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なかなか育児が上手くいかないと感じる瞬間ってありませんか?
今日はちょっと強くいいすぎたな、もっとお話しきいてあげないと・・・。
夜寝る前に、一日を振り返って反省と後悔の日々です。

子どもたちが園に通い始めてから、お友達との触れ合いや
これまでになかった体験から、話す言葉や行動、出来ることなど
本当に目覚ましい成長を感じます。
保育園の先生方は十数人の子どもたちを相手にしているのに、
私は日々子供の成長を感じているということは、
保育のプロはやっぱりすごいんだなぁと感心します。

保育園の先生方が工夫されていることはどんなことでしょう?

特に最近、話す言葉が増えてきた1歳ハルジ君の先生に尋ねてみました。
すると、先生方は子どもとの言葉のかかわり方には特に気を付けてらっしゃると。

教えていただいた、こどもの脳を育てる魔法の言葉をまとめてみます!

目次

大人がかける言葉によって子供の脳の成長度が変わる!?

言葉が少しづつ出てくる~2歳児。
1歳ハルジ君も、順調に言葉を習得して色んなお話をしてくれています。
対話することは脳への刺激となりどんどん成長を促します。
この時期に受けた言葉の質や量が将来を左右するとまで言われており、
子どもとかかわる大人の責任は重大です。

そう聞くとこれまでは振り返って大丈夫だったかしらと心配になります(;^_^A

毎日、たくさんの子どもたちとお話をする保育士さんたちは、
子どもたちとの言葉掛けには気を付けてらっしゃるとのこと。
脳を育てるその『魔法の言葉』はいったいどんなテクニックでしょう?

また保育士さんたちは、普段の園生活の中でまず子どもとの信頼関係づくりから始め、
個々の子どもの好きなものをいち早く把握していたり、遊びの中で例えば
本人がおもちゃに集中しているときにはあまり声をかけず見守っていたり、
本当に臨機応変な対応をされています。

つまりは、脳の成長を促す『魔法の言葉』も「誰が唱えたか?」もとても重要。
関係性・信頼関係を築いたうえでの言葉がけで子どもたちとのかかわりをより
深いものになされています。基本はこども主体を心がけており、
子どもが先生の話を聴く体制をうまく整えてくださっています。

だからこそ、園での生活は言葉の成長につながっていると私は感じました。

家でのかかわりだと、つい親主体になってしまいがち。
『魔法の言葉』を掛けるタイミングを子供のタイミングでなく、私のタイミングで
してしまってはいけないのですね💦

「ちゃんと話を聞かせたい」のならば、こどものタイミングを計るべきですね。

子どもの脳を育てる『魔法の言葉』


脳を育てる『魔法の言葉』ってどんな声掛けだと思いますか?
NGな理由も添えてご紹介します。

ポジティブに変換した言葉かけ

0歳~2歳児はまだ「〇〇したらダメだよ!」と注意を受けても、
いったい何を求められているのか理解できていません。
お願いしたいこと、注意したいことをポジティブに変換して、

例えば☞食事の時にエプロンをつけるのを嫌がる
(NG)「エプロン着けないとダメでしょ~!」
(OK)「お洋服汚れちゃうからエプロンつけようか!そうしたらお洋服ぴかぴかだよ!」

否定する言葉や禁止語を使うと、こども自身はどうすればいいかわからないばかりか、
脳の育ちにもマイナスになってしまいます。

自己決定させる言葉かけ

そもそも保育の目的は、こどもの自立を支援するもの。
その支援のために必要なのは、こどもを大人の主体で動かす言葉ではありません。
こども自身が自分で決めて行動できるように促す言葉かけです。

例えば☞トイレに一斉に行かせる
(NG)「はい!トイレの時間です、移動してください!」
(OK)「そろそろおトイレの時間かな?〇〇くんはどうする?行ってみる??」

