生後5~6ヶ月ごろになるとスタートする離乳食。
赤ちゃんは初めてのことながら、ママの少しずつ生活リズムが変わりますよね。
1回食から2回・3回食へと進んで食べれる食材も増えると、
離乳食の準備にも、時間がかかるようになってきます。
そんなときに便利なのが、離乳食をフリージングする方法です!
今回はそんな「離乳食のフリージング」について、
基本的なフリージングのやり方や、テクニックなどをご紹介します♪
離乳食の保存方法「フリージング」とは
離乳食は、茹でたりすり潰したりと、作るのにとても手間がかかります。
もちろんできたてものを赤ちゃんに食べさせたいけど、
1回食ならまだしも、2回・3回となってくると、毎回作るのは大変です。
そんな時に、「フリージング」がおすすめです!
フリージングとは、「冷凍保存」のこと。
まとめて作って冷凍しておけば、解凍して温めるだけで、
赤ちゃんを待たせることなく、食べさせることができますよ♪
おかゆや野菜などをフリージングすれば、作り置きすることができるので、
忙しいママでも、離乳食作りがとても楽になります。
フリージングの基本
離乳食をフリージングする前に、基本的なことを確認しましょう!
しっかりと覚えたら、離乳食のフリージングを活用していきましょう。
- 保存期間は1~2週間程度
-
フリージングをしたからといって、食材が傷まないわけではありません。
特に赤ちゃんは、体の発達が未発達なので、
食材が傷んでいれば、すぐにお腹を壊してしまいます。フリージングしたものを大人が食べる場合は、
食材にもよりますが、約1ヶ月程は保存が可能です。
しかし赤ちゃんの離乳食をフリージングした場合は、
1~2週間ほどで使い切るようにしましょう。いつフリージングしたのか分かるように、
袋や容器に日付を書いておくのがおすすめですよ! - フリージングは小分けにする
-
離乳食で赤ちゃんが食べる量というのは、思っている以上に少ないものです。
特に離乳食初期は、ちょっとずつ解凍できるように、
フリージングするときは、小分けにするのがおすすめです。フリージングというと、製氷皿を使う方が多いと思いますが、
食材によってはくっついて取り出しにくいので、
離乳食の小分けパックを使うと便利ですよ♪また、フリージングする量が多いと、
凍るまでに時間がかかり、味も落ちてしまいます。
小分けにしてフリージングすることで、冷凍も解凍も手早くすることができ、
味が落ちるのを防ぐことができます。 - 再冷凍はNG!
-
再冷凍は、一度フリージングしたものを解凍して、再度フリージングすることです。
再冷凍することで食材が傷むだけではなく、栄養分も損なわれるため、
一度解凍したものは、必ず使い切るようにしましょう。気をつけたいのが、スーパーで売られている肉や魚です。
仕入れ前に冷凍され、店舗で解凍していることも多くあるため、
離乳食で肉や魚を調理してフリージングする場合は、
パッケージをよく確認して、一度も冷凍されてないものを買うようにしましょう! - 解凍時には火を通す
-
フリージングした離乳食を解凍する場合は、
電子レンジで加熱したり、鍋で解凍するなど、必ず火を通すようにしましょう。自然解凍は菌が入りやすくなるため、しっかりと熱を入れてください。
特に夏場の自然解凍は、食中毒になる可能性もあるので注意が必要です。
離乳食をフリージングする際のテクニック!
離乳食をフリージングするときは、
食材それぞれに合った方法で冷凍することがポイントです!
私は離乳食を始めたころ、豆腐がフリージングに向いていないことを知らず、
レンジで解凍したボソボソのものをひーたんにあげて、吐き出されたことがあります…涙
まとめて作っておくと、時短にもなってとても楽なフリージングですが、
中にはフリージングに不向きな食材もあります。
冷凍すると食感や品質が変わってしまう食材の場合は、
フリージングに向いていないため、控えるようにしましょう。
食材別のフリージング方法
- おかゆ
-
おかゆは離乳食の基本です。
毎食のように食べるので、一度にたくさん作って小分けしておきましょう♪離乳食の初期は、おかゆは10倍がゆで水分量が多いため、
製氷皿や小分けパックに入れて冷凍し、固まったら取り出して、
ジッパー付きの袋に入れて保存すると楽ですよ。5倍がゆほどになって、一度に食べる量も増えてきたら、
小分けパックに入れて冷凍しましょう。
フリージングする前は、粗熱をとってくださいね。 - 野菜
-
野菜は一度茹でたり、蒸したりしてからフリージングします。
離乳食の進み具合に合わせて、固さやつぶし加減を調整してフリージングすると、
解凍後に手間がなく、すぐ使えて便利ですよ!また、イモ類は茹でてから潰して、
マッシュポテトにしてから、フリージングするようにしましょう。
茹でてそのままフリージングすると、スカスカになってしまいます。 - 肉や魚
-
肉や魚は、完全に火を通してから、1食ずつフリージングしましょう。
野菜と同じで、離乳食の進み具合に合わせて調理して、フリージングします。他の食材と比べて、品質が落ちるのが早いため、
フリージングしたら、なるべく早めに使い切るようにしましょう!
フリージングに向いていない食材
フリージングはとても便利ですが、
すべての食材が同じ方法で、フリージングできるわけではありません。
中にはフリージングに向いていない食材もあるため、
フリージングの方法を工夫した方が良い食材もあります。
- 乳製品
-
牛乳やヨーグルトは、フリージングすると分離してしまいます。
味が損なわれてしまうため、フリージングはおすすめできません。 - 卵
-
大人の場合は、卵焼きなどをフリージングすることはできますが、
離乳食で卵をフリージングする場合は、
ゴムのように固い食感になってしまいます。
冷凍できないわけではありませんが、基本的にはNGです。とはいえ、ゆで卵を離乳食毎に茹でるのも大変ですよね。
卵の黄身だけであれば、すり潰したり裏ごししたりして、
フリージングすることができます。
なるべく早めに使い切るようにしましょう。 - 生野菜
-
野菜を生のまま冷凍すると、野菜の組織が壊れてしまいます。
野菜をフリージングする場合は、生を避けて、
必ず火を通したり、調理してからにしましょう。 - 豆腐
-
豆腐は前述したように、フリージングすることでスカスカになり、
味や食感が損なわれてしまい、フリージングには向かない食材とされています。
裏ごししてフリージングしても、解凍の段階で加熱することで、
タンパク質が固まり、ボソボソとした食感になります。そのため、離乳食初期はフリージングに向いていない食材ですが、
中期ごろになれば、豆腐を細かく切ったり潰したりして加熱するため、
フリージングしても、食感や味はさほど変わらなくなります。
食事の準備が楽になるフリージングを活用しよう
フリージングは離乳食の保存に、とても便利な方法です!
離乳食でフリージングのコツを掴んでおけば、
幼児食だけでなく、大人向けの料理にも活用することができますよ。
私もパパが休みの時に1~2時間ほどで、がーっと2週間分を作り、
小分けパックにフリージングしていますが、
毎回調理する必要がないので、準備がぐっと楽になりました!
毎日の離乳食の準備はとても大変ですが、
フリージングに慣れれば、自分でいろいろとアレンジすることもできます。
時間がない忙しいときこそフリージングを活用して、
様々な工夫をしながら、食べることの楽しさを教えられるといいですね♪
コメント