こどもの運動神経を左右するコーディネーション能力って?

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『近年こどもの運動神経が全体的に低下している・・・』


という話を聞いたことありませんか? 
私もニュースで知りました。

昔に比べると遊び場所の減少や、
ゲーム・スマホの普及が要因しているんだとか・・・。
(わざわざ公園で身体を動かさずにゲームをしている子供を見かけます)

しかしながら、運動神経って特に小学校では大事だと私は思っていて、
スポーツ万能な子はとにかくモテる!!(笑)だけでなく、スポーツを通して
お友達とのつながりや絆を築いていくことは大切だと思います。

運動神経を高めるうえでまず必要なことは、
「コーディネーション能力」なんだとか。

聞いたことありますか?
私は初耳でした。

体幹もそうですが、このコーディネーション能力が
先々のこどもの運動神経を左右する!?
能力を高める適齢期・ゴールデンエイジって!?

今回は、そんなコーディネーション能力のお話です。

目次

コーディネーション能力ってどんなもの?

コーディネーション能力って、そもそもなんなの?
横文字に抵抗がある私です(;^_^A

シンプルにいうとコーディネーション能力とは、
自身の身体を適切に動かす能力のことを指します。
このコーディネーション能力は7つの能力に分類されます。

①リズム能力動くタイミングをうまくつかむ能力
音に合わせて動くなどリズム感の良さに関係する。
②バランス能力バランスを保ち、体制が崩れても素早く立て直す能力
こけそうになった時も身体の位置関係を判断し反応する。
③変換能力状況変化に合わせ、素早く動きを切り替える能力
対抗者に対応し自分の動作を変える場面で発揮される。
④反応能力合図に素早く反応し対応する能力
スタートダッシュなどの反応の速さに関係する。
⑤連結能力身体全体をスムーズに動かす能力
身体を動かすとき力の発揮加減・バランスを調整する働き。
⑥定位能力物体の位置と自分の位置を把握する能力
人と物などの距離感を把握する働き。
⑦識別能力手足・道具などをうまく操作する能力。
ボールを見ながら蹴るなど視覚と身体をつなげる働きや、
ある動作をしながらほかの動作をするなど複雑な動きを正確に行う能力。

要するに「運動神経の良いひと」は、脳から身体を動かす筋肉への
伝達信号がとてもスムーズで上手に身体を動かせる人ということ!

このコーディネーション能力を鍛えることにより運動神経がよくなることが
期待できます。

7つの能力のトレーニング例

運動能力を引き上げるために、このコーディネーション能力の必要性
仕組みはわかったけれど、具体的にどんなことをすれば??

大事な7つの能力を上げるためのトレーニング方法がこちらです。

「リズム」を高めるトレーニング

「リズム」を高めるトレーニング例
→目や耳で得た情報をタイミングを見計らって動く能力を高めます。


・縄跳び
・ミニハードル
・片足けんけん

「バランス」を高めるトレーニング

「バランス」を高めるトレーニング例
→不安定な体勢を作り、その体制を維持したり不安定な姿勢で動作を行うことで
能力を向上させるトレーニング

・片足縄跳び
・片足ジャンプ
・片足立ちで10秒キープ

「変換」のトレーニング

「変換」のトレーニング例
→変化する状況の中で筋肉の使い方を素早く変えたり、関節の動かし方を変えたりする
ことで動作の切り替え・調整する能力を高めるトレーニング

・スピードの変化をつけたダッシュ
・大きさ、重さの違うボールをターゲットに向けて投げる

「反応」のトレーニング

「反応」のトレーニング例
→目で見た・耳で聞いた・触れたなどを合図として反応し、
適切な動作を行うためのトレーニング。

・後だしじゃんけん
・掛け声や動作で素早く動く

「連結」のトレーニング

「連結」のトレーニング例
→複数の部位を同時に動かし、動作を行うときに無駄なく滑らかに筋肉・関節を
連動させて動かす能力を高めるトレーニング

・走りながら腕を回す
・スキップしながら手を前後左右に叩く

「定位」のトレーニング

「定位」のトレーニング例
→空間の中にある自分の位置を正確に把握する能力を高めるトレーニング

・キャッチボール
・回転しながらのジャンプ

「識別」のトレーニング

「識別」のトレーニング例
→上記の6つの能力を使い、道具を上手に使う・無駄なく動作を行う能力を
身につけるトレーニング。

・障害物競走でタイムを競うなど。

トレーニングとはいえ、普段の遊びの中で取り入れやすそう♪
遊びながら鍛えられるのは利点が高い!
小学校の体育の授業内容にもありそうなものばかりですよね。

さてこのトレーニングを実施するための適齢時期はどうでしょうか?

能力を引きあげる適齢期!

コーディネーション能力は幼少期に向上するもの。
このコーディネーション能力をはじめとする神経系の能力が発達する時期を
一般的に「ゴールデンエイジ」と呼び、このタイミングのトレーニングが
将来の運動能力を左右するとまで言われています。

簡単にいうとゴールデンエイジとは応用力を磨くことが出来る時期を指し
運動神経の向上・スポーツが上達するための大切な時期なのです。

ゴールデンエイジ・運動能力向上の適齢期は3つに分かれています。

①プレゴールデンエイジ 3歳~8歳

運動の基礎となる様々な動作を経験し基本的な運動動作を身につけておくべき時期
この時期に様々な遊び・スポーツを経験させることが非常に効果的。

②ゴールデンエイジ 9歳~11歳

自分が思うように体を動かせるようになる時期
プレゴールデンエイジの時期に基本的な動作を身につけると、
動きを見ただけですぐ理解・実行できるなど技術を習得できるようになります。
今までできなかったことが急に出来るようになったり、
技術。センスが大きく成長する時期

③ポストゴールデンエイジ 12歳~14歳

約8割の運動神経系統は形成されている時期
運動神経の成長が止まることで短期間での成長が難しくなるので、
技術レベルを維持しながら動作の質を高めるトレーニングが重要になる。

このゴールデンエイジの時期の取り組み次第でこどもの運動神経が
大きく変わるということですね。

一生に一度しかない時期。
近年の身体を動かして遊ぶ機会が減っている今、
まず親の私たちが知識をもって取り組ますことも大切なのかもしれません。

まとめ

こどもの運動神経って外遊びが減っている今、
親としてはとてもに気になります。
(特に男の子ママとしては・・・)

運動神経を左右するコーディネーション能力

はじめて耳にした言葉でしたが、7つの能力から構成される
身体を適切に動かす能力を指します。
文章にすると何だか重く感じますが、
脳から筋肉を動かす伝達信号をスムーズにする能力なのです。

とはいえ、具体的なトレーニング内容は体育の授業で
経験したことがあるようなことが多く
普段の遊びの中で取り入れることが出来そうなものばかりです。

重ねて、このトレーニングを実施する有効的な時期も存在します。
「ゴールデンエイジ」といわれる運動能力向上の適齢期!
3歳から14歳までの身体が大きく成長する時期に、
適切なトレーニングの実施により運動神経の向上が見込めます。

このゴールデンエイジの時期の取り組み次第でこどもの運動神経が
大きく変わるということですね。

一生に一度しかない時期。
近年の身体を動かして遊ぶ機会が減っている今、
親の私たちが知識をもって取り組ますことも大切なのかもしれません。
ひとつ参考になれば幸いです。
将来スポーツに関わらせたいと考えるママさん、ひとつ参考に!

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