生まれてすぐに、おしっこやうんちをする赤ちゃん。
毎日するおむつ替えで、いつも違う色や状態のうんちが出ると、
「何か病気なのかな」と心配してしまいますよね。
赤ちゃんは言葉で体の不調を伝えることができないため、
うんちの状態から体の異変に気づいてあげることが、とても大切です。
今回は、少し遅くなりましたが「赤ちゃんのうんち」について、
普段の色や、注意したいときなどをまとめてみました。
是非、出産前のプレママさんにも読んでいただけたらと思います!
健康な赤ちゃんのうんちは何色?
一般的に、赤ちゃんの健康的なうんちの色は「明るめの黄色」とされています。
うんちの色というのは、胆汁に含まれる成分の影響を受けます。
この成分は黄色の色素を持っているので、うんちが黄色くなるんですね!
自分と比べたときに、赤ちゃんのうんちは黄色なので、
最初はびっくりするかもしれません。
母乳やミルクのときは、水っぽくつぶつぶが混じることも
離乳食が始まる前の母乳やミルクだけで育っているときは、
うんちは少し緩めの、水っぽい状態になります。
においもそこまで強くなく、甘酸っぱいような感じです。
たまに、うんちに白いつぶつぶが混じっているのに、気がつくこともあると思います。
これは母乳やミルクに含まれる脂肪分が固まって、
白いつぶつぶとなって、うんちに混ざってでてくるからです。
なので、特に心配ないので安心してくださいね!
離乳食で固形物を食べ始めるようになると、少しずつ硬くなり、
徐々に大人のうんちに近い状態になっていきます。
うんちの色が緑色!新生児から赤ちゃんまで
私が知らなかったこととして、新生児期のあかちゃんのうんちがあります。
出産してから驚くママも多いのではないでしょうか?
- 新生児期の赤ちゃん
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生まれたばかりの新生児期の赤ちゃんは、
始めは「胎便」と呼ばれる、黒緑色の粘り気のあるうんちをします。胎便は、ママのお腹の中にいたときに飲んでいた羊水などが含まれており、
生まれてから3~5日ほど続きます。
色も黒くとても粘り気があり、なかなか落ちないので、
初めて見るママは、びっくりすると思います。数日経つと、少しずつ明るい緑から明るい黄色へと変化していき、
生後1ヶ月くらいまではゆるい状態のうんちが続きます。 - 生後1ヶ月からの赤ちゃん
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赤ちゃんのうんちが明るい黄色だと思ったら、
急に緑色になって驚くことがあると思います。実は赤ちゃんのうんちは、お腹にたまる時間が長くなることで、
授乳の際に飲み込んだ空気などで酸化し、緑色になります。
特に、母乳育児の場合がなりやすいようです。普段見慣れない、緑色のうんちは驚くかもしれませんが、
基本的には問題がなく、乳酸菌が腸の働きを促進しているという、
健康の証としても捉えることができるので、安心してくださいね♪
注意したい赤ちゃんのうんちの色
これまで述べたように、母乳やミルクを飲んでいる時期に、
うんちに白いつぶつぶが混じっていても、脂肪分が固まったものなので、
病気の心配をすることはありません。
しかし、うんち全体がクリーム色や灰白色など白っぽい時や、
赤黒いうんちをしているときなどは注意が必要です。
- 赤色のうんち
- 黒色のうんち
- 白色やクリーム色のうんち
もしいつもと違う状態や色のうんちがでたら、
そのおむつを袋に入れて、お医者さんに確認してもらうと、
病気の特定がしやすくなりますよ。
その場合は、色やにおいが時間の経過で変化する前に、
なるべく早めに病院に持ち込むようにしましょう。
他には、写真を撮っておき、それを見せるだけでも◎
いつもと違ううんちが出ても、落ち着いて対応するようにしましょう。
赤色のうんち
赤色のうんちが出るのは、うんちに血が混じっている可能性があり要注意!
すぐにお医者さんに連絡して、原因を調べてもらうようにしましょう。
- 細菌性の腸炎(O-157のような病原性大腸菌、サルモネラ菌など)
- 腸重積症(腸が閉塞状態となる病気)
- 粘液と血液がまじった、ジャムのような赤い血便が出たり、
急に機嫌が悪くなる・大泣きする、嘔吐があったときはすぐに病院へ!
特に健康状態に問題がなくても、赤色のうんちはでることがあります。
新生児は出産のときに、わずかでも血を飲み込んでしまった、という可能性もありますし、
母乳を飲む赤ちゃんは、ママの乳首からの出血を飲み込んでしまったかもしれません。
また、離乳食を食べている赤ちゃんは、トマトやイチゴなど、
赤い食べものの色が、うんちに出てくることもあります。
黒色のうんち
黒色のうんちは、赤ちゃんの腸内で赤から黒に変わっているだけで、
出血が原因のこともあるので注意!
胃や十二指腸など、消化管の入り口付近で出血があると、
便として出てくるまでに時間があるので、血液が酸化して赤黒くなります。
この場合も、お医者さんに診てもらうようにしましょう。
他にも、私は新生児期によくあったのですが、胎便がとっても濃い緑のうんちで、
それが黒いうんちに見えているだけ、ということもあります。
白色やクリーム色のうんち
一番注意したいのが、白色やクリーム色のうんちが出るときです。
この色のうんちが出ること自体が、非常にまれで、
肝臓から出る胆汁が、なんらかの理由でうんちに混ざらないことで起こります。
- ロタウィルス感染(おう吐や下痢、発熱をともない脱水症状をおこす)
- 先天性胆道閉鎖症(肝臓から胆汁を送る管が生まれつき塞がっていたり、管自体がない)
- 肝臓の炎症
白色やクリーム色のうんちが出たときは、すぐに病院を受診するようにしましょう!
赤ちゃんのうんちの色から体調を知ろう
赤ちゃんのおむつは毎日変えると思いますが、
日頃からうんちの状態をチェックしておくようにしましょう。
変化に敏感になり、赤ちゃんの体調管理も楽にできるようになります。
うんちは言葉が話せないあかちゃんにとって、体調を知らせる大切なものです。
しっかりと理解して、赤ちゃんの健康状態や成長を知りましょう!
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