おうちで取り組もう。親子で書道|ママも美文字を目指しましょう

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新型コロナによる休校が始まって早1ヶ月近く。息子の小学校からは、しばしばメールで課題の連絡が来ます。その中に1つに困ったものが!「習字の作品を募集します。興味のある方は取り組んでください」とのこと。

え?習字?うちまだ1年生!ひらがなも習っていないのに!でも他の子が提出してたら、僕も書きたかったとか言いそうだし・・・。

はっきり言って、パパもママも字は下手です。でも、この外出自粛の折、書道教室を探して行くこともできない・・・。そんなときに現れた救世主は書道が趣味のじいちゃんでした!(一応師範の免状は持っているらしい)

この記事では、じいちゃんのアドバイスを元に、いかにして素人が家で習字を教え、なんとか提出できるまでになったのかを紹介します。

目次

いかにして教えるか|じいちゃんオンライン書道教室

書道を始めるにあたり、まず頼ったのがは、じいちゃんです。ご祝儀袋の表書き等はいつも達筆。そうだ!じいちゃんに教えてもらおう。しかし、近所に住んでいるわけではないし、万が一のことを考え、今はじいちゃんのところに行くことはできません。そこで、頼ったのがネット。オンライン通話でいかにして書道を始めたらいいかを教えてもらいました。

まずは、道具をそろえよう

じいちゃん

まずは書道道具をそろえるんじゃ

書道を始めるなら、まずは道具ですよね。最低でもこれだけは揃えましょう。

・筆
 小学校では半紙に書くのが一般的。半紙に書くための筆(3号~5号あたり)と名前を書くための小筆の二本が必要です。
・硯 
 筆に付ける墨を入れておく道具です。石や陶器でできたものから、プラスチックでできたものまで色々とあります。硯は墨を入れておくだけでなく、字を書く際に筆に付ける墨の量を調節したり、筆先を整える役割もあります。
・墨
墨にはすって使用する固形のものと、初めから液体になっている墨汁がありますが、墨汁タイプがいいでしょう。墨をするのに時間をかけてしまうよりも、字を練習することに時間を割いたほうが良いです。
・文鎮
字を書いている時に半紙がずれてしまわないように抑える役割があります。重くて滑りにくいものが良いでしょう。100均にも売っていました。
・下敷き 
字を書くときに半紙の下へ敷くものです。机に直接半紙を置いてしまうと机が墨で汚れてしまうので必需品です。枠線があるものだと、尚書きやすいですね。

難しく考えずに、書道セットを買えば揃っています。うちの子の小学校では、2年生の終わりに購入案内があるそうです。

でも、ネットで買えば、学校で販売するものより豊富な種類から選べ、安く買えるそうですよ。

うちはオーソドックスな呉竹の書道セットにしました。

よい姿勢を身に着けよう|合言葉はぐーぺたぴん!

じいちゃん

書く前に姿勢をチェックするのじゃ

良い姿勢じゃないと、美しい文字は書けません。合言葉はぐーぺたぴん!

ぐー  おなかと背中せなかにぐー1つ分が入はいるようにすわる。
ぺた  足は地面じめんにぺたっとつける。
ぴん  背中せなかはぴんとまっすぐにする。

声に出しながら、良い姿勢を実践してみましょう。

筆の持ち方をおぼえよう

筆は鉛筆とは持ち方がちょっと違います。ちなみに購入したばかりの筆は糊で固まっているので解さなければいけません。
無理にほぐしてしまうと、筆が痛む原因になりますので注意が必要です。

太筆の持ち方

穂先から10~13㎝上で持ちます。親指を手前に、人差し指と中指を外側にしてつかみ、薬指と小指は軽く内側から添えます

細筆の持ち方

穂先から5~6㎝上で持ちます。親指を手前に、人差し指を外側にして、中指、薬指、小指は軽く打つ側からそえてささえます。

水書を使ってみよう

次男

かきかき~♪(えらいおもろそうなお絵かきグッズがあるやん!触ったろ)

ママ

墨なんか使ったら、カンちゃんが触ってえらいことになるわ。

じいちゃん

今は便利な道具があるで、「水書」を使うのじゃ。

初めて書道をする子にぜひ、おススメなグッズが水書。じいちゃん曰く、墨を使う前に水書でとめ・はね・はらいを練習して方がええでとのこと。

小学校学習指導要領の改定に伴い、2020 年より小学校1・2学年の書写の授業に「水書用筆等を使用した運筆指導」が取り入れられます。そういえば、息子の書写の教科書にも何やら見慣れない紙がついている!

水書用品とは?

水で書くので汚れず、乾くとまた練習できる道具です。水書き専用の水書用紙に、水を入れた水書筆ぺんや水をつけた水書用筆で書くと、濡れた部分の色が変わります。

・墨ではなく水を使うため、服や部屋を汚す心配がなく、準備・後片付けが簡単
・「とめ・はね・はらい」の感覚を理解し、硬筆においても意識することができるようになる!
・乾けば文字が消え、何度も繰り返し練習することができるので、正しい運筆が習慣化し、身につく。

何この夢のような道具!でも、今、外出自粛中、ショッピングモールも閉まってる・・・。Amazonで買えました。

この水書セットは、トメ・ハネ・ハライ、始筆と終筆、ひらがな、カタカナのお手本、筆の持ち方。筆。水書用紙3枚と欲しかったものが全て詰まっていました。1歳児がいたずら書きするのにも最適です。

「永字八法」を練習しよう

「永」という字には習字に必要な八つの筆の動かし方が入っています。これを「永字八法」といいます。「永」をお手本を見ながら、練習すれば自然に筆の動かし方が身に着くそうです。

「永字八法」の見本は、HPからダウンロードすることもできますよ。

汚れてもいい環境で書いてみよう

習字をするとき、つい言ってしまうのが、「汚さないでね」

無理です。子どもは汚す生き物です。初めから諦めて、墨で汚してもいいよう用意しましょう。新聞紙をひく、壁をガード、汚れてもいい服装(もちろん親も)で練習させましょう。

ちなみに、うちは庭で書きました。え?机ごと?そうです。うちの机は持ち運びができるんです。

お手本をまねしよう|お手本変換ツールを利用しよう。

じいちゃん

習字は「お手本を真似る」練習なのじゃ

自己流ではなかなかうまくいきません。もし課題の文字があれば、文字を印刷しましょう。お手本変換ツールを使うと便利です。

ワードで作成するなら、フォントは「正楷書体」を選びましょう。

まとめ

いかがでしたか?この記事では、初めての書道の練習方法を紹介しました。道具と環境を整え、お子さまが書きやすいようにお手本を用意してあげましょう。そして、何より親子で楽しんで書いてくださいね。

この機会に、普段の鉛筆書きでも、注意して書けるようになればしめたもの。

一緒に練習すれば、ママも美文字に近づきそうです。

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