今だ落ち着きを見せない「新型コロナウイルス」。
今年の初めごろには、中国でのニュースは知っていたものの、
まさかこんなことになるとは思ってもいませんでした…。
お子さんがいる方はもちろん、妊婦さんや高齢のご家族がいる方など、
「もし感染したら?」と不安な日々が続いていると思います。
大事なのは、不確実な情報でパニックになるのではなく、
正しい情報を知り、行動することです。
そこで今回は、「新型コロナウイルス」について、
厚生労働省の資料を参考にしながら、予防方法や受診の目安など、
今もう一度知りたい内容をまとめてみました!
新型コロナウイルスってどんなもの?
厚生労働省の資料によれば、
人に感染するコロナウイルスというものは、7種類ほど見つかっています。
その中のひとつが、「新型コロナウイルス」です。
このウイルスは、実は自分自身で増えることはできず、
人の粘膜などから侵入し、増殖していきます。
ウイルスによっては、24~72時間ほど感染する力があると言われています。
こちらには、日々変化する新型コロナウイルスの情報が載っています。
毎日のコロナウイルス関連のニュースなどで、とても怖く感じますが、
きちんと石けんでの手洗いや、手指消毒用のアルコールを使うことで、
ウイルスの感染力を失わせることができます。
そのため、正しい知識を持って予防することがとても大切です!
感染経路は2つ
感染経路は、「飛沫感染」と「接触感染」の2つが、
現時点で確認されています。
- 飛沫感染
-
感染者のくしゃみや咳・つばなどの飛沫と一緒にウイルスが飛び、
他の人が口や鼻から吸い込み感染する。- 主な感染場所 …学校、満員電車、映画館や水族館、劇場などの人が多く集まる場所
- 接触感染
-
感染者がくしゃみや咳をしたときに手で押さえた後、
その手で周りの物に触り、別の人がその物に触ることでウイルスが手につく。
そして、その手で口や鼻を触って、粘膜から感染する。- 主な感染場所 …ドアノブ、スイッチ、電車・バスのつり革など
相談・受診の目安とは
厚生労働省では、新型コロナウイルスの相談や受診する目安を、
以下のようにしています。
- 風邪の症状や、37.5℃以上の発熱が4日以上続いている
- 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある
もしかしたら…と思い、病院をすぐにでも受診したい気持ちも分かりますが、
重症ではない場合を除き、病院へすぐ行くことはおすすめできません。
もし感染していた場合、ウイルスを誰かにうつす可能性があるからです。
上の症状に該当した場合は、まずは地域の帰国者・接触者相談センターや、
各都道府県の、新型コロナウイルスの電話相談窓口に相談しましょう!
受診を勧められたのち、医療機関を受診します。
家族に症状が現れたら…注意したいポイント
もし家族に新型コロナウイルスの症状が現れ、
自宅待機などになった場合に、注意したいポイントをまとめました!
- 部屋を分ける
-
感染の疑いがある本人は、極力部屋から出ないようにします。
食事や寝る時も別の部屋にしましょう。もし部屋を分けられない場合は、約2mほど距離を保ち、
飛沫感染対策に、仕切りやカーテンがおすすめです。 - 共有部分の消毒
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ドアの取っ手やノブなどの、家族がよく触る共有部分は、
薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭きしましょう。同じようにトイレや洗面所も消毒しますが、
通常の家庭用洗剤ですすいで、家庭用消毒剤でこまめに消毒しましょう。 - 手洗い・換気
-
特に大事なのは、手洗い・換気です。
新型コロナウイルスの感染対策の基本と言えます。こまめに石けんで手洗いするようにして、定期的に換気するようにしましょう。
リビングなどの共有スペースや、個人の部屋など、
窓を開けてしばらく換気することがポイントですよ。 - 洗濯のときは手袋とマスクをつける
-
洗濯の際も注意が必要です。
接触感染しないように、手袋とマスクをつけて洗濯しましょう。
洗剤などは、一般的な家庭用洗剤で大丈夫ですが、しっかり乾かすようにします。 - ゴミは密閉して捨てる
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鼻をかんだティッシュなどは、すぐにビニール袋などに入れて、
密閉して捨てるようにしましょう。
接触感染を防ぐために、その後はすぐに手を洗います。
新型コロナウイルスの予防方法
新型コロナウイルスは、いつ、どこで、感染するかわかりません。
目に見えない分、怖いし不安ですよね。
しかし、きちんと予防することで、感染するリスクを減らすことは可能です。
自分が今できる予防方法を行い、ひとりひとりが予防に意識を向けるようにしましょう!
すぐにできる感染対策4つ
- こまめな手洗い
-
上記の厚生労働省が推奨する正しい洗い方で、
こまめに手洗いするようにしましょう!手洗いのタイミングは5つあります。
- 公共の場所から帰った時
- 咳やくしゃみ、鼻をかんだ時
- ご飯を食べる前と後
- 病気の人のケアをした時
- 外にあるものを触った時
手を洗っていない時は、口や鼻、目などを触らないようにしましょう。
お花の形に、手のひらに泡石けんがでてくるタイプ。
これならこどもも楽しく手洗いを習慣化することができますね♪ - 十分な睡眠とバランスの良い食事
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十分な睡眠・休養を取ることと、栄養バランスの良い食事を3食きちんと取ることは、
健康管理の基本的なことです。
免疫力を高めるためにも、運動を取り入れても◎
ウイルスに負けない体を作りましょう! - 1~2時間おきに換気する
-
感染予防には、部屋の換気も大切です。
1~2時間おきに、5~10分ほど窓を大きく開けて換気をしましょう。
換気によって空気が乾燥すると、のどの免疫機能が低下するので、
乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って、
適度な湿度(50~60%)を保つようにしてくださいね。 - 咳エチケットに気をつける
-
飛沫で他人に感染させないためにも、
咳やくしゃみをするときは、マスクやティッシュ・ハンカチ、
ない場合は服の袖などを使って、口や鼻をおさえます。
妊婦さんが気をつけること
お腹の中に赤ちゃんがいる方は、今とても不安だと思います。
現時点では、妊娠後期に新型コロナウイルスに感染したとしても、
経過や重症度は妊娠していない時と変わらない、とされています。
お腹の赤ちゃんについては、海外で感染例が報告されていますが、
胎児の異常や死産・流産を起こしやすい、ということはありません。
そのため、妊娠中に過度に心配することはないので、安心してくださいね。
しかし、一般的に妊娠中に肺炎を起こした場合、
妊娠していない時と比べると、重症化しやすいという意見もあるので、
ご紹介した3密に注意し、健康管理に気をつけるようにしましょう。
正しい知識を持って、感染を防ごう!
新型コロナウイルスは、きちんと予防することが大切です。
「自分はかからない」「かかっても大丈夫だろう」と思うのではなく、
「誰かにうつすかも」「もしかかってしまったら」など、
周りにうつしてしまう可能性を考えるようにしましょう。
いつ、どこで、自分も感染するかわかりません。
残念ながら、新型コロナウイルスは未だ落ち着きをみせていません。
ひとりひとりが正しい知識を持って、適切な行動をとることが大切です。
自分が「今できること」を考えながら、みんなで乗り越えていきましょう!
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