お腹の赤ちゃんが元気よく動いているのを感じると、自分がママになる実感が湧きます。
元気な胎動を感じることで「赤ちゃん元気で良かった!」と安心するという方も多いと思います。
とはいえ、3度目の妊娠中の私は自分が妊婦であることをつい忘れてしまうことも(;^_^A
もう妊娠後期だというのに、妊婦なのを忘れて全力ダッシュしたり・・・💦
慣れってこわいですね(-_-;)
しかしながら、妊婦なのを忘れる私でも、ふとした時に「あれ?今日はあんまり動いてないな・・・」
なんて心配になることがあります。つい、おーい!大丈夫!?寝てるの??バンバン!
お腹をノックして確認したりします。
胎動が弱くなったり、少なくなる。
これってすごく心配になりますよね?
赤ちゃんの胎動のメカニズムっていったいどんなものなのでしょう。
胎動の種類や胎動が減少する理由、緊急性が必要なケースもまとめてご紹介します。
【胎動の種類】お腹の中で赤ちゃんはこんなことしています
はじめて胎動を感じる時期は個人によりさまざまですが、多くは妊娠18~20週頃。
経産婦さんはこれよりも早く感じるようになります。
中には胎動と思ったら腸の動きだった!なんて声も(笑)
いずれにしても『胎動』って不思議な感覚ですよね。
確かに赤ちゃんがお腹にいるという実感と神秘的なパワーを感じませんか?
ママとしては胎動を感じたとき、赤ちゃんが『動いた』とわかりますが、
お腹の中では赤ちゃんはどのように過ごしているのでしょうか?
まずは胎動の基礎知識からまとめます。
胎動の基礎知識
赤ちゃんは外の世界とは関係なく、自由に寝たり起きたりしています。
妊娠初期では、眠っている時間の方が長く、お腹の中をぷかぷかと漂っている状態で
成長につれて起きている時間が長くなっていきます。
だいたい30週頃には、眠っている時間と起きている時間がはっきりとして、
それぞれの持続時間がどんどん長くなっていきます。
ただ、ママが感じる赤ちゃんの胎動は実はほんの一部だけで、
赤ちゃんは目を動かしたり、向きを変えてみたり、様々な動きをして外の世界へ出る
準備を着々と進めています。
全ての胎動のうち、ママは約40%しか実は感じていないというデータもあります。
赤ちゃんはお腹の中で外の世界へ出る準備で忙しそうですね(o^―^o)
40%という数字にはビックリです。私が感じていないだけで、赤ちゃんは想像以上に
もっと活発だったんですね💦
胎動の種類で赤ちゃんが何してるかわかる?
赤ちゃんの胎動もその時によって結構なバリエーションがありますよね。
ドスン!と大きな衝撃だったり、何か空気法を発射したようなポコンとした感覚だったり・・・
なんだか面白いですよね。これはママだけの特権なので、よくパパにどんな感じ?
と聞かれますが、ポコポコ!ドスン!みたいな感じ(笑)と、毎回伝わりにくい返答になってしまいます。
ちなみに、赤ちゃんのこのバリエーション豊富な胎動の動きによって赤ちゃんの行動が分かりますよ。
ゴロンゴロンと大きい胎動
なんだが大きく動いたな?そんな時、赤ちゃんは身体を上下・左右に回転させているからです。
これは妊娠中期に頻繁に感じる胎動です。後期に入ると、子宮内が狭くなるために回転する
胎動を感じることは少なくなります。
グニュグニュと押されるような胎動
ちょっとくすぐったいようなグニュグニュ押される子の胎動は、赤ちゃんが手足を伸ばしたり
曲げたりしているからです。赤ちゃんの手足の筋肉や骨が発達すると感じる胎動で、
力が強くなる妊娠後期では痛みを感じることがあります。
後期には、外から見ても「お、これはかかとかな?」と様子が分かるほどになります。
(ハルジ君は足の力が強く、足の形がくっきりパパでもわかるくらいでした!)
