虐待に関するニュース、よくききますよね。
関連して こどもの躾に関する新たな法律ができるとか、できないとか。
親としては、こどもの躾・叱り方には特に敏感になりますよね。
私の母は、ザ・昭和!な人で躾として怒るときは、まぁガッツリ怒鳴られたものです。
自分が親になって初めて、叱る意味をやっと実感できるようになったわけですが
ただ、たとえ感情的になってしまっても体罰はやっぱり良くないですよね。
私も記憶をたどると、叱られた記憶・体罰で躾を受けた経験がありますが、
肝心かなめの『なんで叱られたのか』がすっかり忘れ去られています。
私の記憶には怒られた恐怖感と傷みしか残っていない。
これじゃあだめですよね。
いざ自分がこどもを教育する立場になって、この難しさを日々痛感します。
『どうして叱るのか?』
『どうして叱られたのか?』
母の考えと、こどもの受け取り方は違います。
一冊の本と出会って、【こどもの心に効く叱り方】があることを知り
自分の叱り方が間違っていたことに気付きました。
今回はこどもの叱り方についてのお話です。
こういう叱り方は絶対ダメ! 叱ると怒るを混同するパターン
ちなみに叱るときってどんなときに皆さん叱りますか?
私はケガをする恐れがあるときや、
他人に危害がおよぶ恐れがあるとき(主にハルジ君が被害者)などに叱ります。
ほんの些細な一言で子供を傷つけてしまうこともあれば、
間違った叱り方でこどもにストレスを与えてしまうこともあるとか。
そう聞くと、慎重になるけれど叱らないわけにもいかない・・・。
でも間違った叱り方って、よく考えてみると叱るというより怒ってませんか?
だめだけれど振り返ると私にも多く当てはまります。
日常的なしつけの中でも子供に悪影響を与える叱り方の代表格が3つありました。
【強制的な叱り方】-×-
〇〇しないと、おやつあげないよ!
早く謝りなさい!ごめんなさいは?
言うこと聞かないとご飯抜き!
強制的な叱り方=行動を封じる叱り方
力任せに子供の行動を封じる叱り方をすることでストレスになり、
親がいないところで反動が出る可能性、親以外に攻撃的になる可能性が・・・
強制的な叱り方で、その場で注意したことを正せても根本的な解決にならない
ことが多くあるそうです。
【親の都合で怒る】-×-
今忙しいから邪魔しないで
そんなの後でいいから早くして
これは本当に叱るというより、ただ怒っているだけですよね。
ただし私も夕方のバタバタの時間帯などに今、いそがしいの!と
冷たくあしらってしまうことが・・・
こういった対応をしているとこどもは、自分は嫌われていると思い込むこともあり
愛情不足になることが懸念されるそうです。
【こどもの言い分を無視する】-×-
黙って言うこと聞きなさい!
こどもも何か誤った行動をしたとしても理由があります。
この子供の言い分をきちんと聞かずに叱ってしまうと、
親に対して誤魔化すようにったり、感情を隠すようになることもあります。
文章にしてみると、そんなの当たり前じゃん!なんて思いますけど
日常生活に当てはめてみるとなかなかこの間違った叱り方をしてしまってる!
(気のせいでしょうか?昭和の叱り方に多く当てはまる気が・・・)
確かに叱るというよりは怒るといったところ。
自分の都合や、強制的、権力行使!
こどもへの尊重や配慮が全くないですね。
これでは子供はただ怒られたことへの感情しか働きません。
かえって逆効果ですよね。
じゃあ、こどもの成長に効果的な叱り方ってどんなものでしょうか?
こどもの成長のために!心に響く叱り方
『叱る』の大前提は、親からの一方的なメッセージではなく親子のコミュニケーション
でなければならないといいます。
叱る意味を伝えるためには、親が冷静になりこどもの気持ちに向き合う必要があります。
とはいえ、つい感情的になってしまう。
ぐずぐずしたり、準備が遅かったり、お願い事が出来ていなかったり・・・
こどもに対してイラつくことは日常的ですが、感情任せに怒っていると
こどもは「怒られた」事実しか覚えられず、注意された内容を意識することが出来なくなってしまう。(あれ?デジャヴ?)
なぜ注意されたのか、叱られたのかこどもの心に響く具体的な叱り方はどういったものでしょうか?
【叱る理由を話す】-◎-
子供はなぜ叱られているのかわからないのが当たり前。
なぜなのか? を説明してあげましょう
【目を見て叱る】-◎-
ながら叱りをしていませんか?
