予防接種が受けられない!ワクチン不足の原因や理由は?

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つい先日の話。
予防接種のお知らせのはがきが届きました。
「そうだった!急いで予約しないとね」なんて悠長にしてたら・・・「!!

みなさん、今 日本脳炎やおたふくかぜのワクチンが不足していて
予防接種が受けられないって知っていましたか?
私も病院に予約のお電話を入れてはじめて知りました(;^_^A

「次回は、いつ頃予約が入れられそうでしょうか?」
伺うと、病院の回答は「わかりません。また月末にお電話いただけますか?」

え?Σ(・ω・ノ)ノ! 大丈夫なの?
これも新型コロナウイルスの影響なのでしょうか?
今回は予防接種が受けられない理由と予防接種の摂取時期について
調べてみました。

最近はコロナウイルスの影響もあって予防接種の時期をずらしたり、
行きそびれてしまうケースが多発しているそうですよ!

親としては「大丈夫」なのか心配になりますよね?
まとめてみます!

目次

日本脳炎・おたふくかぜワクチン不足の理由は?

予防接種の予約を入れようと病院にお電話をして、
初めて知った「ワクチン不足」!!
たくさんのお子さんが順番待ちをしている状況で予約すらとれていないのが
現状のHARUママ家です。💦 
そもそも、どうして予防接種のワクチンが今、不足しているのでしょうか?
新型コロナウイルスの影響がやはり大きいのでしょうか?

ワクチン不足の原因は?

今、日本脳炎とおたふくかぜの予防接種ワクチンが不足しています。
その原因は新型コロナウイルスの影響かと思いきや実は違います。
ワクチンの製造会社で製造工程上、問題があることが判明し製造および出荷を
停止しているためでした。(日本脳炎は製造再開するもまだ予約は取れにくい状況)

おたふくかぜワクチンに関しては任意接種とはいえ、保育園に通う予定のお子さんなどは
任意であれ重要なものなので接種される方が多いと思います。
すでに製造が再開されている日本脳炎ワクチンと違って、おたふくかぜワクチンは
4月中に製造元の製薬会社の在庫がなくなる見込みで、この製造再開は今年の10月末の
見込みとされています。

製造復活の兆しはあれど、
小さな子の親としては「早くしないと!」なんて焦ってしまいますよね。

日本脳炎よりおたふくかぜの方がなんとなく身近な病気に感じます。
まだ受けていないけど、このままにしておいて大丈夫なのでしょうか?

予防接種をまだ受けていない! 大丈夫なの?

日本脳炎ワクチンはワクチン不足の影響から今は対策として、
年齢により接種時期を遅らせる措置をとっています。(おたふくかぜは任意接種)

無いものは仕方がないのですが💦
遅らせても大丈夫なのでしょうか?

日本脳炎ワクチン不足中の対策は「蚊」に刺されないこと!?

いきなりどういうこと?
そんな風に感じた方も多いでしょう(私もでした)
まず日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを持つ「蚊」に刺されることで人に感染します。
人から人への感染はありませんが、発症すると高熱・嘔吐・痙攣や意識障害を伴う
急性脳炎を引き起こします。
致命率が20%~40%と高く、特に乳幼児は死亡リスクが高いです。
小児は特に気をつけなくてはいけない感染症ですが残念なことに特効薬はありません。
予防するにはワクチン接種が必要です。

なおさら、本当に大丈夫なの?と心配になりますが、
日本脳炎ワクチンは何度か摂取が必要なワクチンで、標準的には3歳になったら
6日から28日空けて2回接種し、1年後の4歳に3回目の摂取をします。
その後9歳~10歳の時に4回目の追加接種を行います。
この日本脳炎ワクチンを3回接種した場合、5歳から9歳では90%以上が抗体価が陽性となる
データがあり、一方の1~2回接種した場合では60%~80%ほどになります。
つまり、1~2回の摂取でも抗体価はある程度上がっており、厚労省が最初の2回を優先
するようにしている理由はここにあります。