ピクピク痙攣のような胎動
赤ちゃんが大きく動く胎動と変わって、ピクピクと小さな痙攣のような胎動を
感じることがあります。しかも、これが一定時間続く不思議な胎動。
これは赤ちゃんが『しゃっくり』をしてるからです。
20週頃から赤ちゃんはしゃっくりを始めます。これは生理現象なので、
この頻度が多くても少なくても心配はいりません。
ブルンブルンと振動する胎動
しゃっくりの時のような、ブルンブルン・ピクンピクンと軽い痙攣のような
一時的な胎動を感じるときは、赤ちゃんがおしっこをするときの胎動です。
16週頃から赤ちゃんは用水を飲み込む練習を始め、排泄時にブルンブルンとした
胎動を感じるようです。
(今でも子どもたちは排泄後、ぶるぶる!としますもんね笑)
あ!これは〇〇したな!なんてわかると胎動もより愛しく感じますね♪
【胎動が少ない・弱い】赤ちゃんは大丈夫??
胎動が弱く感じたり、なんだか回数が減っていると感じる原因はさまざまですが、
基本的には妊娠週数に関係なくほとんどの場合は心配ありません。
起きている時間の赤ちゃんは手足を動かすだけではなく、目や口を動かしたり
羊水を飲んだりと色んな動きをしています。
このような小さな動きだとママは感じることができませんし、そもそも
ママの体型や羊水量によって胎動の感じ方には個人差があるからです。
妊娠8か月頃になると、赤ちゃんの起きている時間と寝ている時間は規則的になり、
これが必ずしもママと同じタイミングではないため赤ちゃんが眠っているときは
ほとんど胎動は感じられません。
胎動が減っている理由は?
中でも、臨月になるとさらに胎動の回数は減り、さらに感じにくくなります。
「あれ?もうすぐ出産の時期なのに動いてない!大丈夫!?」
余計に心配になってしまうかもしれませんが、心配いりません。
妊娠後期になると、出産に向けて赤ちゃんの頭がママの骨盤内に固定されるようになり、
赤ちゃんは動きたくても動けない状態です。だからといって、赤ちゃんは別に
苦しいわけでもなく出産のときのために赤ちゃん自身もゆっくり準備をしているので
胎動が減ったから必ずしも悪いわけではありません。
注意が必要なケース!万一のための基礎知識
最後に念のための基礎知識です。
ほとんどの場合、胎動が弱い・少ないと感じても心配はないケースが多いです。
でもこれは100%ではありません。胎動の感じ方には個人差があるとはいえ、
『極端』なケースは例外です。
胎動を感じない+お腹の張りや痛みを伴う、出血がある場合は産婦人科に連絡して
指示を仰ぎましょう。
また、胎動の極端な減少、全く感じないなど24時間以上胎動を感じないなどの異変を感じたら
医師に相談しましょう。
【妊娠後期の胎動減少】心配なときには胎動カウントが有効
初産ママには、そうはいっても本当に大丈夫なの?と
心配になってしまうママも居るかもしれません💦
そんな時におすすめなのが『胎動カウント』です。
赤ちゃんの胎動を10回感じるまでにかかった時間を計る方法で、
身体の左側を下にして横になり(シムスの体制)、ママがリラックスした状態で
赤ちゃんが10回動くのにかかった時間を計測します。(10カウント法)
胎動カウントは早い方では20週頃から始める方もいます。
産院でも30週頃からカウントを取るように勧められるケースが多いです。
妊娠後期の早産予防のためにも、赤ちゃんの胎動のタイミングをママが把握しておくことで
安心につながります。
妊娠後期の場合、10カウントにかかる平均時間は、胎動が激しい時間帯では約15分、
また90%の方が35分程度あれば10カウントし終えます。
もちろん、赤ちゃんが眠っているタイミングもあるので、35分以上かかる場合は
時間をおいて再度実施してみましょう。
ただし、時間をおいて2・3度実施しても35分以上かかってしまう場合は、
念のた産婦人科に相談しましょう。
胎動は赤ちゃんとママをつなぐサインのようなものなので、
急に少なくなったり弱くなると心配になってしまいますよね。
心配になったときは、まずはママがリラックスして赤ちゃんに話しかけてみてくださいね。
「よかった!眠ってたの?」なんてことが多いかもしれませんよ。
トラブルも多いマタニティライフですが今だけの胎動をゆっくり堪能してくださいね。
参考になれば幸いです。
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