時間や都合で一斉に動かすと、こどもが自己決定する機会を奪ってしまいます。
(出掛ける前に、おしっこするでしょ?いってきて~なんていつも言ってる💦)
ママ都合な声掛けばかりしていると、自分で何も決められない子になってしまうも・・・。

子どもに合わせた応答的なかかわり

「応答的なかかわり」とは、
子どもの関心のあることに対して
②子どもの横に並んで(三項関係)
③子どもがこちらに注意を向けたときには対話する

ことで、こどもが集中して遊んでいるのに、上から「すごーい!」なんて
声をかけてしまうのは応答的対応ではありません。
子どもと大人が会話のやりとりをすることが、
脳の発達によい影響を与えることが研究で発表されています。

例えば☞子供が集中しているのに突然声をかける。
(NG)「〇〇くん、何してるの?あっちにいこう!おもちゃあるよ~」
(OK)子どもの興味対象を真ん中にして対話する
   「ブロック上手く出来たね!くれるの?ありがとう!」

大人がして欲しいことに注意を向けさせるための言葉かけは×

発達に合わせた言葉のかかわり

大人は話しながら作業をしたり、二つ同時に行動することが出来ますが、
0歳~2歳は何かをしながら話を聞くことは出来ません。
つまり子供が集中しているときには声を掛けないが理にかなっています。
0歳~2歳の時期には、身体を動かしたり人や物とのかかわりによって
脳を発達させています。そのために大切なことは「直接モノに触れ、
その体験に対して大人から言葉を添える」ことです。
知識だけ教え込むような学びは~2歳児には不向きです。

例えば☞この絵本の中のこれが『まる』だよ~!まるいものはこの中でどれかな?
(NG)ボールがまる!(すぐさま『まる!』と反応するのが良いことに感じますが・・・
(OK)やわらかいふわふわのボールだね!触ってみて~なんだか風船みたいだね~
直接触らせて体験させ、マイル鋳物から連想させるような言葉を添えるのが◎

どの言葉がけを見てみても、基本的には『こども主体』ですよね(;^_^A
保育士さんとママの違いは主導権をどこに持っているかのようです・・・。
ついついママ都合に自分の都合通りに誘導しようとしてしまいますが
これは全くのNGですね💦

子どもの脳を傷つけるネガティブな言葉

子どもの脳を発達させるためにポジティブな言葉かけがとても重要なことがわかりましたが、
反対に子どもの脳の発達の妨げになるような命令・怒鳴る・叱りつける
相手が大人なら言わないのに子ども相手だとつい言ってしまう言葉ってありませんか?

何気ない言葉でも、こどもの脳までも傷つけているかもしれません💦
最後に念のためにチェックしておきましょう。

執拗な長いお説教

「ねえ、さっきお片付けしてねって頼んだでしょ、どうしてできなかったの?」
「もう一回言うね・・・(クドクドクド)」
 ※0歳~2歳児は長く話しても最後の部分しか記憶として残りません。
長い説教は時間の無駄です。

否定的な決めつけ

「いっつもそうだよね」「どうせ〇〇だよね」とネガティブに決めつける。

行動・人格否定

「だめ!そんなことしな!悪い子!」
子どもを叱ってばかりいる(なんで叱られているのかわからない)

強要

やりたくないことを無理にやらせようとする。
声を掛けずに抱き上げたり、何も言わずにオムツを替えたりすることも強要です。

感情の吐きだし

感情をコントロールせず、自分の怒りやイライラをそのまま子供にぶつける

脅し

子どもを動かすために、「早くいかないとお化けくるよ!早くいかないと知らないよ~」など
脅す行為。

言葉は決して強くなかったとしても、行動で子供を知らずに傷つけてしまってることも・・・
とはいえ、ママも人間なのですべて完璧は難しいかもしれませんが、積み重ねで考えや行動は
変わっていくものだと私は思います。今日からガラリと100%チェンジするのでなく、
ママペースで試して、まず自分が結果を体感していくことも有効かもしれません。
ご参考になれば幸いです。

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