今、製造再開した日本脳炎ワクチンも来年以降には流通回復する見通しなので、
最初の2回を接種済みの場合、3回目以降をすぐに接種できていなくても焦らなくて大丈夫そうです。

それでもやっぱり気になる!そんなママさんにおすすめなのは、
「蚊」に刺されない対策です。
日本脳炎ウイルスを媒介する『コガタアカイエカ』は水田や沼地に生息し、
暖かい季節の日没以降から活動が活発になります。ですので、日没以降はなるべく
肌の露出を避ける・虫よけ剤を使うことが有効です。

任意接種のおたふくかぜは感染力が強く合併症が怖い

おたふくかぜはムンプスウイルスというウイルスによる感染症です。
唾液や痰などの飛沫や接触で感染し、この感染力はとても強く流行してしまいます。
その症状は、突然両側もしくは片側の耳下腺や顎下腺が炎症し腫れと傷み、発熱などが主です。
ただ厄介なのは、『合併症』です。100人に1人の割合で髄膜炎、1000人に1人の割合で難聴をおこします。
特におたふくかぜからの難聴は回復が難しいとされています。

中には、一度おたふくかぜを経験して免疫をつければいいとおっしゃる方もいますが、
怖いのは合併症なので予防するには予防接種が必要です。

おたふくかぜワクチンは通常1歳以上で接種できます。この予防効果は約90%以上と高く
更に予防効果を確実にするために2回接種が推奨されています。

まだ一回も接種できていない!ワクチン再開は10月でしょ!?

ママさん、落ち着いてください💦
おたふくかぜの合併症で怖い難聴の発症ピークは就学前、学童期、30代の子育て世代
とされています。まだ初回接種が出来ていない方も、ワクチン供給は遠からず回復します
ので焦らずワクチン接種再開を待ちましょう。

コロナウイルスの影響!?予防接種を受けそびれるケース多発

新型コロナウイルスの影響から、こどもの予防接種・乳幼児健診を受けそびれるケースが
多発しています。特に1歳未満の乳幼児健診にコロナウイルスの心配から健診を欠席、
遅らせるケースが多いのです。

確かに、まだ小さな子どもたちが万が一コロナウイルスに感染したら!?
そう考えるだけでも外出を控えようと考えるママの気持ちはよくわかります。
コロナウイルスが大流行している地域だとなおさらですよね💦

ただし、子どもたちのリスクになる感染症は新型コロナウイルスだけではありません。
今回のようにワクチン不足により予防接種が受けられないケースもありますが、
乳幼児健診や予防接種を遅らせること自体がお子さんにとってリスクになる可能性があります。

乳幼児健診や予防接種を遅らせるとどうなる?

予防接種を受けるタイミングは、その感染症にかかりやすい年齢をもとに定められています。
特に生後2か月から予防接種を受け始めることはお母さんからもらった免疫が
減ってくるタイミングで赤ちゃんがかかりやすい感染症(百日せき、細菌性髄膜炎など)から
赤ちゃんを守るためには、とても大切なことです。

さらに乳幼児健診は、こどもの健康状態を定期的に確認し、相談する大切な機会なので
適切な時期にきちんと乳幼児健診も受診しましょう。

新型コロナウイルスの影響から外出自粛要請の影響で予防接種を受けそびれてしまった場合、
規定の期間内に予防接種を受けられなかった方でも市町村の窓口に相談すると公費接種を
受けられる場合がありますので、市区町村の窓口に相談してみてください。

子どもを守るためにも乳幼児健診や予防接種は大切ですよね。
(子どもたちは注射が怖くて毎回かわいそうですが)
各保健所、各クリニック小児科では新型コロナウイルスの対策もしっかりされているので、
コロナが怖い!もわかりますが、その他の感染症の予防のためにもしっかり受診しないと
いけませんよね。

心配なことが多い現状ですが、お子さんの健康管理もママの仕事ですよね(;^_^A

参考になれば幸いです。

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