まだおっぱいが満足に出ず、授乳回数が多い新生児期の授乳は、
ママの負担も大きくて大変ですよね。
そんなママを助けてくれる授乳方法として、
「添い乳」があります。
添い乳というと虫歯になったり卒乳が難しいイメージもあり、
楽とはいえなかなか踏み込めない方も多いかと思います。
そこで今回は「添い乳」について、
添い乳の方法や注意点についてご紹介します!
「添い乳」はいつから?
「添い乳」とは、赤ちゃんとママが布団の上などで、
一緒に横になりながら授乳をすることをいいます。
添い乳を始める時期に決まりはないので、
生まれてすぐの新生児でも添い乳することが可能です。
添い乳のメリットとしては、
ママも楽な姿勢をとって休みながら授乳をすることができること。
抱っこするのも辛い時や眠くて仕方ない時に、
添い乳は楽な授乳法です!
また抱っこで寝かしつけたのにベッドを置いたとたん、
すぐに泣きだすというのはあるあるですよね!
新生児期の体重の軽い赤ちゃんでも、
長時間抱っこしなければならないのは本当に大変です。
寝かしつけと授乳を同時進行で添い乳はできるので、
赤ちゃんの入眠もスムーズになるので、
添い乳で寝かしつけるママも多いようです。
添い乳のデメリット
- 窒息
-
添い乳には窒息の危険性もあります。
疲れていて大変だったりするときに添い乳をする方が多いと思いますが、
添い乳の最中にママも一緒に寝てしまい、
赤ちゃんの上に覆いかぶさった体勢になることもあります。特に新生児期は注意が必要です。
- 中耳炎
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添い乳は横向きで行うものなので、
知らず知らずのうちに飲み込んだ母乳が逆流して、
耳の中に入ってしまうこともあります。その結果中耳炎を発症してしまうことがあります。
- 乳腺炎
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添い乳をしていると、一定の角度からだけ授乳をすることになるので、
母乳を乳房全体からまんべんなく吸うことができなくなります。添い乳をすることで浅飲みになってしまったり、
乳頭をねじり引っ張るような飲み方をすることもあって、
乳腺の詰まりの原因になることもあると考えられます。またママがうとうとしていると、
つい片方のおっぱいだけの授乳で終わらせてしまうことがあり、
飲み残しのある方のおっぱいが詰まりやすく、
乳腺炎を起こしてしまう危険性もあるとされています。産後にインフルエンザの症状?!恐ろしい乳腺炎とは。 病院を退院し、子育てを始めて数日が経ち、少しずつ身体が回復してきたころ、急にひどい悪寒と高熱にうなされたことはありませんか?関節痛なども伴い、「こんなときに…
新生児の添い乳の方法は?
新生児期の赤ちゃんでもすぐに添い乳はできますが、
新生児だとまだ上手におっぱいを飲むことが難しい時期なので、
やり方に気をつけながら添い乳するようにしましょう。
まずママは赤ちゃんと向かい合って横になります。
添い乳での授乳は、横になった時に下側になっているおっぱいでします。
ママの体の下になる手はおっぱいの下には置けないので、
バンザイ状態にして頭の後ろまで上げましょう!
このときママのおへそと赤ちゃんのおへそをくっつけるイメージで、
向かい合うといいですよ。
ひじを曲げずに伸ばしたままにしておくと、
添い乳中にしびれたり痛くなったりしやすいので、
ひじを曲げて頭や枕の下に腕を入れる体制を取ると楽です。
ママのもう片方の手は軽くおっぱいに添えて、
赤ちゃんが飲みやすい角度に微調整してあげます。
赤ちゃんの背中や首に手を添えて支えてあげると、
赤ちゃんの体制も安定して、
安心して添い乳でおっぱいを飲んでくれますよ♪
また赤ちゃんの背中に丸めたタオルなどを当ててあげると、
体勢が崩れにくくなるので、おすすめの添い乳方法です。
赤ちゃんも首だけを横にして向けるのではなく、
体全体をママのほうに向けてあげるとより飲みやすくなります。
1、2の体制がとれたら、下側のおっぱいを赤ちゃんに飲ませます。
ある程度飲ませたら、今度は上になっている側のおっぱいを飲ませます。
赤ちゃんは移動ができないので、ママが体を傾けて、
上側のおっぱいが赤ちゃんの口に届くようにしてあげると◎
このときママの体で赤ちゃんの鼻をふさいでしまわないように、
注意するようにしましょう。
枕やクッションを上手に使って楽な姿勢をとるように工夫してくださいね。
もし難しい場合にはママが赤ちゃんの反対側に移動して、
赤ちゃんの向きも変えて、また下側のおっぱいを飲んでもらってもいいですね♪
両方のおっぱいのバランスが悪くならないように、
通常の授乳と同じように添い乳でも交互に飲ませましょう。
添い乳したらげっぷをする必要はある?
新生児の頃はまだ吐き戻しをしやすい赤ちゃんかどうかはわかりませんが、
そのまま寝てしまうと吐いてしまう可能性があるので、
添い乳が終わったら一度起こしてげっぷをさせてあげましょう。
添い乳をすると赤ちゃんも安心して寝てしまう時もありますが、
寝てしまったときには無理にげっぷをさせる必要はありません。
しかし普段の様子からげっぷをさせた方が良い赤ちゃんの場合には、
添い乳の後にゆっくり抱き起してげっぷをさせてあげると◎
おっぱいを飲んだ量によってはげっぷがでないこともあるので、
背中をトントン叩いてでなければまた優しく寝かせてあげてくださいね。
添い乳をするかどうかはママ次第
添い乳にはメリットもデメリットもあり、
お医者さんや助産師さんによって意見が異なります。
メリットやデメリットを理解したうえで、
ママ自身が添い乳を行うかどうか決めるといいですね。
夜間授乳などが続くと本当にママは大変です。
ママがストレスなく育児できるように、
さまざまな工夫を凝らして楽しみながら過ごしてくださいね♪
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