先日、朝起きるとひーちゃんが、顔までふとんをかぶっていました。
窒息してない?!と焦ってふとんをどかすと、すやすやと寝ていて、
なんだかとても安心しました。
そんなとき、ふと考えました。
私って赤ちゃんの事故について、何も知らないかも…と。
今回は、そんな赤ちゃんを事故から守るために、
「どんな事故があるのか」、そしてその予防・対策についてです!
赤ちゃんに起こりやすい事故を知ろう
月齢によってどういう事故が起こりやすいのかがわかっているので、
赤ちゃんの事故は、前もって対策をとることができます。
対策をとることで、赤ちゃんの多くの事故を予防することができます。
起こりやすい事故を知り、赤ちゃんの安全対策をすることは、
保護者の重要な仕事のひとつ、ということができるでしょう。
赤ちゃんの事故はなぜ起こる?
パパやママは、赤ちゃんの安全については、
もちろん十分すぎるほど気をつけていますよね。
しかし、赤ちゃんの事故は多く起こっています。
赤ちゃんの事故が起こるのはなぜなのでしょうか?
それは、昨日まで寝返りができなかった赤ちゃんが、
今日にはできるようになり、ソファから転落した…など、
赤ちゃんは日々、発達して成長しているからです。
赤ちゃんがケガをすることで、パパやママ自身も、
自分の行動をとても反省し、後悔したりします。
そうならないように、事故を予防する対策をしましょう!
事故が起こる可能性を考える
赤ちゃんの事故と聞くと、
「まさかうちの子にかぎって」「気をつけているから大丈夫」と、
多くのママが思っているでしょう。
実は、事故が起こったときは、
8割は保護者がそばにいて、そのうち6割は見ている目の前で起こっています。
まずは、「自分の子にも事故は起こる可能性がある」と考え、
起こりやすい事故やその対策について、考えることから始めましょう。
注意したい6つの事故の予防と対策!
1才までに起こる事故には、大きく分けて6つあります。
6つの事故についてパパやママはきちんと把握し、
予防と対策をして、赤ちゃんを事故から守りましょう!
- 交通事故
- 溺水
- 窒息
- 誤飲
- 転落
- やけど
交通事故
赤ちゃんの交通事故という、ほとんどの場合は、
自動車に乗っている時の事故です。
日本では2000年4月から、6歳未満のこどもを自動車に乗せる場合は、
チャイルドシートの使用が義務付けられています。
きちんとチャイルドシートを正しく使用していますか?
- 予防・対策
- どんなに近い場所でもチャイルドシートに座らせる
- かたいもの・とがったものなどはトランクに収納する
- 赤ちゃんを車の中にひとりにしない
溺水
生後10ヶ月を過ぎると、浴槽や、
時には洗濯機に入ってしまい溺れることがあります。
また、洗い場から浴槽の淵の高さが、50cm未満の場合、
赤ちゃんが転落する可能性も。
- 予防・対策
- 伝い歩きがはじまったら、残し湯はしない
- 浴室の扉は必ず閉める
- 浴槽で浮き輪を使わない
窒息
生まれて4ヶ月未満の赤ちゃんは、
突然死する3分の1は窒息という報告があります。
原因としては、鼻や口が塞がれたことが最も多く、
他には、吐いた乳やミルクを吸い込んでしまった誤嚥などもあります。
窒息は、「乳幼児突然死症候群※」と区別することが難しいため、
なぜ起こるのかはわかっていませんが、
赤ちゃんの睡眠時の姿勢などが、窒息などと深い関係にあると言われています。
- 乳幼児突然死症候群(SIDS)…
何の予兆もないままに、主に1歳未満の健康にみえた乳児に、
突然死をもたらす疾患である。
- 予防・対策
- うつ伏せ寝を避ける
- 顔がもぐりこむような、ふかふかのふとんを避ける
- 寝ているまわりに鼻や口を覆うようなものを置かない
誤飲
生後5~6ヶ月になると、赤ちゃんは手を伸ばしてものを掴み、
それを口に持っていくようになります。
口に異物を入れて、飲み込むことを誤飲といいます。
実は私の身の回りでも誤飲は起こっていました。
私の兄は小さい頃に、祖父に飴が食べられるかもと渡されて口に入れてしまい、
危うく誤飲で窒息死するところでした。
特に、生後8ヶ月から1才までの赤ちゃんに多いのが誤飲です。
「静かだな」と思って赤ちゃんを見ると、
必ず何か口の中に入れているので、注意が必要です。
- 予防・対策
- 口に入る可能性のあるものは床に置かない
- 床から1m以上の高さに置く
転落
生まれて4~5ヶ月までの、重症度が多い転落というのは、
実は、抱っこ紐からの転落だったりします。
正しい方法で装着するように心がけましょう。
次に、抱いていて落とす場合です。
入浴中にせっけんで手がすべってタイルに落としたり、
キッチンや洗濯機の上にバスタオルをしき、赤ちゃんを乗せて、
目を離したすきに転落したり、など様々な原因があります。
- 予防・対策
- 階段の入り口には上下とも柵をつける
- 抱っこ紐の着脱は座ってする
- 抱っこ紐を使用する際は、赤ちゃんと密着させ隙間を作らない
- 不安定な履き物を履かないようにする
- ベビーカーに乗せる際は、ベルトで固定する
やけど
赤ちゃんの時期でもやけどがみられます。
よく、「赤ちゃんのやけどは親の責任」と言います。
パパやママが赤ちゃんを抱いたまま、ケトルでお湯を注いだり、
熱い飲み物を飲んでいる時にこぼしてしまったり、などがあります。
赤ちゃんの生活環境に熱をもったものがあれば、
やけどをする可能性は大いにあります。
- 予防・対策
- 動きまわるようなら、キッチンに入れなくする
- 熱をもったものは赤ちゃんのまわりに置かない
起こりやすい事故について把握し、予防を心がけよう
赤ちゃんの事故を防ぐには、日ごろの対策が重要です。
成長に合わせて起こりやすい事故を把握して、
家族みんなで予防を心がけるようにしましょう!
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