始めは2~3時間ごとに起きていた赤ちゃんも、
成長することで、大人と同じようにまとまって寝ることができるようになります。
しかし、ママたちに聞いてみると、
ぐっすり寝ている子もいるのに、眠りが浅い子も。
どうしたら昼夜の区別がつかない赤ちゃんに、
睡眠のリズムをつけ、ゆっくり眠ることができるのでしょうか。
今回は「赤ちゃんの睡眠」について、睡眠のリズムをつける方法や、
寝かしつけに便利なアイテムなどをご紹介します♪
赤ちゃんの睡眠の特徴
赤ちゃんは大人よりも、眠りが浅いと言われています。
基本的には、赤ちゃんも大人も同じように、
浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)を繰り返しながら寝ています。
赤ちゃんの睡眠の特徴は、レム睡眠の割合が、大人と比べて多いことです。
大体3ヶ月頃には、赤ちゃんは昼夜の区別がつくようになり、
少しずつ夜に寝る時間が増えていきます。
赤ちゃんは眠りが浅いので、寝るときはテレビなどの音の出るものは消して、
なるべく静かな環境を作るように心がけましょう。
ご家庭の都合もあると思いますが、
できれば夜8~9時頃までには寝かせると良いですよ。
大人と違う赤ちゃんのからだ
赤ちゃんが大人と同じように眠れないのには、主に3つの理由があります。
大人と違う赤ちゃんのからだについて理解して、
よりよい睡眠に繋がるようにしましょう!
- 体温調節がうまくできない
-
赤ちゃんは、大人の2倍も多く汗をかきます。
周りの温度に反応して、自分で体温を調節するのが苦手なため、
周囲の温度に影響を受けやすい状態にあります。通気性のよい服装や、スリーパーなどでサポートすると◎
- 大人は胸式呼吸、赤ちゃんは「腹式呼吸」
-
赤ちゃんの呼吸方法は、「腹式呼吸」と呼ばれる、
お腹を上下に波打つように動かして、ゆったりと深い呼吸をします。
逆に、大人の「胸式呼吸」ができないため、
お腹を張った姿勢の呼吸しづらく、背中を丸めた姿勢が楽。Cカーブの姿勢になる場所があれば、安心して眠れます。
- 睡眠リズムができていない
-
生まれたばかりの赤ちゃんには、体内時計がありません。
成長することで少しずつリズムができてきますが、
パパやママも、赤ちゃんに睡眠リズムができるように生活しましょう。
睡眠リズムができないと、夜泣きが強くなったりもします。昼間はたっぷり遊び、寝るときはおしゃぶりタオルなどを準備して、
規則的な睡眠リズムのサイクルを目指しましょう。
夜泣きと睡眠リズムの関係
日中は機嫌よく過ごしていたのに、
夜寝ていた赤ちゃんが泣くことを「夜泣き」と言いますが、
夜泣きが始まる時期も程度もさまざまです。
まったく夜泣きしない赤ちゃんもいますし、
多くが生後5・6ヶ月頃から夜泣きをする赤ちゃんが見られます。
必ず夜泣きが治まる方法はありませんが、
もし夜泣きに悩んだときは、下記の3つのステップを試してみてくださいね!
朝昼はにぎやかに、夜は静かに過ごすことで、
睡眠リズムが少しずつ整っていき、夜泣きの改善につながりますよ。
睡眠リズムをつけよう!
赤ちゃんに太陽の光を感じさせることで、
体内時計をリセットしましょう。
朝が来たら赤ちゃんを抱っこして窓を見せて、
「おひさまでたね」と言って、戻るだけでも十分ですよ!
昼間は遊んだり、散歩に行ったりして、
なるべく活動的に過ごすようにしましょう。
遊びや散歩の適度な刺激が、睡眠に良い影響を及ぼします。
赤ちゃんやママの体調などもあるため、
ベランダに少し出たり、少し外にでるだけでも◎
豆電球がある場合は、それも消しましょう。
お世話の照明は、お世話が済んだら消すのがおすすめ。
とはいえ、授乳やおむつ替えなどで真っ暗の中、
電気をつけてしまうと、赤ちゃんが起きてしまいます。
調光ライトなどがあると、赤ちゃんを起こすことなく、
優しい光の中お世話できるので、便利ですよ♪
おすすめの寝かしつけアイテム
寝かしつける際に、抱っこや歌をうたうなど、
ママが赤ちゃんを寝かしつける方法には、さまざまなものがあります。
しかし、どうしてもなかなか寝付けない赤ちゃんもいます。
そんなときは、アイテムに頼るのも手です!
また、赤ちゃんがアイテムを気に入れば、もっと入眠が楽になるはず。
ここでは、寝かしつけにおすすめのアイテムをご紹介します♪
Cカーブの姿勢を保つ「おやすみたまご」
赤ちゃんが安心して眠ることができる、Cカーブの体制。
これは、お腹の中にいたときの姿勢に似ているためですが、
なかなかこの姿勢を、生まれてから作ることは難しいです。
そんなときに、「おやすみたまご」があれば、
自然とCカーブの姿勢を作ってあげることができますよ!
細かいビーズが入っているため、
赤ちゃんのどんな姿勢にもぴったり合うことができ、
抱っこなどして寝てしまった赤ちゃんを、
背中スイッチなどで、起こすことなく寝かせることができます。
とっても柔らかい素材でできているため、
赤ちゃんも気持ちよく寝ることができ、
また、ビーズを調節して、赤ちゃんの普段の場所にしたり、
ママがお昼寝する用のマクラにしてもぴったりですよ♪
全身をしっかりカバーできる「スリーパー」
生まれてすぐの赤ちゃんもそうなのですが、
ブランケットや毛布をかけてあげても、結構はだけてたりします。
気づいたときに、かけ直したりもしますが、
遊び感覚で赤ちゃんが蹴ったりして、イタチごっこに…。
そんなときに、「スリーパー」があれば絶対はだけません!
あったかく、股の部分にボタンがあれば、
どんなに赤ちゃんが動いても、めくれることがなく、
お腹が出る心配もありませんよ!
寝冷えなどの対策にもなり、優しい素材でできているため、
赤ちゃんもゆっくり眠ることができるはずです♪
生活リズムを作って睡眠リズムを身に着けよう
生後間もないころは、少しの時間しか寝てくれないため、
ママは眠れず、とても大変ですよね。
ひとりで抱え込まずに、周りに頼ったりしながら、
この時期だけと考えて、対応するようにしましょう!
また、まとまって寝るようになってきたら、
昼寝や寝る時間、お風呂や授乳時間などもなるべく一定にして、
赤ちゃんのリズムを整えていけるような生活をしてみましょう。
ママやパパも、赤ちゃん生活リズムがきちんとできるように、
環境づくりや生活習慣を心がけてくださいね!
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