なんかウチの子の歩き方変じゃない?それって脚長差かも。

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以前、我が家の長男ハルイチ君が骨折した時の事を記事にしましたが、

実はこの少し前にハルイチ君の歩き方がなんか変だな?
なんというか「がくん、がくん」と肩が左右に揺れるような歩き方を
急に始めたのです。初めは面白いからわざとやってるのかな?
なんて思いましたが、ギプスが外れて歩けるようになっても変わらず、
その時通っていた整形外科の先生に相談してみました。

すると、先生から診断されたのが『類骨骨腫』と『脚長差』ですね。

なにそれ??
今回は専門医師でも見逃しがちな子どもの『脚長差についての
お話です。

目次

先天性じゃない『脚長差』は見逃されやすい?

骨折したのをきっかけに、ついでに先生に相談してみたハルイチ君の歩き方について。
このガクン、ガクンとした歩き方については、骨折する前に一度、近所の整形外科
受診した経験がありました。その時は、「別に気にするようなことじゃない」そう診断され
成長途中の子どもだからそんなものなのかな?そこまで気にも留めませんでした。
(しかもその翌日に骨折したからよく覚えてる)

が、ギプスが外れても歩き方の変な癖は変わらずでその後の経過観察で診察した際に
医師に相談したところ一度、両足のレントゲンを撮ってみましょうと提案。
診ていただくと、右・左の足の長さが違います、『脚長差』がありますね、と。
ハルイチ君の場合、この時に一緒に類骨骨腫(良性の腫瘍が骨に出来ている)も
見つかりましたが、腫瘍と脚長差の因果関係はわからず腫瘍に関しては良性で
本人は傷みも感じていないようなので経過観察。

問題は『脚長差』の方で、ジャンプしたり走ったり、この時2歳のハルイチ君は
言葉もほとんど出ておらず同じ2歳の子とは明らかに成長が遅れていると
市の健診でも指摘を受けていました。医師の判断で、『脚長差』により体幹が弱く、
要するに筋力が発達していないため

運動機能の遅れと基本的な発達自体が遅れている可能性がある。

そんな風に言われてしまいました・・・。

脚長差』は先天性のもの(股関節脱臼など)が多く、
ハルイチ君のようにいつ何時どうなっていたのかわからない(つまり原因不明)
ケースは稀で特に小児整形に詳しい医師でないとなかなか発見されにくいそう。
小児整形に詳しくない場合は、見逃されることが多い・・・
実際に私のケースも同じで初めの整形外科での診察がそうでした。

脚長差がある場合、運動機能の違いがでる場合が多く、
対処としてはリハビリで筋力促進や脚長差を埋めるための
ソール(中敷き)で調整するのが一般的だそう。

身長170㎝の大人とまだ100㎝にも達しないこどもの脚長差は
身体の負担も全然違うよ、対処は早い方がいいね。

受診することにしました。

こどものリハビリって大変。子供の理学療法士さんってすごい!

医師の診断を受け、障害児のリハビリ・小児整形外科の専門病院を紹介していただき
さっそく診察の予約をしました。
前回の病院と違って、また更に丁寧に診察してくださり今後の治療方針を考えてくださいました。

結果、今のハルイチ君の問題点の①ジャンプが出来ない②走れない(らない)③言葉の発達の遅れ
これら3つを改善するためにまずリハビリで下半身の筋力UPで運動機能を促進させることから
はじめることになりました。(当時2歳)もうすぐ入園だから、
なんとか入園までには一人で出来ることを増やさないといけない
私はそんな風に考えていました。

こどものリハビリ治療って実際はどんなものなの?

