離乳食を順調に進めているひーたんですが、
先週あたりから、ついにドキドキの卵が始まりました!
卵というと、「食べ物アレルギーの原因になりやすい食べもの」として知られていますよね。
「離乳食で食べさせるのが怖い」という声も多いです。
でも、怖がっていつまでも食べさせないのも、赤ちゃんのためにはなりません。
そこで今回は、適切な時期にスタートできるように、
赤ちゃんの離乳食の「卵」について、
始める時期や進め方など、ポイントをまとめてみました!
離乳食の卵を始める時期はいつ?
各家庭のスタート時期にばらつきはあるものの、
赤ちゃんが5~6ヶ月のころに、卵を食べさせ始めたママが多いようです。
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」には、
卵(卵黄)の与える時期は、離乳食の初期である5~6ヶ月ごろと明記されています。
食べ物アレルギーの原因、と聞くと、なんだか始めるのが怖くなりますが、
国内の研究では、卵の与え始めを遅くした方が、
卵アレルギーを発症しやすくなることがわかっています。
そのため、離乳食の卵を始めるときは、勝手に遅らせたりせずに、
きちんと進め方を学んで、スタートすることが大切です。
食べさせる前に知っておくこと
もし、家族が日常的に卵を食べている場合、
空気中にアレルギーの原因となる、卵のアレルゲンが存在します。
赤ちゃんの皮膚が健康な状態だと、アレルゲンは侵入できませんが、
炎症を起こしていたりなど、バリア機能が低下していると、
なんと、皮膚からもアレルゲンが侵入するんです!
侵入して体が異物だと認識してしまうと、
始めて卵を食べたときに、食べ物アレルギーを発症しやすくなります。
そのため、なるべく生まれてすぐからスキンケアを心掛けて、
肌を清潔にし、保湿するようにしましょう。
始める前にチェックすること
離乳食で卵を始める前に、以下のことについてチェックしてみましょう。
どちらか1つでも当てはまると、食べ物アレルギーのリスクが高めです。
リスクが高めの場合は、皮膚治療などをして状態が改善してから、
米がゆや野菜などに慣れた、離乳食初期(5~6ヶ月ごろ)から、
卵をスタートするようにしましょう。
スタートするときは、かかりつけのお医者さんと相談しながら、
始めの一口の卵の量を決めるようにしてくださいね!
- アトピー性皮膚炎と診断されている
-
アトピー性皮膚炎と診断されていたり、湿疹や乾燥、
親がアレルギー体質であったりする場合は、
離乳食を入める前に、かかりつけのお医者さんに相談するようにしましょう。しかし、リスクが高いからといって、離乳食のスタートを遅らせるのは×
きちんと正しい治療を受けて、皮膚状態が改善したら、
離乳食を始めるようにしてくださいね。 - 下記の3つの項目以上に当てはまる
-
- 現在、ひじやひざの関節部分の裏側や、頬・腕・脚の外側に湿疹がある
- 過去に、関節部分・頬・腕・脚の外側に、湿疹ができたことがある
- 皮膚が乾燥したことがある
- ママやパパがアレルギー体質である
離乳食初期の卵の進め方
リスクがなかったときは、米がゆや野菜などに慣れた、
離乳食初期から卵をスタートさせるようにします。
スタートしたら、かたゆでの卵黄を1さじから始め、
1ヶ月くらいかけて、卵黄1個弱分くらいが食べれるまで増やしていきましょう。
少量ずつなら、卵黄は毎日でもOK!
食べ物アレルギーの発症リスクを低くするためには、
少量ずつあげることが大切です。
ただし、必ず新しいゆで卵を準備して、
冷凍保存したゆで卵を、翌日にあげるなどしないようにしてくださいね。
初めて卵を食べさせる方法
ここでは、初めて卵を食べさせるにあたって、
気を付けることなどをご紹介していきます。
- 少量からスタートする
-
食べ物アレルギーが出た場合、症状には個人差があります。
通常は、食べた量にアレルギーが比例するので、
初めての食材は、たくさん与えずに、少量から始めるようにしましょう。 - すぐに受診できるように、午前中・診療時間内に与える
-
もし万が一、食べ物アレルギーの症状が出たときのために、
初めての食材は、病院が開いている午前中や、
かかりつけのお医者さんの診療時間内に与えるようにします。 - 初めての食材は、1回に1種類にする
-
もし食べ物アレルギーの症状が出たときに、
初めての食材をいくつか食べていると、アレルギーの原因がわかりません。
原因となった食材を特定できるように、
1回の離乳食で与える初めての食材は、1種類にするようにしましょう。 - 赤ちゃんの機嫌が良い時にあげる
-
食べ物アレルギーの症状が出ると、元気がなくなったり、
機嫌が悪くなったりする子もいます。
普段の不機嫌な状態と区別がつきにくいため、
なるべく赤ちゃんの機嫌が良い時にあげるようにします。 - 食材は新鮮なものを選ぶ
-
消費期限が過ぎていたり、正しく保存されていなかった卵は、
使用しないようにしましょう。
消化・吸収がきちんとできずに、アレルギー症状がでることもあるので、
新鮮なものを食べさせましょう。
食べさせる時の作り方
初めて食べさせる時は、ゆで卵にします。
目玉焼きは加熱が不十分なこともあるので、卵白が食べられるようになるまでは、
ゆで卵を食べさせるようにしてくださいね。
鍋に卵と、卵がかぶるくらいの水を入れて、火にかけます。
沸騰してから20分ほどゆでて、固ゆでにしましょう。
しっかりと加熱することで、よりアレルゲンを抑えることができます。
卵がゆであがったら、冷水をかけて殻をむきます。
殻をむいた卵を半分に割って、卵黄を取り出します。
卵黄の中央部分から、耳かき1さじか、離乳食スプーン1さじぐらいの、
少量の卵黄をすくって取り出します。
取り出した卵黄は、裏ごしして滑らかにしましょう。
卵黄はボソボソとしていて食べにくいので、
食べなれたお粥に混ぜたり、少量のだし汁やお湯に混ぜて、
食べやすい状態にして食べさせるのがおすすめです。
その際は、食べきれるお粥の量にしましょう。
食べさせた後は様子をチェックしよう
- 食べても体調に変化がない時は…
-
始めの一口はクリア!
少しずつ量を増やしてあげていきましょう。 - 以下の症状が現れたときは、早めの受診を!
-
- 顔や体全体が赤くなった
- 顔や体全体に発疹やじんましんが出た
- 元気がなくなったり、機嫌が悪くなった
- くしゃみや咳が続く
- 嘔吐や下痢を繰り返す
他にも、普段と違う様子が見られたときは、受診するようにしましょう!
正しい始め方を知った上で卵を食べさせよう
初めは私も、買った離乳食の本を見ていて、
メニューに卵があったときはドキッとしましたが、
きちんと進めることで、問題なくひーたんに食べさせることができました。
今も少しずつ量を増やしながら、卵にチャレンジしている途中です♪
赤ちゃんのために、ママやパパができることは、
正しい始め方を知り、適切な時期に卵をスタートすることです。
また、もしアレルギー症状が出た場合の対応なども、
夫婦できちんと話し合っておくと安心ですよ!
卵はアレルギーの心配がありますが、タンパク質をはじめ、
さまざまな栄養素がバランスよく含まれています。
赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素なので、
少しずつ慣れさせながら、進めていくようにしてくださいね!
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