こどもが欲しいな、と思ったときに始めるのが「妊活」です。
とはいえ、妊活を初めてすぐに妊娠したという方は少ないのではないでしょうか?
本に書いてある妊活の方法を試したりしたものの中々妊娠せず、
妊活の期間が長くなって不安になってしまうこともあります。
妊娠しやすい人とはどんな人なんだろう?と思ったりしますが、
そもそも、妊娠しやすい人と妊娠しにくい人にはどんな違いがあるのでしょうか?
そこで今回は「妊娠しやすい人」になるために、
どんな人が妊娠しやすいのかや、大切な生活習慣をご紹介します!
「妊娠しやすい人」ってどんな人?
女性が妊娠するときに大切なことは2つあります。
- 排卵が定期的に行われていること
- 子宮内膜が受精卵が着床しやすいように厚くなること
上記からいえることは、妊娠しやすい人とは、
定期的に生理がきて、月経がきちんと起こる体を備えている、
という当たり前のようなことと言えます。
この当たり前のようなことが、近年は大変難しくなっていて、
不妊の若い方も多かったりしています。
原因には様々なものがありますが、
食生活の乱れや社会へのストレスなどが体に影響していることも少なくありません。
もし1年以上継続的に妊活していても妊娠しないのであれば、
妊娠しにくい人=不妊の可能性があります。
不妊かな?と感じたときには、
まずはご紹介する項目にあてはまるか自己チェックしてみてくださいね。
月経の周期は短い?長い?
妊娠しやすい人は月経の周期が安定していることがほとんどです。
- 月経の間隔が長い(39日以上)
- ほとんどこない(90日以上空く)
- 極端に短い(24日以内)
上記のように生理周期が極端に短かったり長かったりすると、
妊娠しにくかったりします。
月経周期が長いと排卵が起こっていない場合もあり、
それを長期的に放置しておくとさらに不妊になる可能性もあります。
月経の量や期間の異常がある
「私月経不順だから~」という言葉を友人から聞いたことがありますが、
ひとことで月経不順といっても様々な状態があります。
- 期間が長い(8日間以上)
- 月経の量が極端に多い
- 子宮筋腫などの病気を発症している
逆に月経の量が極端に少なかったり、期間が短かったり(2日以内など)という場合には、
月経があっても排卵していなかったり、子宮内部に癒着があったりすることもあります。
どちらの場合でも不妊症になるリスクが高いと考えられています。
月経に関連した症状の異常がある
月経のときの痛みが冷や汗をかいたり立ち上がれなかったりととても強かったり、
月経時にお腹を下してしまったり、性交時に痛みを感じたりなど、
気になる症状があるときには、子宮内膜症を疑いましょう。
子宮内膜症といって妊娠ができないわけではないですが、
妊娠しやすい人と比べると確率が下がってしまうので、
婦人科や産婦人科で診察を受けることをおすすめします。
感染症にかかったことがある
- クラミジアや淋病などの性感染症に感染
- 腹部の手術後に腹膜炎・腸閉塞などを起こした
上記のような症状が起こったことがある人は、
卵管が原因の不妊症を引き起こすリスクが高いと言われれています。
年齢が高くなっている
よく言われるのが妊娠するときの年齢ですよね。
「若いから産んだほうがいいよー」なんて言われて、
大きなお世話!と思ったりもしますよね。笑
実は妊娠のしやすさは年齢によって大きく変わります。
年齢 | 不妊の頻度 |
---|---|
25~29歳 | 8.9% |
30~34歳 | 14.6% |
35~39歳 | 21.9% |
40~44歳 | 28.9% |
個人差はもちろんありますが、若いほど妊娠しやすくて、
年齢が高くなるにつれて妊娠しにくくなります。
焦ってしまうとそれがまたストレスになってしまうので、
将来子供が欲しいと考えているのであれば、
早めに旦那さんとお話しすることも大切です。
妊娠しやすい人になるためにできる生活習慣
ここまで記事を書いている私も、
実はというと「妊娠しにくい人」でした。
あまり妊活を意識したことはありませんが、
それでもこどもが欲しいと思ってから1年弱ほどかかり、
親戚からこどもについて言われたこともありました。
デリケートなことだから、できる限り周りには言われたくないですし、
「妊娠しやすい人」になりたい!と思いますよね。
そんなときにできる大切な生活習慣をまとめてみました!