食器を洗いながら「早く片付けてー!」なんてことないですか?
叱るときは親の真剣さを表現することも大事です。
手を止めて、目を見て叱ることで子供の理解力も変わります。
【質問をしてみる】-◎-
なぜ叱られたのか?
理由を自分で探せるように誘導してあげるのも叱り方の一つ。
「どうしたらいいと思う?」
こども自身が疑問に思い、叱られている意味や目的を理解することに繋がっていきます。
この3つの方法からも、こどもを尊重していることがわかりますよね。
確かに『子供だから』と何でも決めつけがちですが、物事を理解させる、
社会ルールを学ばせる、叱る理由は明確なのに『子供だから』という決めつけは必要ないですよね。
立派に成長してもらうためのしつけ。
成長に大事な時期の言葉がけや叱り方って心の成長にとっても重要になってきますよね。
ただ、親も人間です。
わかってはいても自分の感情を抑えられずに、感情的に叱ってしまうこともありますよね。
前述から、感情的に怒ることで心の傷を作ってしまったり、自主性を失われたり・・・
つい、感情的に起こってしまったときはどうしたらいいの?
叱る理由をこどもに理解させるように、親がつい感情的に怒鳴ってしまったときには
フォローをいれることで子供も親の状況を理解できる!?
そんなSOSなママのための フォローの入れ方もあります。
感情的に叱ってしまったときのフォローの言葉でママの心もフォローしよう!
ダメだとわかってはいても、その時の体調だったり状況だったり
さまざまなものが要因して大爆発!なんてこともありますよね?
長々と説教してしまったり、大声で怒鳴ってしまったり・・・
こどもからすると、こういう親の高圧的な叱り(怒り)が自己肯定感を下げる原因に
なるんですよね。
でも、どうにも止めることが出来なかった感情的な叱りもフォローを入れることで
お互いの気持ちに整理をつけることが出来るのです。
強く叱ってしまったことを後悔するより、どうして今感情的に叱ってしまったのか、
こどもにしっかりと伝えるべきなのです。
強く叱りを受けたことでこどもは『ママに嫌われちゃったかな?』こんな風に思うかも
しれません。理由がどうであれ、大切なことはあくまでママはこどもの成長のために
叱っているということ。
怒鳴って感情的になってしまった!
一旦落ち着いて、深呼吸。
子供の目を見てボディタッチをしながら、
どうして感情的になってしまったのかしっかり説明します。
そして感情的になってしまったことは謝ります。
こどもも私も一個人としてお互いを尊重しあうこと。
『子供なんだから仕方ない』なんてことはありません。
非を詫びた上で、ママが注意したかったことを再度伝えます。
まだ2歳のハルイチ君が理解してるかどうかは正直わかりませんが、
感情的に怒ってしまった時の表情は怯えているように見えます。
そのあと、しっかりフォローをいれて説明します。
まだ会話が成立していない子供相手の場合でも、
表情から怖い・悲しい・不安などの感情は読み取れます。
フォローを入れたことで負の感情はなくなっているように見えました。
時に感情的になっても相手がまだ幼児であっても、
どうしてなのか?しっかりと理由を伝えることは大切なんだと実感します。
そして自分の親の教育があくまで正解とは限らないとも思います。
まとめ
怒ることは自分が不愉快に感じたり気分を害したことで感情的に、自己中心的に怒ること。
叱ることは相手を思って注意をすること。
怒ることと叱ることの違いに躾をする局面に立って気付いた方も多いのではないでしょうか?
それでも、まだまだ怒ることが叱ることだと思っている方も少なくありません。
相手が子供だからと決めつけて親の都合で注意したり、強制的なことはこどもの心の成長には悪影響です。
社会に出て上司にガミガミ注意を受けたとき、不条理だと感じたり、なんで怒られたのかよくわからない・・・。
こんな風に感じたことってありませんか?
きっと子供も同じ状況です。
まだ社会のルールもよくわからない子供たちに理由や意味を伝えて叱ることが大事なんだと気づかされました。
私も、怒る=叱ることだと思っていたので、相手のことを思いやった叱りが出来るように努力しなければなりません。
万が一、感情的に怒ってしまったときには、しっかりとフォローをして子供にも感情的になってしまった経緯を説明することで心の成長を壊さずに済みます。
いくら子供でも、理由のわからないことに理解も納得も出来ませんよね。
子供が1歳、2歳ということは、ママもママ歴1歳、2歳なんですよね。
子供だから! は我が家のNGワードにしたいと思います。
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