母乳育児で悩む方に|母乳で育てるポイントや成功させるためには

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赤ちゃんに授乳する方法として、
母乳で育てたい、と考えているママさんは多いのではないでしょうか。
しかし、実際に母乳育児をしてみると大変なことや悩みが多く、
始めたものの、「やめたい」という声も多くみられます。

今回はそんな母乳育児を頑張りたい!と考えているママさんに向けて、
ポイントや成功させるためにどうしたらいいのか、
完全母乳で育てている私の体験などを交えながら、まとめてみました!

目次

もう母乳育児で悩まない!まずは母乳の作られ方を知ろう!

赤ちゃんは生まれたときからおっぱいを飲む力があります。
私は出産してすぐにおっぱいを求める赤ちゃんにびっくりしたと同時に、
一生懸命吸う姿にとても愛しい気持ちになり、母乳育児をしようと思いました!

母乳での授乳は赤ちゃんにとって、
ママの肌に触れ合うことができるので、とても安心するものです。
また母乳には、初乳と言われる最初の頃にでる母乳に免疫が含まれていたりと、
良い点がたくさんあります。

しかし、良いことも多い母乳育児ですが、反面で悩みの声も多くみられます。
はじめに母乳の作られる仕組みや、
どうして途中で辞めたいと思う方が多いのかをご紹介します。

  • 以前ご紹介したように、授乳方法は現在大きく3つに分かれており、
    それぞれにメリットとデメリットがあります。
    母乳についてのメリットについてはこちらをご参照ください!

母乳はどうやって作られるのか

はじめに、母乳は赤ちゃんに吸われることで作られます。
これにはホルモンが関係しているのですが、
妊娠したときには母乳はそこまででませんよね。
出産すると、体のホルモンが劇的に変化し、母乳を生成するようになります。

赤ちゃんに母乳を与えるようになっても、最初のころは乳腺だけではなく、
母乳の出る入管も開通しておらず、あまり母乳がでないため、
授乳時間が長くなったり、赤ちゃんがうまく飲めずぐずったり、
授乳の間隔も頻回になることがほとんどです。

しかし、母乳は赤ちゃんが吸うことで乳腺が刺激され、
少しずつ生成されるようになります。
そのため、母乳育児が波に乗るのは約3ヶ月頃からと言われています。

母乳育児で頑張りたいときは、すぐに母乳がでないと思うのではなく、
赤ちゃんの体重の変化も見つつ、まずは母乳をしっかりとあげるようにしましょう。

なぜ母乳育児を途中で辞めたいと思うママが多いのか

母乳育児を辞めたい、と思うママが多いことには、
母乳育児のデメリットが関係しています。

乳頭の傷や痛み

母乳育児で初めにつまづくのは、「乳頭の傷や痛み」でしょう。
これは、母乳をあげることに慣れていないママの間違った姿勢での授乳や、
赤ちゃんもうまく吸うことができないため、傷ができ、痛みが発生します。

この痛みが、もう、とっても痛い!!泣
毎回の授乳が億劫になるほどの痛みなので、
痛みのせいで、「すごく痛いし、母乳育児を辞めたい」と考えるママが多いです。
実は、正しい姿勢でおっぱいを吸わせることで、ある程度痛みは緩和します。
この痛みは授乳を始めてから、約1ヶ月頃にはなくなります。

夜間授乳

母乳育児は、ママしかおっぱいを赤ちゃんにあげることができないため、
赤ちゃんがおっぱいを欲しくて泣いたときに、誰かに代わってもらうことができません。

はじめは、夜間の授乳がとても辛いです。
母乳は消化が良いため、授乳して赤ちゃんが寝ても、
またすぐに次の授乳のために起こされます。
どんなに大変でも、誰かに代わって授乳してもらうことができないので、
産後、ママは寝不足になり、気持ちも憂鬱になってしまい、
そのため、「こんなに大変だったら辞めたい」と思ってしまうのです。

成功させるためには!3つの大きなポイント

正直、はじめは母乳育児は大変だと言えるでしょう。
それは、ママも赤ちゃんも初めてのことだらけで、
母乳育児がなかなか波に乗らないことで起きます。

では、母乳育児を成功させるためには何が大切なのでしょうか。
そのポイントを姿勢・間隔・食事の3つについてご説明します!

安定した正しい授乳姿勢をとる

授乳するときの姿勢はとても大事です。
姿勢ひとつで、乳頭などママへの負担がぐっと変わりますよ。

ママは、肩・腰・腕などに負担がかかっていないか確認しましょう。
また、赤ちゃんの体がぐらついたり、捻ったりせずに、
しっかりとママと向き合って授乳できているかもポイントです。

  1. 背筋を伸ばします。
    うまく伸ばせないときは、背中にクッションをはさみましょう。
  2. そのままの姿勢で膝の上に授乳クッションなどを置き、赤ちゃんをのせます。
  3. しっかりと赤ちゃんを抱き、顔を見ながら授乳します。

授乳間隔は3~4時間おきに

母乳は消化が良いため、授乳間隔は3~4時間おきにしましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんは満腹中枢が発達していないため、
飲み疲れたりして眠ってしまうことがほとんどです。