ストレスをためない
ストレスが溜まると、ホルモンバランスや月経周期が乱れて、
妊娠しにくい人になってしまったりします。
ホルモンバランスが崩れることで、
排卵機能が低下してしまったり、生理周期が乱れる原因になります。
買い物や旅行に行ったり、友達とおしゃべりしたりなど、
自分に合ったストレス解消方法を見つけて、ストレスを溜めないようにしましょう。
栄養バランスのよい食事をする
人間の体が正常に働くためには、
栄養バランスの整った食事をすることが大切です。
しっかりと栄養をとって健康な体を作ることは、
妊娠力アップにもつながりますし、
妊娠した後は赤ちゃんの大切な場所作りにもなりますよ!
- たんぱく質
- ビタミン
- 炭水化物
- ミネラル
上記以外にも様々な栄養素を取り入れながら、
適切な量を食べるようにしましょう!
自分で摂ることが不安な方は市販のサプリなんかもおすすめですよ♪
私は「マルチビタミン・鉄」「葉酸」などのサプリを摂取していました。
適度な運動をする
体を動かすことで血の巡りがよくなり、新陳代謝が高まります。
新陳代謝が高まれば、体全体の機能が向上します。
毎日30~40分ほどウォーキングのような穏やかな運動をすることは、
妊娠力をアップするのにつながると言われています。
- 階段を利用して運動する
- 一駅分歩いてみる
- お風呂上りにストレッチする
どうしても運動というと、ジョギングや筋トレなどをイメージしがちですが、
上記のようなゆったりとした自分の生活に合った運動を、
コツコツ続けることが大切ですよ♪
冷えを防止して温かさを保つ
冷えによって妊娠しにくくなる、ということは必ずしも言えませんが、
冷えによって体の働きが悪くなり、女性ホルモンが正常に分泌されなくなります。
そうなることで妊娠するための体の働きに障害を引き起こしてしまい、
妊娠しにくい体になる可能性があります。
冷やさないようにおしゃれよりも服装に気を使ったり、
しっかりと湯舟につかったりして、体を冷やさない工夫をしましょう!
体を温めてくれる食べ物を中心に、献立を考えるのもおすすめですよ!
適正体重をキープする
やせ過ぎていたり、太り過ぎていたりすると、
妊娠しにくい体に繋がってしまうと言われています。
痩せすぎていたり無理なダイエットをしていると、
体に大きな負担がかかり、生理不順を引き起こす可能性があります。
また冷えなどにもつながってしまいます。
太り過ぎている場合には、妊娠しにくいだけでなく、
妊娠高血圧症候群など、妊娠中の問題が起こりやすく、
赤ちゃんに負担がかかってしまうことがあります。
自分の適正体重を知って、キープするようにしましょう!
喫煙している場合には禁煙する
喫煙しているのであれば、妊娠しやすい人を目指すのであれば、
思い切って禁煙するようにしましょう!
ガムを噛んだり散歩したりなど、
吸いたくなった時に気を紛らわせることは大切ですが、
どうしても禁煙ができないという場合には、
この機会に禁煙治療してくれる病院を受診するのも◎
妊娠してからの禁煙はもちろん赤ちゃんによくありませんので、
妊娠するためにも禁煙するようにしましょう。
生活習慣を改善して妊娠しやすい人になろう
私は普通通りに生活していて1年ほど経ったころ、
もう少ししたら婦人科に通ってみようかな、と思って、
妊活について忘れたときにひーたんを妊娠しました。
知らない間に妊活自体がストレスにもなっていたのかもしれません。
初めは気軽に始めた妊活でも、その期間が長ければ長いほど気持ちが焦ってきて、
「ずっとこのままだったらどうしよう」と不安にもなります。
そんなときには妊娠しやすい人になる生活習慣をはじめてみましょう!
それでも不安な時には病院に早めに行くのもひとつの手です。
効果をすぐに実感するのは難しいかもしれませんが、
毎日少しずつでも体に気を配っていくことで、
妊娠しにくい人から妊娠しやすい人へ変わっていけますよ。
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