わーい。冬休み♪遊ぶぞー。
コロナ禍で大変やったけど、ようやく冬休みやな。あ、でも冬休みの宿題あるんやな。
うん。漢字と計算ドリルとー、「伝統遊び!」
え!伝統遊びって何があったっけ。日記に書かなあかんのかいな。今年はじいちゃんばあちゃん宅にも行かへんし困ったなぁ。
みなさんは伝統遊びときくとどんな遊びが思い浮かびますか?伝統遊びには色々ありますが、「どんな遊びだっけ?」「知ってるけど遊んだころがない」「由来までは知らない」という方も多いのではないでしょうか。私もです。でも、長男の小学校の宿題で伝統遊びは必須!よし!どんな遊びがあるか調べてみよう。ということで、今回は、伝統遊びの由来と遊び方、グッズを紹介します。しかも伝統遊びは知育にも役立つんですよ。
今年はコロナ禍でお正月のお出かけを控える方も多いと思います。この機会にお子さんと伝統遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。
昔のバドミントン?|はねつき
お正月に羽子板を飾ると華やかですよね。うちも実家では毎年飾っていました。子どもの頃はそれで遊ぼうとして叱られた記憶が…。
羽根つきの由来は、中国で羽根に硬貨をつけたものを蹴る遊びがあり、これが室町時代に伝わりました。羽根つきの羽根のとぶ様子はトンボに似ています。子どもの病気の原因となる蚊に刺されないよう、蚊の天敵であるトンボに見たてて、羽根つきで厄祓いできると信じられるようになりました。また、羽根に使われるムクロジの実は「無患子」と書き、「子どもが患わない」という魔除けになるものとして、女の子の初正月に羽子板を贈る風習が生まれたそうです。尚、打ち損じると顔に墨を塗るのも、魔除けのためのおまじないです。
実際に遊ぶ場合には飾るようではなく、実技用の羽子板を使ってくださいね。無地の羽子板に自分で絵を描くのも楽しいですね。
さぁ!子どもややるで!!
元バドミントン部のママ友…。気迫が違うわ…!
風をつかもう|凧あげ
凧あげは、江戸時代に男の子の誕生を祝い、健やかな成長を祈願するものとして広まったとされています。また、凧が高くあがるほど願い事が神様に届くので願いが叶う、元気に育つといわれています。
凧あげをするときは、適度に風が吹いている日を選びましょう。凧を飛ばすのは風だということを教えてあげれば、子どもは自然を感じることができます。よく晴れた冬の青空に、凧があがっていく姿は爽快!。ただし、電線に引っかかるととっても危険!遊ぶときは周囲に障害物がない広い場所で遊ぶようにしましょう。
カンちゃんの凧はアンパンマンだよ。僕のは昨年作ったビニール凧。
最近の凧は種類も豊富。子どもが好きなキャラクターのものを揚げるのも楽しいですよ。また、凧はビニール袋などで手作りすることもできます。創造力を養ったり、理科に興味を持つきっかけにもなりますね。
ひらがなを覚えるのにも役立つ|かるた・百人一首
かるたは、平安時代の貝合わせが始まりとされていわれています。貝合わせとは、二枚貝を2つに割ったものをいくつも並べ、その中から一対の貝を見つけるという遊びです。そして、江戸時代に「いろはかるた」と呼ばれるかるたとなり、庶民に広まっていきました。いろはかるたには、ことわざが書かれ子どもが遊びを通して楽しく文字を覚えられるようにという工夫がされています。 昔の知育ですね!
幼児と遊ぶときは、ことわざよりもキャラクターものや、楽しく50音が学べるものがいいかもしれませんね。ちなみに、うちは鉄板のアンパンマンかるたとノラネコぐんだんかるたがあります。ノラネコぐんだん、シュールで楽しいですよ。大人も楽しめます。
「百人一首かるた」は平安時代につくられた様々な和歌の中から、鎌倉時代に藤原定家が厳選してまとめた「小倉百人一首」でできています。宮中の遊びだったものが江戸時代の木版画の技術によって庶民に広がり、お正月に楽しまれるようになったそうです。
なかなか子どもに和歌の意味を理解させるのは難しいですよね。マンガで解説を読んでから遊ぶと楽しさが増すのではないでしょうか。
懐かしい。中学生時代、テスト対策で百人一首の漫画読んだわ。
現代版はかおノートで|福笑い
「福笑い」は目隠しをして、輪郭を描いた紙の上に、まゆ・目・口・鼻などを置いていくゲーム。出来上がった面白い顔立ちを笑って楽しみます。「笑う門には福来る」と縁起がいいことから、正月にふさわしい遊びになったようです。
家族の似顔絵でオリジナル福笑いを作ってみるのもおすすめです!