早速始まったリハビリ訓練。
言葉がまだしっかりできなかった当時のハルイチ君は初めは病院に行くこと自体
とても嫌がりました。病院の玄関口でうずくまりリハビリ室へ行くのはもっと嫌!!
当時は0歳のハルジ君を抱っこしながらだったのでまた大変に感じました。

週に1回のペースで訓練を始めて確か1か月たったくらいから、ハルイチ君が
前向きに訓練に行くと自分で出掛ける準備をするようになりました。
その理由も、実際のリハビリは1回45分、訓練内容は大きなブロックを積み上げたり、
大きな階段に滑り台を見立てた板を組み合わせ滑って遊んだり・・・。

そうです。見学している私にはただただ先生とハルイチ君が楽しそうに遊んでるようにしか
見えませんでした。ただ、本人が無意識に普段使わない筋肉を遊びの中で動かす目的の
リハビリ訓練なのでリハビリ後は汗びっしょり帰りの車の中ではぐっすりでした。
ハルイチ君も遊びながらの訓練が楽しいようで、担当の先生が大好きになりました。
(今日は先生ないの?と毎日聞いてきました)

脚長差ならば、中敷き・ソールを入れるだけでいいのじゃないの?
義母さんからそんなことを質問されました。(私もリハビリまで必要なのか?と思いました)
確かに、普通に考えればそうですよね?
先生曰く、左右の足の長さが違うということは、骨盤のゆがみの原因であったり
これが進むと背骨まで歪んでしまう恐れがある。長さの違いで脚のどこかに筋力が
乏しい箇所・上手く使えていない箇所があるからまずはその部分の使い方を教えて
あげることが大切なんですよ~そんな風に教えていただきました。

たしかに、せっかく中敷きで脚の長さの違いを埋めたとしても脚の筋力をうまく調整できて
いなければ恐らくあの変な歩き方の癖も治らないでしょうね(;^_^A

脚長差の指摘を受けてから私も自分でいろいろ調べてみましたが、
同じ『がくん、がくんとした変な歩き方』で悩むママは少なくないようでした。
エピソードをたどると、問題ないと診断されそのままにしているけど、
ママ自身は本当にこのままでいいのか?とモヤモヤしているケースを数多く
見かけました。セカンドオピニオンなんて言葉もありますから、
1人の医師の診断が100ではないと私は思います。
小児専門医に受診、かかりつけの小児科医に紹介をしてもらうのが適格だと
思います。もし、私と同じような悩みをもつママ、またご友人でも知り合いでも
いらっしゃればぜひとも情報共有して欲しいです。

リハビリと装具をつけたハルイチ君のその後。

今、現在は元気に保育園へ通うハルイチ君。
リハビリを始めてから約半年。装具(中敷き)も入園のために
新調したり、保育園の先生にハルイチ君の注意点の共有などバタバタした
入園準備でしたが、肝心のハルイチくんは元気に週に1回のリハビリを続けています。

今では言葉もだいぶ理解できますし、出来なかったジャンプが少し出来るようになりました!
階段も初めは手すりを両手でつかんで手の力で昇るような
形だったのが今では手すりなしでも登れるようになっています。
装具(中敷き)も2度作りなおしてもらい(👈足のサイズが変わるため)、
あの『がくん、がくんとした歩き方』はほとんど良くなりました。
義母さんに、「歩き方変わったね~」と言われるほどに変わりました。
短期間で目覚ましい成長をしています。

初めはリハビリなんて大げさではないか?なんて思いましたが、
入園した今、受診して本当に良かったと思いました。
お友達に出来て自分には出来ない』そんなことを大きく感じさせない
位に今成長出来ているので、ちゃんと相談して調べて良かったです。

ちなみにハルイチ君が今履いているシューズが、

👆このごつい靴です(笑)
中敷きを入れるとどうしても甲高が窮屈になるのと、中敷きを入れてる側の靴は脱げやすく
転倒の心配があるので、リハビリの先生おすすめのスニーカーです。

足首部分にかなり固めの素材を使っていて安定するのと、2段ベルトできゅっと締めれるので、
転倒防止にもつながります。

以前は、新幹線こまちのスニーカーでしたが、『これは新幹線のぞみのスニーカーよ!
なんてだまして履いてもらってます(笑)お分かりの通り、白のスニーカーを選びました。

今回、我が子の脚長差についてお話しましたが、これに限らずママからみて
なんか変だな?なんて感じるところは小児科医に相談して必要があれば専門医を
紹介してもらうことをお勧めします。

ちなみに、ハルイチ君の装具は約6000円ほど掛かりますが市の補助で
負担なしで作ることが出来ました。(立替えは必要です)
お住いの市によっても補助があります。必要あれば装具屋さんが詳しく教えて
くださるのでご安心くださいね。

参考になれば幸いです。

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