妊娠すると初めて知る言葉や行事がたくさんありますよね!
「戌(いぬ)の日の安産祈願」もそのひとつだと思います。
安定期に入って妊娠を報告すると、
両親や先輩ママに聞かれることもあり、
私も両親から「どこで安産祈願するの?」と言われ、
はじめて戌の日に安産祈願をすることを知りました!
今回は「戌の日の安産祈願」について、
意味やいつどこでどんなことをするのかをご紹介します!
「戌の日のお祝い」は日本の風習
「戌の日のお祝い」とは、
妊娠5ヶ月目の戌の日に安産祈願をするという、
日本独自の行事です。
岩田帯という腹帯を妊婦さんのお腹に巻く、
「着帯の儀式」をすることから、帯祝いとも呼ばれています♪
腹帯を巻く風習の起源はわかっていませんが、
大きくなってきたお腹を保温したり、
保護したりする役割が腹帯にはあります。
安産祈願ではどんなことをするの?
戌の日のお祝いでは前述した着帯の儀式や、
神社はでの安産祈願や親族との食事を行うこともあります。
昔は妊婦の実家で腹帯を用意して、
子宝に恵まれた夫婦の奥さんに巻いてもらうものとされていましたが、
最近ではインターネットやお店、また神社などで腹帯を購入して、
自分で巻く妊婦さんが増えているようです。
腹痛やからだの負担を軽減できる効果が期待できる腹帯のタイプや、
動いてもズレにくいガードルタイプの腹帯が人気ですよ♪
戌の日に安産祈願をする意味や由来
安産祈願を戌の日に行う理由は、
一度にたくさんの赤ちゃんを産み安産だと言われている、
動物の「犬」に由来しています。
妊婦さんと赤ちゃんの無事を願って、
戌の日に安産祈願がされるようになりました。
ただし必ずしも戌の日に安産祈願をするわけではなく、
地域によっては子(ね)の日や酉(とり)の日に、
お祝いする風習のところもあるようです。
出産予定日から戌の日を計算しよう!
戌の日というのは暦で決まっています。
十二支というと生まれ年に使われるのが一般的ですが、
実は日にも十二支が割り振られています。
戌の日は12日に一度めぐってくるので、
一ヶ月の間に2~3回、戌の日がまわってきます。
2021年の戌の日をまとめてみましたので、
安産祈願を考えている方は参考にしてくださいね♪
赤字で示した日はとっても縁起がいい、
大安の戌の日となっております!
2021年の戌の日
月 | 戌の日 |
---|---|
1月 | 2(土)、14(木)、26(火) |
2月 | 7(日)、19(金) |
3月 | 3(水)、15(月)、27(土) |
4月 | 8(木)、20(火) |
5月 | 2(日)、14(金)、26(水) |
6月 | 7(月)、19(土) |
7月 | 1(木)、13(火)、25(日) |
8月 | 6(金)、18(水)、30(月) |
9月 | 11(土)、23(木・祝) |
10月 | 5(火)、17(日)、29(金) |
11月 | 10(水)、22(月) |
12月 | 4(土)、16(木)、28(火) |
出産予定日を入力すると、
妊娠5ヶ月目の戌の日を自動的に計算してくれるチェッカーもあります。
下記にご用意したので、ぜひ確認してみてくださいね!
気になる初穂料の相場はいくら?
神社で安産祈願してもらう場合は、
初穂料と呼ばれる神社に払う料金を納めてお払いと祈祷を受けて、
お守りやお祓いを済ませた後に腹帯を受け取るのが一般的です。
このとき初穂料は、5,000~10,000円が相場とされています。
安産祈願の時の服装としては、正装でなくてもかまいません。
ただし神聖な儀式なので、裸足やサンダルなどは避けましょう。
少しずつお腹が大きくなってくる時期なので、
お腹を締め付けない服装がいいですね!
戌の日は誰と安産祈願に行けばいいの?
戌の日の安産祈願に参加する人については特に決まりはなく、
各家庭の慣習やママやパパの考え方にもよります。
- 両家の親と一緒に
- 夫婦ふたりで
- 母と二人で
- 上の子を連れて
序期のように家族や親族と一緒にお祝いすることが一般的ですが、
なにより一緒に喜んでくれる人とお祝いできるのが一番ですね♪
安産祈願を行う場所は?
安産祈願を受け付けている神社やお寺は、
全国に数多くあります。
とはいえ安定期に入ってもまだ体調が不安定な人も多いので、
具合が悪くなるのが心配なときには近くの神社を探してみましょう。
少し遠くに行けるという人は、
有名な神社で安産祈願してもらうのも良い思い出になりますね!
戌の日以外に安産祈願をしてはいけないの?
戌の日の安産祈願は前述したように、
「妊娠5ヶ月目の戌の日」に行うものですが、
これはあくまでも目安になります。
最近では妊婦さんの体を優先して、
体調が安定している日に安産祈願をしてもらったり、
両家の両親が来れる都合が良い日に安産祈願をしてもらう、
というご家庭も増えています。
また戌の日は休日に重なるとは限らないので、
仕事があったりする場合には、
妊娠5ヶ月目や戌の日にこだわる必要もありません。
今であれば、神社に直接行くのが難しい場合には、
代理の参拝や郵送での祈願を受け付けてくれるところもあります。
土日祝日や大安の戌の日はどの神社も込み合います。
安産祈願は戌の日に限らずに、
どの日でも受け付けている神社がほとんどなので、
無理をせずに計画を立ててくださいね!
ママと赤ちゃんの無事を願って安産祈願をしよう
妊娠5ヶ月目は出産予定日はまだまだ先ですが、
安定期に入って体調が落ち着く時期です。
もう少しすると胎動も感じられるようになって、
少しずつ出産を意識し始めるころかもしれません。
戌の日のお祝いは何度もある機会ではないので、
家族と相談しながら、安産と生まれてくる赤ちゃんの成長を願って、
ぜひ安産祈願をしてみてくださいね♪
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