赤ちゃんがなんだかぐずぐずして眠らなかったり、
ミルクもいつもと比べると、あまり飲もうとしない…。
あれ、なんだか熱いかも!?と思ったときには、熱でぐったり…なんてことも。
赤ちゃんが初めて発熱したときや、夜中に突然高熱が出たりしたとき、
パパやママは不安でいっぱいになりますよね。
今回は、赤ちゃんが初めて熱を出したとき、
おうちでのケア方法や、受診するタイミングなどをまとめてみました!
赤ちゃんが発熱したときのサインとは
赤ちゃんが初めて熱を出したとき、パパやママはとても驚き焦ると思いますが、
まずはいつもと様子が違うな、と感じたときは、
以下の点に注意して確認してみましょう。
- 母乳やミルクを飲まない、など食欲がない
- ひどくぐずるなど、機嫌が悪い
- いつもよりも体が熱い・顔が赤い
- 咳や鼻水などの風邪の症状がある
赤ちゃんは基本的に大人と比べたときに平熱が高いので、
38度以上になったことを「発熱」と判断しましょう。
発熱は風邪のウイルスを抑えようとして起こります。
高い熱が出ると、苦しそうな赤ちゃんのために、熱を下げようと考えてしまいますが、
まずは発熱の原因や、治療のケアを行うことが大切です。
赤ちゃんの全身や様子などを注意しながら確認しましょう。
熱が出た!そんなときにまずできること
体温計で熱をはかる
熱が出たときは、まずは体温計で正確に熱をはかりましょう。
耳やおでこでも測れるタイプがありますが、
体温はわきで測ると熱が正確に測れます。
最近は短い時間で正確に測れる体温計も販売されているので、
暴れたり動く赤ちゃんでも、きっちり測ることができますよ!
測るときは、赤ちゃんを後ろから抱っこして、
体温計がずれないように腕を押さえて測ってあげましょう。
また、体が熱いのに体温が低く測れてしまった場合には、
正確に測れていない可能性もあるので、もう一度測ったりしてみてくださいね。
着替えをさせる
熱が出ると、赤ちゃんは汗をかいている可能性もあります。
手足が冷たくても、背中などの中心部分に赤ちゃんは熱が集まりますので、
肌着が汗ばんでいるときは、着替えをさせてあげましょう。
また、洋服を着せすぎていたり、毛布をかけすぎていたりしていたことで、
熱を測ったときに、体温が高い場合もあるため、
着替えをさせて、少し経ってから検温するのが良いでしょう。
発熱がわかったらチェックすること
熱を測ってみて発熱しているときは、
赤ちゃんの様子を観察していくつかチェックしておきましょう。
病院を受診する際に以下の点を確認しておくと、
診察してもらったときに、発熱の原因をすぐに調べることができますよ!
- 発熱以外の症状はないか(咳・鼻水、嘔吐など)
- おしっこやうんちの量や間隔、色など
- 体温の変化
発熱していると、赤ちゃんは熱かったり寒かったりするので、
洋服や毛布などのかけるもので体温を調節してあげましょう。
熱が上がり始めると手足が冷たく、下がり始めると温かくなるので、
その点に気をつけながら調節してあげてください。
病院を受診するタイミングはいつ?
いざ赤ちゃんの発熱がわかっても、様子を見たらいいのか、
それともすぐに病院するべきなのか、迷いますよね。
特に、夜中の発熱はどうしたらいいのか、本当に焦ると思います…。
そんな、病院を受診するタイミングを大きくまとめてみたので、
受診する目安になればと思います!
- おうちでケアをしながら様子を見る
(元気で食欲もあり、おしっこも出ている。) - 診療時間内の受診
(発熱以外の症状がある/ 3日以上の発熱/
食欲がなく、ぐずったりいつもと様子が違う) - 診療時間外でも受診する場合
(ぐったりしている/けいれんが起こった/反応が悪い/
おしっこが半日以上出ていない/症状がひどい、など)
注意すること(おしっこ・けいれん)
おしっこの回数
おしっこの回数が極端に少ない場合は、
赤ちゃんが脱水症状を起こしている可能性があります。
ひどい場合は点滴が必要になることがあるので、
病院に受診の電話をするときに伝えるようにしましょう。
けいれんが起きた
赤ちゃんが痙攣(けいれん)を起こしたとき、焦るパパやママがほとんどです。
けいれんが起こる、というのは大人のように震えるというよりも、
ぐったりとして、腕や足などがピクピクと一定のリズムで動いたりします。
びっくりして、パパやママはパニックになることも…。
まずは、落ち着きましょう。
発熱で起こるけいれんは、高熱によって起こる熱けいれんがあります。
けいれんが起きたときは抱きあげたりして揺さぶらずに、
平らな場所に寝かせて静かに呼びかけて、意識を確認してください。
けいれんが続く場合はその経過時間をメモしておいたり、
余裕があるときはけいれんの様子を動画に撮ることも大事です。
もし初めて熱けいれんが起こった場合や、
呼びかけても意識がない場合は、すぐさま医療機関に電話するようにしましょう。
発熱したときのおうちでのケア方法!
赤ちゃんが発熱したときに、おうちでできるケア方法はたくさんあります。
熱などで辛い赤ちゃんが、少しでも楽になるように、
病院を受診するまでの間、おうちでもきちんとケアしてあげましょう!
母乳やミルクでの授乳
母乳やミルクは飲むのであれば、いつもどおりあげて大丈夫です!
様子を見つつ、こまめに飲ませて水分補給させてあげることは大事ですが、
無理に飲ませる必要はありません。
鼻水などで鼻づまりしているときは、鼻水を吸引してあげたり、
オイルなどで湿らせた綿棒でとってあげてから授乳してくださいね。
室内の環境・温度
室内の温度は赤ちゃんが快適に過ごせる温度にしましょう。
こもり過ぎも良くないので、赤ちゃんが寒くない程度に喚起することも大事です。
手足が温かいときは、熱が上がり切ったサインです。
汗をかいているときは着替えさせてあげたり、
エアコンの温度を下げ、洋服や布団などで温度を調節してあげましょう。
寝かせ方・抱き方
赤ちゃんを寝かせるときや抱っこするときは、
赤ちゃんが楽な体制をするのが一番です。
体温を測るのは、起きたとき・お昼寝の後・寝る前の3回が良いタイミング!
体温の変化は記録しておくようにしましょう。
呼吸が苦しそうだったり、嘔吐したりしたあとは、
詰まったりしないように横向きにさせるか、
上体を少し起こして寝かせてあげると安心です。
おふろ・スキンケア
熱がある場合は、シャワーで汗を流す程度にしましょう。
大変そうなときは無理に入れる必要はありません。
お湯で絞ったタオルで拭いてあげるだけで十分なので、
全身をふいてあげたら、着替えさせてあげてください。
発熱がなく機嫌がいいのであれば、入ってもOKです!
ただし、熱が上がりやすい夕方や夜をさけて、
日中に済ませるようにし、長湯もしないようにしましょう。
お風呂からあがったら、しっかりと保湿もしてあげてくださいね。
赤ちゃんの様子を見ながら対処してあげよう
熱が落ち着くまでは、パパもママも心配ですよね。
おうちでケアできるときは、なるべく辛さを軽くしてあげたり、
また、赤ちゃんに声をかけながら、安心させてあげるようにしましょう。
まずはいざというときに慌てないように、
赤ちゃんが熱を出したときの準備や心構えをしてくださいね!
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