私は思うんです。
家庭って、ルールよりも空気でできているなって。
ちゃんとしなきゃ、とか。
正しく教えなきゃ、とか。
それももちろん大切です。
でも、それよりも強いものがある気がしています。
それが、その家の“空気”です。
今日は、その話を少しだけさせてください。
ありがとうが少ない日は、だいたい忙しい
朝って、どうしてあんなに慌ただしいのでしょう。
時間は足りないし、
声は大きくなりやすいし、
忘れ物は出るし。
「早くして」
「なんで今なの」
そんな言葉が増えると、
不思議と「ありがとう」は減っていきます。
ちゃんとやってくれたことも、
目に入りにくくなります。
コップを運んでくれたことも。
ランドセルを背負ったことも。
自分で起きたことも。
忙しさは、感謝をいちばん先に消してしまうのかもしれません。
だから、ありがとうが少ない日は、悪い日ではないんです。
だいたい、ただ忙しいだけなんですよね。
子どもは“言葉”より“空気”を真似する
子どもは、言われたことよりも、感じたことを覚えています。
声のトーン。
ため息の回数。
否定の頻度。
そして、余裕の量。
「ありがとうを言いなさい」と伝えたから覚える、というより。
家の中で自然にありがとうが交わされていると、それが当たり前になります。
逆に、正しさばかりが飛び交っていると、それも当たり前になります。
家庭の空気は、教育よりも強い。
私は、そう感じています。
まずは一日一回、軽くでいい
増やそうとしなくていいんです。
無理に作らなくていいんです。
「ありがとう運動」なんてしなくていい。
まずは、一日一回でいいと思います。
軽くでいいんです。
「助かったよ」
それくらいで、十分です。
増やすことより、減らさないこと。
消さないこと。
それだけで、空気は少しずつ変わっていきます。
完璧じゃなくていい。
ちゃんとできなくていいんです。
私も、イライラする日あります。
でも、一回だけでも目を見て言えたら、それで十分だと思っています。
家庭の空気は、一気に変えなくていい。
少しだけ、やわらげるだけでいいんです。
ありがとうがひとつ増えると、
家の中の風が、少しだけやさしくなります。
それで今日は、十分です。
次回は、「子どもが感謝できない日は、悪い日じゃない」という話をします。
ありがとうが出ない日にも、ちゃんと理由があるんです。

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