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5月に入り気温が急に上昇し、暑くなってきましたね!
赤ちゃんは体温調節機能が未発達のため、
急な気温の変化に体が対応できず、体温調節がうまくいかないことがあります。

「つい油断して、対策していたのに熱中症に…」
なんてことに赤ちゃんがならないように、
この時期から、きちんとした熱中症・紫外線対策をすることが大切です!

そこで今回は、「熱中症」から赤ちゃんを守るために、
対策やケア方法などをご紹介します!

目次

熱中症とはどんな症状?

「熱中症」とは、高温多湿・体調不良・運動などにより、体に熱がこもり、
体温が急激に上昇して引き起こされる症状
の総称です。

熱中症になると、頭痛やめまい、脱水や意識症状などの症状が起こり、
最悪の場合命を落とすこともあります。

赤ちゃんは体が小さく、体温調節機能や発汗機能が未発達のため、
体に熱がこもりやすい状態にあります。
また、外出時は地面からの照り返しなどの影響を受けやすく、
大人よりも体感温度が高くなります。

そのため、大人がしっかりと対策をしてあげて、
熱中症にならないようにすることが大切です。

熱中症のサインのチェック

まずは赤ちゃんの熱中症のサインをチェックしましょう。

初期症状のサイン

初期症状の場合は、1つでも当てはまったら応急処置をしましょう。

  • 顔が赤い
  • ひどく汗をかいている
  • 機嫌が悪い
  • おしっこの色が濃い
重症のサイン

重症の場合は、1つでも当てはまったら、救急車を呼ぶようにしましょう。
(救急車を待ちながら、応急処置をすると◎)

  • 顔色が悪い、ぐったりしている
  • 体があついが汗をかいていない、皮膚が乾燥している
  • 吐いたり、ぐったりしていて水分がとれない
  • 体温が40度以上ある
  • おしっこが6時間以上出ていない
  • 脈が速い、意識がない
  • けいれんを起こしている
  • 体を冷やしても、体温が下がらない

ケア方法・応急処置の仕方

方法
水分・塩分補給をする

塩分を含む赤ちゃん用イオン飲料や、経口補水液を与えます。
他には、塩分を含むベビーフードの野菜スープでも◎
もし赤ちゃんの意識がなかったり、吐くときには水分は与えません。

方法
衣類を減らして体を冷やす

熱が逃げるように、服をゆるめたり、脱がせて安静にさせます。
できれば濡れたタオルで体を拭いて、うちわで風を送ったり、
布で包んだ保冷剤を当てたりして、さらに体を冷やすようにしましょう。

体全体を冷やすときは、耳から下がった首の部分や、わきの下、
足の付け根などの、太い血管が通る場所
に保冷剤を当てます。
他には、シャワーで体全体に水をかけたりするのも効果的です。

方法
涼しい場所へ移動する

エアコンが聞いている場所など、涼しい室内に移動します。
屋外の場合は、風通しのよい日陰などに移動しましょう。

熱中症のシーン別対策ポイント!

熱中症は屋外だけでなく、屋内でもなるので注意が必要です。
ここでは、屋内・屋外に分けて、熱中症対策のポイントをまとめてみました!

全体的なポイント

赤ちゃんには通気性のいい綿素材で、
風通しのいい衣類を着せるようにしましょう。

またテレビなどで天気や暑さ指数、気温などをこまめにチェックし、
猛暑のときはなるべく出かけることを避けるようにしましょう。

屋外のポイント

外出する際は、10~14時が最も日差しが強く暑いため、
暑い日のその時間帯を避けたり、なるべく日陰を歩くようにしましょう。

赤ちゃんは熱がこもりやすく、汗をかきやすいので、
日差しを避けるための帽子は、なるべく通気性のいいものにし、
飲み物を携帯して、こまめに水分補給させるようにします。
1本でもミネラルアクアなどのイオン飲料を持ち歩くのも◎

