産後の慌ただしいバタバタとした子育てをしていると、
夜は起きて授乳して、朝はゆっくり寝て、
そんな生活していていいのかな?と思ったりしますよね。
「寝るのが遅くなってしまっている」
「休日だからと好きなだけ寝坊している」
「わかってはいるけど遅くなってしまう」
そこで今回は「赤ちゃんの生活リズム」について、
生活リズムの大切さや整える方法についてご紹介していきます!
赤ちゃんの生活リズムは成長に大切な要素
赤ちゃんにとって生活リズムは、
心とからだがすこやかに成長・発達するうえで欠かせない要素です。
ご家庭によっては早寝早起きが難しかったりすると思いますが、
保育園や幼稚園に行くようになると、早起きはしなければいけません。
そのリズムがずっと続くと考えると、
できるだけ小さい頃から家族でそれに合わせた生活するほうが、
ばたばたと焦らずに楽になります。
また家族で早寝早起きの習慣をつけていくことで、
家族全員の健康につながっていくことにもなりますよ!
まずは睡眠リズムを整えよう
赤ちゃんに早寝早起きをさせる、といっても、
生まれたばかりの赤ちゃんは夜間授乳やお昼寝などもあり、
すぐには無理だったりします。
ではどのように赤ちゃんの生活リズムを整えていけばいいのでしょうか?
赤ちゃんは生まれてから成長するにつれて、
生活リズムが大きく変わっていきます。
新生児期であれば夜も昼も関係なく、
寝て起きて飲んで、おしっこやうんちをしての繰り返しですよね。
個人差はもちろんありますが、生後1ヶ月が過ぎるころから、
少しずつ昼夜の区別がついてきます。
成長とともにメラトニンの分泌量が増えてくるので、
連続して眠れるようになり、昼は起きて夜は眠るという生活リズムが整っていきます。
- メラトニンとは…
自然な眠りを誘うホルモンで、「睡眠ホルモン」とも呼ばれている。
朝の光を呼ぶと浴びると脳内にある体内時計がリセットされて分泌が止まります。
14~16時間ぐらい経過すると再び分泌されます。
メラトニンの作用を意識して、まずは睡眠リズムを整えてから、
1日の生活リズムを整えていくと◎
一日の過ごし方を決めてみるところから始めてみよう
このように一日の流れを決めて習慣化することで、
自然と生活リズムを身に着けることができます。
赤ちゃんの首がすわるくらいになったら、
午前中と午後に時間を決めて、抱っこやベビーカーでお散歩してみましょう。
赤ちゃんは外に出ることで五感が養われて、たくさんの刺激を受けます。
また、いっしょいに外に出ることで、ママやパパも気分転換になりますよ♪
散歩しているときにいろいろやりとりするので、
親子の楽しいコミュニケーションの時間にもなりますね!
少し大きくなって離乳食が始まったら、
離乳食の食べさせる時間を決めて生活リズムを作りましょう。
時間が定まってくることで、少しずつ昼寝の時間も決まり始めます。
赤ちゃんが昼寝する時間が長くなると、夜の睡眠に影響してきます。
あまり遅い時間にならないように、また長時間にならないようにすることが、
快適な夜の睡眠に繋がってきます。
このように睡眠リズムが決まってくると、日中の活動する時間も決まってきます。
しかし、生活リズムをつけさせなければと思って、
赤ちゃん無理をさせることはNG。
あくまでも自然に生活に取り入れていくようにしてみてくださいね。
3ヶ月くらいまで…眠る環境を整える
この時期の赤ちゃんは寝るのが仕事!
最初はおっぱいやミルクを飲んで寝ているばかりですが、
だんだんとまとまってきて、3時間くらい眠るようになってきます。
1回の授乳量も増えて、夜間の授乳回数が減ってくる赤ちゃんもいます。
昼も夜も寝ていることが多い時期ですが、
朝は光を浴びて起きて、昼間は明るいところで過ごして、
夜は暗くして静かに過ごすように環境を整えていきましょう。
赤ちゃんが眠っているときは、
ママやパパも疲労回復の時間にできるといいですね。
6ヶ月くらいまで…夜泣きは一時的なもの
この時期から夜泣きが始まる赤ちゃんもいます。
夜寝ているときにいきなり泣き出すので焦ってしまいますが、
部屋は暗いままにして、赤ちゃんを抱っこしたり、
背中を優しくトントンしたりしてみましょう。
しばらくはママやパパは寝不足がちな日々が続きますが、
一時的なものと考えて、つきあっていきましょう。
昼間は人見知り、夜は夜泣きとなかなか落ち着かない時期ではありますが、
成長の過程と考えて、ゆったりとした気持ちで接してあげてくださいね。
10か月くらいまで…行動範囲が広くなってくる
いろいろなことにどんどん興味をもっていく時期。
体力も付いて活動的になっていくので、
はいはいをして移動したり、つかまり立ちをする子もいます。
未知なる世界を探検して、赤ちゃんはたくさん刺激を受けています。
探検する赤ちゃんが安全に過ごせるように、
危険なものを片づけたりしながら、さまざまな体験をさせてあげましょう!
この頃の赤ちゃんは、一緒にいて安心する人を認識できるようになるので、
眠るときに安心できる人が必要になってきます。
大好きなママやパパと一緒に眠ってしっかりと休息をとって、
日中元気に活動できるといいですね♪
1歳くらいまで…入眠儀式を取り入れる
お昼寝の時間が長くなると、夜の寝つきが悪くなります。
昼寝時間を短くして、夜にしっかり眠れるように生活リズムを整えていきましょう。
いっぱい遊びたくてなかなか寝室に行きたがらない赤ちゃんもいます。
そんなときは入眠儀式を取り入れてみましょう!
入眠儀式は、これをしたら寝るよと赤ちゃんに伝えるルーチンのことです。
中でも絵本の読み聞かせがおすすめですよ♪
「これを読んだら眠ろうね」と声掛けをして、読み終わったら室内を暗くして眠る体制に。
眠る前の安らぎと楽しみになるでしょう。
誕生日を過ぎてから…食事で整える生活リズム
1歳のお誕生日を過ぎると、ごはんをよく食べるようになってきて、
おしっこやうんちをする時間も眠る時間もだいたい決まってきます。
生活リズムを確立する生活では、起きる時間、朝ご飯、昼ご飯、夜ご飯、寝る時間の、
5つが一定していることが大切と言われています。
1歳を過ぎたらより意識して時間を決めるようにすると◎
無理なく取り入れながら生活リズムを作ろう
1日の過ごし方を決めていても、
そのとおりにできるとは限らないのが子育ての現実です。
時間の配分はざっくりと決めておけばOK!
赤ちゃんの体調や機嫌などを見ながら、
またママやパパの状態によって調節しながら、
生活リズムをゆったりと整えていってくださいね。
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