赤ちゃんがおっぱいを求めたときはもちろん、
寝ていて3時間ほど経っても起きない場合でも、
起こして飲むのであれば、なるべく飲ますようにしましょう。
こうした3時間おきの授乳は、夜間も挟むため大変かと思いますが、
こうすることで赤ちゃんの中に生活リズムがつきやすくなります!
また、赤ちゃんが飲むときは途中で辞めずに、
飲むだけおっぱいを与えるようにしましょう。

ママは食べ物に気をつけよう

授乳中はママの食べ物も重要です。
マタニティのときはへその緒から赤ちゃんに栄養を送っていましたが、
母乳育児では、ママの食べたものが母乳に影響します。

アルコールはもちろんのことですが、
なるべくカフェインも取りすぎないように注意しましょう。
カフェインの取りすぎで赤ちゃんの寝つきが悪くなったりする場合もあります。

赤ちゃんにしっかりと栄養を与えるためにも、
「まごわやさしい」と言われる食材を積極的にとるようにしましょう!

  •  …豆|大豆やあずきなどの豆類
  •  …ゴマ|ゴマ、ナッツ、クルミ、アーモンド
  •  …わかめ|わかめや昆布、海苔などの海藻類
  •  …野菜|野菜・根菜
  •  …魚|(特に小型の青魚)
  •  …椎茸|椎茸、しめじなどのキノコ類
  •  …いも|里芋、さつまいもなどのいも類

母乳育児を助けるアイテムをご紹介!

母乳育児を初めてからや、少しずつ波に乗ってきたというところで、
乳頭の痛みや、夜間授乳、または授乳の姿勢がうまくとれない、など、
様々な悩みがでてくるのではないでしょうか。

そんな、母乳育児を頑張りたいけど大変…、と感じるママに、
母乳育児を助けるおすすめのアイテムをご紹介します!

乳頭保護クリーム…乳頭の傷や痛みを緩和

母乳育児を続けていく中で、「辞めたい」と思う1番の理由は、
ずばり、乳頭の傷や痛みではないでしょうか。
乳頭の痛みは、約1ヶ月ほど続くことがほとんどです。
そんな時は、「乳頭保護クリーム」がとても便利ですよ!

塗るだけでよくなるの?と思う方も多いと思いますが、
もちろんすぐにはよくなりません。
授乳後に塗ることで、乳頭にできた傷の痛みが軽減されますし、
乳頭の傷の治りも促進してくれます。
おすすめは、授乳前に拭き取る必要がない乳頭クリームだと、
クリームを塗ってから、またすぐに授乳になっても楽ですよ!

調光できる授乳ライト…赤ちゃんの生活リズムを作る

夜間の授乳の際に、電気をつけて授乳をすると、
一緒に寝ているパパなどが眩しくて起きてしまったり、
更には、赤ちゃんの昼夜のリズムもつきにくくなってしまいます。
(ちなみに私は小さい電気にして夜間つけ続けていますが、電気代が…)

調光できる授乳ライトは、夜間の授乳の強い味方です!
赤ちゃんが起きて授乳、となった場合、明るさを調節することができるので、
赤ちゃんやパパも眩しくなく、優しい明るさの中で授乳することができます。

授乳クッション…正しい姿勢での授乳

前述したように、母乳育児でのポイントに「授乳の姿勢」があります。
マクラやクッションで代用できる、と思われる方も多いと思いますが、
授乳クッションは自然と正しい姿勢にしてくれます!

授乳は卒乳するまで何千回と行うものです。
授乳クッションはママへの負担が少なく、赤ちゃんも飲みやすい体制が自然と作れます!
吐き戻しなどで汚れやすいので、カバーが洗えるものや、
授乳クッションとして使用したあとは、お座りクッションなどとして、
長く使えるものがおすすめですよ♪

乳頭保護器…乳頭を休ませてより良い授乳を

乳頭保護クリームを使っても、どうしても乳頭の傷や痛みが我慢できない、という方。
その場合は、「乳頭保護器」を使用してみてください。

乳輪から乳頭までを優しくシリコン部分が包み込んでくれるので、
赤ちゃんも吸いやすく、ママも痛みを気にすることなく授乳できます。
授乳の際の乳頭の痛みは、すぐには慣れないので、
乳頭保護器を1日の授乳の中の数回使用するだけでも、
乳頭の痛みを休ませることができ、その間にケアすることができますよ!

母乳育児は赤ちゃんとの最高のスキンシップ

母乳育児を頑張ろう!と思っていても、
中々うまくいかないことが多くて辞めたいと思うこともあります。
難しいときは、ミルク育児にしたり混合育児にするという方法もあると考えながら、
ママの負担にならないように、無理せずに母乳育児を続けてみましょう。

授乳している時間は、お互いに触れ合うことができるとても幸せな時間です。
でも、いつかは卒乳がやってきます。
しっかりと赤ちゃんの顔や様子をみながら、授乳してみてください。
大変なときも少しだけ、と思いながら、
ぜひ赤ちゃんとの授乳時間を大切にしてくださいね!

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