外出してて、もし赤ちゃんが疲れてしまった場合は、
帰宅したり、涼しい場所でゆっくり休憩するようにしましょう。

屋内のポイント

熱中症は屋内でもなる可能性があるため、
エアコンや扇風機で、室温を24~28度に調節するようにしましょう。

また、赤ちゃんに窓からの直射日光が当たらない工夫をしたり、
お昼寝をした赤ちゃんや、夜のねんねのときにも、
通気性のいい薄手のかけ物を使うようにしてくださいね。

赤ちゃんはお昼寝などで体力を回復したりするので、
夏のお風呂は長湯をさせずに、休息を大切にするようにしましょう。

お出かけスタイル別に注意すること

ベビーカーでのおでかけ

ベビーカーは地面からの照り返しが強いため、
赤ちゃんの顔色や様子を、時々確認するようにしましょう。

また、見た目には汗はかいていなくても、
ベビーカーに面している後頭部や背中側に汗をかきやすいので、
メッシュ素材にしたりなど、通気性のいいシートをベビーカーに装着して、
背中側の熱を逃がすと◎

抱っこ紐でのおでかけ

抱っこ紐で抱っこした場合は、ママと接している部分に熱がこもりがち。
長時間つけっぱなしにせずに、時々様子を見るようにしましょう。

車でのおでかけ

車の中は、日光によって高温になるため、
数分だけでも、絶対に社内に赤ちゃんを置き去りにするのはやめましょう。

その他に注意すること

保冷剤をセットできる専用グッズを、ベビーカーや抱っこ紐に装着して、
背中部分を冷やしたりするのも効果的です。
その場合は冷えすぎることもあるため、当てっぱなしにせず、
時々様子を見るようにしましょう。

他に、外出先の環境は、ポータブル温湿度計を使うと、
簡単にチェックすることができて便利ですよ♪

赤ちゃんの水分補給方法

もし赤ちゃんが離乳食を始める前の場合、
薄めた麦茶や湯冷ましも飲むことができますが、
基本的には、母乳やミルクで赤ちゃんは水分補給をしています。

母乳は欲しがるだけあげて、ミルクは水分不足が気になる場合のみ、
決まっている量を多少オーバーして飲ませてもOK。

その場合、水分を飲ませないとと思って、水分量を増やすために、
ミルクを薄めて与えることはやめてくださいね。

離乳食が始まっているときは、授乳のほかに、
薄めた麦茶や湯冷ましで、水分補給をするようにしましょう。
水分補給する間隔は、赤ちゃんの様子を見つつ判断します。

赤ちゃんの水分補給によいもの

麦茶0ヶ月からOK。
赤ちゃん用の麦茶や、大人用の麦茶は1才までは湯冷ましで薄める。
水道水・ミネラルウォーター0ヶ月からOK。
水道水は5~6ヶ月ころまでは、沸騰させて湯冷ましにする。
ミネラルウォーターは軟水を選び、
9~11ヶ月ころまでは、沸騰させて湯冷ましにする。
ほうじ茶・番茶・玄米茶5~6ヶ月ころからOK。
1才6ヶ月ころまでは、大人用に入れたものを湯冷ましで薄める。

熱中症に気をつけて、楽しくお散歩やおでかけしよう!

夏になると、いろいろなところにおでかけしたくなりますよね。
水場のある場所などにいって、水浴びをしたり、
広い公園で走り回ったりすることも増えると思います。

近年の夏は特に日差しが強いことが多いため、対策をさほどせずに、
気づかないうちに熱中症になっていた、なんてことがないようにしましょう。
また、屋内でも熱中症になることがあるので、
室温や赤ちゃんの顔色や様子・体温などを、こまめに気にしてあげてくださいね。

赤ちゃんは自分から不調を訴えることが難しいです。
外に出ることが増える夏は、家族みんなで熱中症に気をつけて、
楽しくお散歩やおでかけしてくださいね♪

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