妊娠後期に入って、赤ちゃんをむかえる準備を、
本格的に始める方も多いのではないでしょうか。
お店に行って、赤ちゃんのお布団や服などを買うと、
「もうすぐ生まれるんだなあ」と、ママやパパになる実感がしますよね!
私も買った赤ちゃんのベビー服の包装を開けて、
タグなどを切って、タンスにしまおうとしたところ、
「水通ししないとね」と両親に言われました。
恥ずかしながら、当時の私は水通しというものを知らず、
「水通しって何?」と、当時の私は思いました笑
そこで今回は、「ベビー服の水通し」について、
水通しとは何かやそのやり方、洗う時のポイントなどをご紹介します!
ベビー服の水通しって何?
ベビー服の「水通し」とは、ベビー服や肌着を、
赤ちゃんが着る前に水洗いすることを言います。
私は出産するまでは、水通しという言葉を知らず、
両親に言われるまでは、ベビー服を開けてそのまま着せようと思っていました。
水通しを必ず行わなければならない、ということはありませんし、
洗い方などにも特に決まりはありません。
しかし、ベビー服や肌着は、生まれたばかりの赤ちゃんに着せるので、
デリケートな肌に直接触れることになるため、
出産準備のひとつとして行っておくと安心です!
水通しをする理由
ベビー服を水通ししたほうがいい理由としては、
大きく分けて2つの理由に分けられます。
生地を柔らかくする
新品の服は形を整えるために「のり」がついていることがあります。
のりは水に濡れることで取れるので、生地が柔らかくなり、
赤ちゃんの敏感な肌への負担が少なくなります。
また、生地が柔らかくなることで、吸水性もよくなるので、
赤ちゃんの汗を良く吸い取って、赤ちゃんが快適に過ごすことができます。
ホルムアルデヒドを除去する
ホルムアルデヒド、って聞いたことはあるけどよく知らないですよね。
体によくない、ということだけ私も知っています笑
ホルムアルデヒドは、縮みやシワを防ぐ効果がある、
衣類に使わている薬品のことで、多くの衣類に使われています。
ホルムアルデヒドがなぜよくないかというと、
刺激が強い薬品のため、ホルムアルデヒドが使われた衣類に触れると、
皮膚障害やアレルギーを起こす可能性があります。
生まれたばかりの赤ちゃんの肌は、とってもデリケートで、
特に、生後24ヶ月以内の赤ちゃんの服や肌着は、
ホルムアルデヒドの使用に、厳しい規制がされています。
ホルムアルデヒドが使われてない衣類だとしても、
衣類に吸収されやすい性質の薬品のため、
出荷途中でうつっている可能性もあります。
ホルムアルデヒトは水に溶けやすい性質なので、
赤ちゃんのためににも、取り除くために水通しが大切です。
いつまでに水通しをしておいた方がいいの?
生まれた赤ちゃんにベビー服や肌着を着せるため、
赤ちゃんが生まれる前に、衣類の水通しをしておくと、
産後の生活をスムーズに始めることができますよ!
臨月になると、お腹がさらに大きくなり、
ちょっとした動きや家事も大変になります。
また、赤ちゃんがいつ生まれてもおかしくないので、
体力的にも心理的にも余裕がある、
できれば妊娠34週あたりまでに水通しをしておくと◎
天気が良く、乾きが早い乾燥した日を選んで水通ししましょう!
水通しをしていると、足りないベビー服などに気づくこともあります。
時間に余裕があれば、買い足してまた水通しをしましょう。
いつまで水通しをする必要があるのか
水通しを一度すると、赤ちゃんが生まれてからも、
なんだかクセになってしまい、新しいベビー服や肌着を買うと、
その都度水通しをしてしまいますよね。
水通しはいつまでするのが良い、という決まりはありません。
私はお店でしっかりと袋の入っていない服以外は、
一度すべて水通しするようにしています。
ホルムアルデヒドの基準値が厳しい、生後24ヶ月まで行うのが、
ひとつの目安かもしれません。
ベビー服を水通ししよう!やり方をご紹介
ベビー服を水通しする、と聞くと、難しそうに感じますが、
手洗いでも洗濯機でも、どちらでも簡単に水通しをすることができます!
型崩れが気になるときは手洗い、
量が多かったり、時間がない場合は洗濯機がおすすめですよ。
ここでは、ベビー服の水通しの手順をご紹介します!
水通しのやり方
洗濯機の場合
水通しをする前に、洗濯機の中が汚れていないか確認しましょう。
汚れている場合は、掃除してから水通しします。
型崩れを防止するため、ベビー服はネットに入れてから、
洗濯機をまわします。
洗濯機は「弱洗い」、または「水洗い」コースにして、
優しく洗濯します。
洗濯が終わったら、雑菌が増える前に、
早めに洗濯機から取り出して乾かしましょう。
手洗いの場合
汚れていない洗面器やバケツなどの、
洗うためのきれいな容器を準備しましょう。
用意した容器にぬるま湯を入れて、ベビー服を浸します。
浸したら、優しくもみ洗いをします。
きれいな水を使い、何度か水またはぬるま湯でよくすすぎます。
最後に洗ったベビー服や肌着をよく絞り、
しわを伸ばして乾かしましょう。
水通しするときのポイント
大人の服と別に洗う
大人の服から、汚れやホルムアルデヒトなどがつかないように、
ベビー服を水通しするときは、大人の服と分けて行いましょう。
洗剤を使わない
新しいベビー服は汚れていないため、
洗剤を使っての水通しは必要ありません。
気になるときは、赤ちゃん用の洗剤を使って水通しをしましょう。
また、洗剤を使う場合は、洗剤が残らないように、
しっかりすすぐようにしましょう。
日光に当てる
水通しをしたベビー服は、天日干しをしてしっかり乾かしましょう。
日光の光には紫外線が含まれているため、殺菌効果があります。
なるべく天気が良い日に、水通しをするのをおすすめしますよ!
ただし、花粉やPM2.5、ほこりなどが多い場合は、
せっかく水通ししたベビー服についてしまうため、
外ではなく、室内で乾かすようにしましょう。
すぐに乾かす
水通しをした後は、できるだけ早く乾かしましょう。
水通しをしてそのままにしておくと、雑菌が繁殖する可能性があります。
早く乾かすために、乾燥機などもありますが、
なるべく乾燥機は使わないほうが◎
ベビー服は赤ちゃんの肌に優しい綿100%素材のものが多く、
乾燥機を使うと、服が縮んでしまったり、
肌触りが悪くなったりしてしまう可能性があります。
ベビー服専用の場所に保管する
大人の服からはホルムアルデヒトが移らないようにするため、
ベビー服や肌着だけを保管する専用の場所を作りましょう。
新品のタンスにしまう場合は、ビニール袋に入れてから保管するなどしましょう。
赤ちゃんのことを考えて水通しをしよう
ベビー服や肌着を水通しすると、ママになる実感がわいてきますよね。
柔らかく肌触りの良い服を着ることで、
赤ちゃんのことを考えて、愛情をこめて水通しをしましょう!
もちろん、赤ちゃんが生まれてからは、
毎日のように、赤ちゃんの服を洗濯するようになります。
赤ちゃん用の小さいハンガーを揃えたりして、
衣類だけではなく、ガーゼやブランケットなども水通ししておくと、
安心して赤ちゃんに使うことができますよ♪
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