【幼児のおやつ】糖分摂取と幼児肥満|栄養士さんに相談してみた

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皆さん、お子さんのおやつには何をあげていますか??

我が家では、主に市販のおやつを与えています。
そんな食いしん坊なハルイチ君ですが、ただいまおやつダイエット中です。

幼児のダイエット、と聞くと正直なところ親の不管理なのでは?

そんな風に感じるかと思います。
まさにその通り、本当に管理が出来ていませんでした。
美味しそうにおやつやジュースを食べている姿が可愛くて・・・
『ついつい』を繰り返した結果、今や平均体重を超えた立派な肥満児に。

■運動量を増やす
■甘いおやつを与えない

この2つで何とか体重を平均値まで落とすように頑張っていますが、
こちらの不管理で急におやつが無くなって納得!というわけにはいきませんよね。

冷蔵庫を指さし「じゅー!じゅー!」(※ジュースを出してといっています)

おやつの引き出しを指さし「あーむっ!おいちぃー!」
(※美味しいお菓子を出してとジェスチャー交じりで訴えています)

うーーーん、なんとも身勝手ですが辛い。

しかしながら、体重もですがもっと気を付けなくてはいけなかったのが
『砂糖の摂取量』でした。

今回は、幼児の砂糖の摂取に関してのお話です。
また過剰摂取によって与える影響と砂糖ゼロでも納得してくれるおやつのご紹介です。

目次

【1歳~3歳】平均体重と一日の糖分摂取目安って?

男女・年齢別の平均体重がこちら。

男児1歳2歳3歳
平均体重10.4㎏12.8㎏14.2㎏
女児1歳2歳3歳
平均体重10.0㎏12.1㎏13.8㎏

ダイエットを始める前のハルイチ君の体重は・・・・

なんと15.5㎏!!!

まだ2歳半なのに、すでに3歳の平均値も大きく超えています。
身長も低い方ではありませんが、何よりも問題なのが砂糖の摂取量でした。

1・2歳児の砂糖の目安摂取量が5g/日(小さじ1杯)
3~5歳児で10g/日(小さじ2杯)

食べている姿、おやつを見せたときの反応が可愛くて
ほぼ毎日与えていたおやつやジュース。

この平均目安を見ても我が家は明らかに過剰摂取!

かの有名な「たべっこどうぶつ」の小分けパック(27g)の糖質量が14.8g
ヤクルト1本だと角砂糖2個分の砂糖が含まれているそうです・・・
一日の摂取目安量からすれば、ちょっとのおやつやジュースで
軽々と超えてしまいますよね。

そもそもこの1歳から3歳の幼児期のおやつは、まだ消化器官が未発達の幼児が
一回分の食事では賄いきれない栄養素の補給を目的に食べるもの。
ハルイチ君にいたっては一回の食事量も正直なところ、十二分にもぐもぐ。
本来であれば、我が子に関してはおやつ自体が必要ないのでしょう。

ただ、一度甘いお菓子を知ってしまっては目に入ると欲しがるのは当たり前ですよね。

今後、欲しがったときに可愛さに負けずに止まるために砂糖の摂取で
幼児の体内に与える影響を調べてみました。

幼児肥満のメカニズムって知ってましたか!?

ただ可愛いからと甘やかしておやつを毎日与え続けた結果、
ハルイチ君はいわゆる『肥満児』に。

今更ながらに焦っておやつ断食を始めましたが、そもそもの砂糖摂取で
幼児に与える影響を調べてみました。

砂糖の過剰摂取は虫歯や肥満だけでなく、こどもの身体に様々な症状として現れます。
中には精神面に影響を及ばすケースなどもあるそうです。

■精神面への影響、イライラしやすくなる

砂糖は体内に摂取後すぐに分解・吸収され血糖値を急上昇させます。
急に上がった血糖値を下げようとホルモンが浪費されてしまい、
血糖値が今度は下がり低血糖状態になります。
この低血糖になると倦怠感や不安・思考力の低下などの症状を引き起こすといわれています。また血糖値をあげるホルモンには 攻撃性があり、無意識のうちにイライラしたり怒りっぽくなったりしてしまいます。

■栄養素への影響、成長に必要な栄養素の吸収を阻害する

過剰摂取した糖分を代謝させるために、
体内にあるビタミンB群、カルシウムなどが浪費されます。

このビタミンB群は脳の働きには欠かせない栄養素。
カルシウムは骨を作るのに必要なもの。
糖分代謝をするために、骨からカルシウムを浪費し丈夫な骨をつくる妨げになってしまいます。