現代版では、「かおノート」はいかがでしょうか。かおに見立てた写真やイラストに、目・鼻・口・ひげなどのシールを貼って完成させます。パーツの組み合わせ方はもちろん、貼る位置や角度のちがいで、色々な表情を楽しめます。
できると子どもから尊敬される|こま回し
世界最古の独楽(こま)は、エジプトで発見されたなんと紀元前2000~1400年頃のものだとか!日本へは奈良時代ごろに高麗を経て伝わったそうです。高麗はかつて「こま」と呼ばれていたので「こま」という名前になり、「独楽」の字が用いられました。当初は貴族の遊びでしたが、江戸時代から庶民の遊びとして広がりました。独楽は、物事が円滑に回るにように例え縁起がよく、うまく回ると子どもが早く独り立ちできると言われています。
こま回しは、とにかく回し始めが難しいですよね。紐の持ち方や、回すときの投げ方などを工夫してやっと回ります。どうやったら、キレイに回るか自分で改善点を考える力を養うのに役立ちます。
実がママ意外とうまいんやで。手にも乗せられるで。
集中力がつく|けん玉
けん玉は日本生まれではなく、シルクロードを通じて江戸時代に入ってきたそうです。今のような形になったのは大正時代。玉を太陽(日)に、浅い皿を三日月に見たてて「日月ボール」といいました。これが昭和初期に大ブームとなり、けん玉として子供達の定番おもちゃとなりました。皿にのせるだけでなく、色々な技があります。
シンプルなおもちゃのけん玉。でも、実はすごい効果があるんです。長男が通っていた園ではけん玉遊びが推奨されていました。
最初は難しかったけど、卒園することには「高速もしかめ」ができるようになったで。
けん玉は集中力を高めるのはもちろんのこと、脳の活性化、穴の箇所を瞬時に認知して正確に玉の穴を刺すために不可欠な動体視力、そしてボールの動きに身体を連動させるリズム感まで高めることもできます。
また、姿勢の安定のために体幹を鍛え、腹筋を強化します。室内でできるエクササイズとして、ママにも嬉しい効果がありますね。
結構鍛えられるわー。
尚、もし今から購入する場合は、競技用の「大空」というものがおすすめです。日本けん玉協会公認で精度・品質維持のために100%国産・100%手作りで生産されています。
100均のより安定してのるで。
飛ばしすぎないで!|だるま落とし
だるまは転んでも起き上がることから、お正月にだるまに願をかけながら片目を入れて飾り、願いが叶ったらもう一方の目を入れるもの。毎年だるまを買い換えて、1年の願掛けをするのです。だるま落としのだるまは転んでも(落ちても)起き上がりませんから、転ばない(落とさない)ようにするという意味があります。
カンちゃんあかん!叩きすぎたらだめよ!
ニヤっ
どこを叩けば安定的に落とせるか工夫することで、物理に興味を持つきっかけになるかもしれません。
現代版は人生ゲーム|すごろく
すごろくは、さいころを2個振り、双方とも最大値である6の目がいかに出るかを競うゲームだったため「双六」という字が当てられるよりました。サイコロをふってコマを進めるだけのシンプルなルール。勝敗は運だのみ。その年の運だめしにもなります。
現代版では、人生ゲームでしょうか。ちなみにうちはプラレールすごろくで県名と新幹線のとまる駅を覚えました。すごろくで自然に勉強できるのもいいですね。
まとめ
いかがでしたか。この記事では伝統遊びの由来とグッズを紹介しました。巣ごもり正月になりそうな年。家族で伝統遊びを楽しんでみるのはどうでしょうか。知育にも役立つのが嬉しいですね。
僕、けん玉と凧とこまとカルタするー。後、UNOと黒ひげもやってなー。
お。おう。結構忙しいな。
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