロナウイルスの感染を気にして、
病院受診を控えたり、予防接種を延期や中止にすることを耳にします。
しかし、予防接種のスケジュールは感染症にかかりやすい年齢などをもとに決められています。
赤ちゃんの予防接種を遅らせてしまったり、やめてしまったりすると、
免疫がつくのが遅れて、感染症になるリスクが高まってしまったりします。
同じ理由で乳幼児検診を受けないご家庭もあるようですが、
乳幼児健診は赤ちゃんが順調に発達・成長しているかを判断する大切な機会です。
大事なのは手洗いなどの感染症対策をしっかりと行って、
予防接種と乳幼児健診は遅らせずに、予定通り受けることです。
予防接種に行くために準備すること
- 服装
-
基本的に予防接種は、二の腕か太ももに打ちます。
人見知りも始まると、先生を見て大泣きすることもあります。笑
そのため、ささっと予防接種が受けられるように、
腕や足を出しやすくて、着脱しやすい服を着せていきましょう!呼ばれたらすぐにおなかや背中を出して診察できるように準備して、
心配なことはおうちでまとめてメモして行くとスムーズですよ。 - 持ち物
-
- 予防接種予診票(接種券)
- 母子手帳
- 健康保険証
- 乳幼児医療証
上記の物は忘れずに持参するようにしましょう!
また任意接種の場合は支払が発生することもあり、
カード払いができない病院も多いので、現金も用意しておくようにしましょう。 - スケジュールを確認
-
1ヶ月健診が終わったら、生後2ヶ月からのワクチンデビューができるように準備しましょう。
摂取時期になると、住んでいる地域の自治体から、
予防接種の予診票や予診票をまとめた冊子などが送られてきます。スケジュールをしっかりと確認して、ワクチンの予約をするようにしましょう。
はじめて受けるワクチンの種類
赤ちゃんがはじめて受けるワクチンは、全部で4種類あります。
- ロタウイルス …ロタウイルス感染症
- ヒブ …Hib髄膜炎
- B型肝炎 …B型肝炎
- 小児用肺炎球菌 …細菌性髄膜炎、菌血症、菌血症を伴う肺炎
ワクチンには多くの種類があるので、スケジュール管理が難しく、
ギリギリになって気づいてしまうことも多いと思います。
はじめて予防接種を受ける際に、病院でスケジュールを組んでくれるところもあります。
もしいつ受けたらいいのかリストを見てもわからないという時は、
自分の赤ちゃんに合わせて作るサイトやアプリがあるので活用してみてくださいね!
予防接種で赤ちゃんの健康を守ろう
ひーたんはそろそろ1歳を迎えますが、
お誕生日を過ぎたらなるべく早くMR(風疹・麻疹混合ワクチン)を受けようと思っています。
赤ちゃんの命を守って、すこやかな成長・発達するためにも、
情報で惑わされて自分で勝手に受けないようにするのではなく、
スケジュール通り、きちんと予防接種を受けるようにしてくださいね。
予防接種の意味を知って、できるだけスケジュール通りに摂取して、
赤ちゃんの健康を守ってあげるようにしましょう!
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