精神面に与える影響、栄養面(体内)に与える影響、
いずれにしても身体が大きく成長するこの幼児期には何一つ良いことはありませんね。

一般的な白砂糖の原料はサトウキビですが、これは精製されることでビタミンやミネラル
が取り除かれます。
一見、健康的なイメージの「三温糖」は、加熱により色がついただけで 白砂糖と成分はほとんど変わりません。
ですので、ビタミンやミネラルがより多く含まれたものの方が血糖値の上昇が緩やかで
身体に与える影響を比較的抑えられるといわれています。

その代表的なのが、精製されすぎていない「きび砂糖」や「粗糖」がおすすめです。
純度が100%のはちみつ(※ボツリヌス菌中毒の心配があるのではちみつは1歳を過ぎてから※)、メープルシロップがおすすめです。

つまり、砂糖の過剰摂取により身体が血糖値を抑えようとホルモンを働きかけたり、
代謝を促そうとビタミン・カルシウムなどを浪費することで影響が出る。
なるほど。だから、ビタミンやミネラルが多く含まれるものの方がいいわけですね。

ただ始まった習慣を急に変えてしまうこともストレスになってしまいそうです。
おやつを全く無しにするにも限度が・・・
できるだけ砂糖を使わないおやつはないでしょうか?

それでも欲しがるおやつ!糖分ゼロのおすすめおやつ

一度ついてしまった習慣ってなかなか変えがたいですよね。
ただいまおやつ断ちのハルイチ君ですが、まったくゼロにする、
というわけにもいきません。
台所に私が立つと、例の『ちょーだいっ!』のジェスチャーをしますし・・・

意外に砂糖っておやつだけでなく、ケチャップやソースなどの身近な調味料にも
含まれているんですよね。普段の食事作りでも砂糖は調味料として使います。

やっぱり間食には出来るだけ砂糖は控えたいもの。

だとすると、どんな間食がいいでしょうか??

栄養士さんがすすめる幼児期のおやつ♪

砂糖ゼロのおやつは何がいいかな?
あんまり手間はかけられない。
どうしても『おやつ=甘いもの』のイメージが・・・

そこで地域の子育て支援所に相談。
保健センターの栄養士さんに直接相談してみました。

まず、我が家のハルイチ君の場合は、
普段の食生活からすると間食は絶対必要なものではない。
だけれど、これまで毎日市販のおやつで糖分を摂っていたのなら、
糖分の過剰摂取で体重増加、大切なビタミン・ミネラル・カルシウムなどの
栄養素が不足している可能性はあるかもしれない。
一日の食事で栄養面の心配があるなら間食で摂り入れるようにしましょう

このようにご指導いただきました。

その上でおすすめの間食が、

■水切り無糖ヨーグルト
腹持ちもよくカルシウム補給に◎
無糖ヨーグルトは甘さはないが、水切りにすることで
クリームチーズのような食感で食べやすい。
もちろん切った水分にも栄養素は多く含まれます。
できればこれも頂くようにしましょう。

■にんじん、かぼちゃ、さつまいも 蒸し野菜
ビタミン、カロテン、ミネラルが多く含まれかつ甘みがある野菜。
これをレンジでチンして召し上がれ♪

■牛乳寒天
煮溶かして、常温でも固まる寒天。
牛乳寒天ならカルシウムも補えますし、食物繊維も豊富なので整腸作用も。
砂糖は使わずでもOK 食べ進みが悪いようなら豆乳に変えてみると自然な甘みで
ハルイチ君には好評でした。

その他にも、煮干しや無糖の干し芋、減塩のチーズなんかもおすすめだと。
おやつと聞くとクッキーやプリン、とにかく砂糖菓子のイメージが強かった私ですが
幼児期にはいずれも必要ないそうです(確かに)

まとめ

近年、こどもの肥満が問題視されています。
我が家もまったくもってその対象者で、親の私たちの不管理で
ハルイチ君は立派な肥満児になっていました。

自分を律するためにと、幼児肥満について調べていくと重要視するべきなのは
体重ではなく砂糖摂取量だと気づきました。

糖分の過剰摂取が体内に与える影響は虫歯・肥満だけではなく、
精神面・栄養面にも大きな影響を及ぼします。(これには驚きました)
成長に必要な栄養素を阻害するなんて恐ろしい話。
これを機に間食はしっかり見直すべきだと痛感しました。

身体にやさしいお砂糖に変えて、完食は必要であれば糖分ゼロのものに
変えたいと思います。

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