私はひーたんを寝かしつけるときに、最近添い乳が多かったりします。
横になりながら授乳できるのでとっても楽ですし、
寝た後に移動することなく、そのまま寝かせることができます。
よく「添い乳はクセになるからやめたほうがいい」という話も聞きますが、
でも添い乳って楽なんですよね~!
赤ちゃんにとっても心地よいので、できれば添い乳したい!というママも多いと思います。
今回はそんな「添い乳」について、添い乳のメリットやデメリットを中心に、
中耳炎や虫歯との関係性もご紹介したいと思います!
添い乳がクセになるってほんと?
添い乳とは、ママと赤ちゃんが横になったまま、
体を向かい合わせにして授乳する授乳方法のひとつです。
私が添い乳を知ったのは、産後1ヶ月ころ。
夜間の授乳で寝不足が続き、どうしても横になったまま授乳したい!と思い、
ネットで検索したところ、この授乳方法を知りました。
しかし、産後のママに向けていろいろと教えてくれる病院などでは、
紹介されないことが多いですよね。
現に私も自分で調べるまでは知りませんでした。
これは、添い乳が病院ではあまりすすめられない授乳方法だということです。
確かに、寝かしつけに添い乳をするとクセになりやすく、
添い乳をすることが多かったというママたちの意見では、
おっぱい以外でなかなか寝付けなくなったり、断乳や卒乳がうまくいかなくなった、
ということもあげられています。
そんな添い乳ですが、ママにとってとても楽な姿勢なのは間違いありません。
日中のお世話や夜泣きなどで疲れているママは、
「楽な姿勢で授乳したい」「夜中に起き上がって授乳したくない」という考えて、
添い乳するママが多いのもとてもよくわかります。
添い乳のメリットとデメリットをしっかりと理解して、
どちらを選択するかを決めるようにしましょう!
添い乳のデメリットとは
はじめに添い乳のデメリットをご紹介します。
クセになりやすい以外に、どんなデメリットがあるのでしょうか?
- 中耳炎
-
添い乳をする赤ちゃんの体制は、
横向けや仰向けの状態でおっぱいを飲むことになります。この体制は、耳菅におっぱいが流れ込むことで、
中耳炎を引き起こす可能性があります。
また、赤ちゃんがおっぱいから口を離した隙に、
あふれたおっぱいが耳の中に入り込んでしまうことがあるので注意が必要です。 - 虫歯
-
歯が生え始めて離乳食が始まると、口の中に食べ物のかすが残りやすくなります。
歯磨きのケアをしっかりするようにしましょう。しかし、添い乳をしていると歯磨き前に眠ってしまうことが多いので注意しましょう。
その状態でおっぱいを飲んでいると、虫歯菌が繁殖しやすい環境になり、
虫歯になるリスクが高くなってしまいます。他に、日中何度も添い乳していると、だらだら授乳する習慣がつきやすくなったり、
離乳食のメリハリもつきにくくなったりします。
その結果、虫歯になる確率も高くしてしまうので、
少しずつでかまいませんので、生活リズムを整える生活を心がけるようにしましょう。 - 窒息
-
添い乳で注意したいことに窒息があります。
添い乳中にママが眠ってしまい、赤ちゃんの上に覆いかぶさる姿勢になってしまったり、
布団を顔にかけてしまったりすることで、窒息する危険性があります。どうしても眠たい中の添い乳は、窒息を引き起こす可能性があるので、
添い乳をする際は気をつけるようにしましょう。以前ご紹介しました、「乳幼児突然死症候群(SIDS)」にも、
添い乳の窒息死が含まれているので注意するようにしましょう。乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防するために|4つのポイントをご紹介 赤ちゃんがかかる病気はいろいろありますが、中には、命を落とす可能性がある危険な病気があります。「乳幼児突然死症候群」という言葉を、聞いたことがある方も多いと… - おっぱいのトラブル
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これは添い乳に限ったことではありませんが、
赤ちゃんが飲むおっぱいの角度が変わりづらいことで、同じところを吸われることになり、
乳腺全体をまんべんなく刺激することができないため、乳腺炎になりやすいと言われています。また、添い乳は寝っ転がっている状態で行うため、
起きている時よりもしっかりと深く咥えることが難しくなります。
そのため赤ちゃんは座って授乳している時よりも吸いづらく、
浅く咥えてしまい、おっぱいのトラブルになることも。
ママも赤ちゃんも温もりを感じられるスキンシップ
添い乳のメリットは、なんといっても赤ちゃんもママも楽なところ!
ママは夜間の授乳で疲れていたり、腱鞘炎で痛かったりしても、
横になりながら授乳することができますし、
赤ちゃんもおっぱいを吸って安心しながら、そのままの体制で寝ることができます。
楽に寝ることができたり、布団に移動したりする必要もないので、
ママの温もりを赤ちゃんがいっぱい感じることができますよ♪
- 赤ちゃんとママのスキンシップがとれる
- 夜間の授乳が楽になる
- 楽な体制でからだを休めることができる
- 添い乳の後そのまま寝かしつけることができる
とはいえデメリットを考えると、「添い乳をするのは不安」と悩むママも多いと思います。
そんな時は、睡眠不足になったときや体に負担がかかったときなど、
少し休むという意味で添い乳を行うのがおすすめです。
添い乳の正しいやり方
添い乳をしたままだと、ゲップをせずに寝てしまいますが、
おならがしっかりと出ているのであれば問題ありません。
心配なときはきちんと起こしてゲップをさせてあげたり、
喉につまらないように、横向きにして赤ちゃんを寝せてあげるようにしましょう。
また、赤ちゃんの背中に丸めたタオルなどを置くと、
姿勢を楽にキープしたまま添い乳をすることができますよ♪
- ママは片側のおっぱいを出したら、出した側の腕を上にあげる。
- 赤ちゃんの頭の下にタオルなどを敷いて、高さを調節する。
- ママと赤ちゃんの体を向かい合わせにする。
はじめはママも赤ちゃんも少し難しい添い乳ですが、
慣れてくるととても楽に授乳できるので、チャレンジしてみてくださいね!
添い乳について理解して選択しよう!
さまざまな危険性やデメリットがある添い乳ですが、
疲れているママにとっては、横になっておっぱいをあげられるのは、
最大のメリットということができます。
眠くなったら赤ちゃんに重ならないように距離を取ったり、
赤ちゃんの顔の周りに、枕やぬいぐるみなどは置かないようにしましょう。
気になるときは、赤ちゃんに添い乳のあともゲップをさせるといいですよ♪
危険性やデメリットをよく理解して行うのであれば、何も問題ありませんので、
添い乳をする際は、ママもしっかりと対策するようにしましょう!
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