つい先日、3歳の長男ハルイチ君が突然『お腹痛い!』と
しくしく泣きながらうずくまっていました。
その時間は長く大きな痛みが襲ってきてはお腹を下して、
また痛みの波が来ての繰り返しでした。
顔を真っ赤にして冷や汗をかくハルイチ君。
あまりに突然のことで私はただオロオロするばかりで
腹痛の対処法や病院へすぐ行った方がいい基準などもわからずで・・・(-_-;)
(結局、義母さんに助けてもらう)
腹痛にも便秘やガスだまりからくる軽いものもあれば、盲腸や細菌性の食中毒・胃腸炎。
いろんな病気が潜んでいる可能性がありますよね。
私も幼いころ、強い腹痛に見舞われ転げまわり救急搬送された経験があります(;^_^A
食中毒の疑いがあり2日ほど検査入院しました。(当時O-157が流行してたこともあって)
が、実際のところはアイスの食べ過ぎでお腹が冷えた&便秘が原因でして💦
救急搬送されてる途中でなんと痛みは治まり、もう痛くないと言うと叱られると思って
黙っていたら入院することになってしまいました・・・。
とまぁ、こんなケースもありますので(;^ω^)
腹痛を見極めるポイントは知っておいた方がいいと思います。
また同じ事態(ハルイチ君のね)に陥ったときにスマートに対処できるように、
こどもの腹痛の対処法と病院にすぐ行った方がいい症例などをまとめてみました!
ちょっとだけお腹痛い【軽度】の場合
ちょっとだけお腹痛い。
その他に症状がないけれど(下痢や吐き気など)、ちょっとだけお腹痛い。
(実際にハルイチ君はちょっとお腹痛いと表現します)
お腹が痛くないときでも「ちょっとだけお腹痛い」なんて言ったりもしますが(笑)
まだ小さな赤ちゃんなら機嫌が悪かったり、全然泣き止まなかったり・・・。
こんな時に多いのは便秘やガスだまりの可能性が高いです。
💩したのはいつだった? 冷静に思い返してみましょう!
◇軽度の腹痛かな?見極め方
まず仰向けにしておへそ周りを触って見てください。
お腹がパンパンに膨らんでいたり固くなっていませんか?
痛みの原因は、腸の中でガスが行ったり来たりしてただガスが動くだけでも
結構強い痛みを引き起こすからです(疝痛)。
◇軽度の腹痛の対処・解決策
①このような便秘やガス溜まりからくる腹痛の解決策は、
とにかく💩とガスを出すことです。
☞横になってもらいおへそのあたりに「の」の字を描くように
やさしくマッサージすることが効果的です。
(赤ちゃんの頃はよくやりましたよね?)
②その他には水分を多めに摂らせます。水分を摂ること自体が腸への刺激となり
排便・ガス排出を促してくれます。
③それでも💩が出ずで痛みも治まらないときは自宅にイチジク浣腸があれば
使ってみましょう。
・・・無いor自分でやるのが怖い場合は病院へ(;^_^A
吐き気や嘔吐を伴う腹痛の場合
ちょっと心配度が増す「吐き気や嘔吐を伴う腹痛」
ここからが判断が難しいところです。
お腹が痛いといってもどの程度の痛みなのか判断に迷うところです。
まずは吐き気や嘔吐を伴う腹痛から考える病気をまとめてみます。
吐き気・嘔吐・腹痛から考えられる病気は?
①食べすぎが原因の「胃腸炎」
まだ消化機能が未発達の子どもは食べすぎると消化不良を起こして
吐き気や腹痛を起こすことがあります。よく食べて「あまり噛まない」お子さんは
食べすぎによる胃腸炎にかかるケースが多いです。
☞激しい痛みを訴えている場合はかかりつけ医へ。
痛みが和らいだならお家で様子を見ましょう。消化の良い食事を摂って胃腸を休ませます。
②ウイルス性の感染性胃腸炎
秋から冬にかけて流行するノロウイルス・ロタウイルス・アデノウイルス。
感染経路の多くは接触感染や経口感染で保育園・幼稚園や家庭内で蔓延しやすいのが特長です。
ご近所で流行しているなら感染性腸炎の可能性が高いです。
☞すぐにかかりつけ医へ(その際、ウイルスの流行があると伝えましょう)
③食中毒
夏場に多く発生する「食中毒」
食中毒に関しては、こどもだけが食事をすることは少ないと思うので、
同じものを食べた大人も同時に発症するケースが多いです。
☞脱水症状が心配になるので水分補給をこまめに摂りましょう。
激しい嘔吐が治まったらかかりつけ医を受診しましょう。
④ストレス
心因性による吐き気や腹痛。平日の登校前に起こることが多いです。
自律神経の乱れから胃腸が過敏になり吐き気や腹痛を起こしている可能性が。
☞心因性の原因は何か?
ゆっくり話を聴きましょう。
日常生活の乱れからくる場合もあるので、規則正しい生活と3食しっかり
食べることも大切です。
すぐに病院へ!心配な腹痛とその他の症状
緊急性の高い子どもの腹痛で重要なポイントは、
「手術などの外科的処置が緊急に必要なもの」をきちんと見つけることです。
代表的なものは虫垂炎、腸閉塞(イレウス)、ヘルニアなど。
手術を必要とするのなら一刻も早く何の病気なのか判断する必要があります。
ただし子どもなので激しい痛みの中で自分の症状をしっかりと伝えることは難しいです。
なので家族が子供の症状を細かくチェックし医師に伝えることで早急な処置に繋がります。
緊急性の高い症状!こんな時はすぐ病院へ
- 夜眠れない
- のたうち回るほどの痛みがある
- 緑色の液体や、血液交じりの液体、コーヒーのような液体の嘔吐がある
- 便の中に血が混じっている(血便)
- ぐったりしていて顔色が悪い
- お腹を強打した可能性がある
医師に伝えるとさらに診断しやすくなること
- お腹の痛みが
①いつから始まった②どんなときに痛くなるのか③どんなときに治まるのか
この3つを伝える。 - 嘔吐症状がある場合は、吐物がどんな色だったかも重要な診断材料になります。
- 便に特徴がある場合(血便、白っぽい便など)赤ちゃんならオムツごと、
幼児ならスマホで写真に撮って持参すると診断の参考になります。 - またお腹をぶつけたorお腹をぶつけた可能性がある場合も必ず医師に伝えましょう。
このくらいなら大丈夫だと判断せずに些細なことでも伝えるべきです。
大したことのない打撲であっても、子どもの場合なら臓器損傷を起こしている可能性も疑われます。
子どもの突然の「お腹痛い!」その痛みの時間が長ければ長いほど、
ママの心配と不安はどんどん大きくなりますよね💦
今回ご紹介したように、緊急性の高い場合やそのチェックするポイントを
頭に入れておくことで万一のときも迅速な対応が出来ますよね。
ちなみに、お腹が痛いとしくしく泣いていたハルイチ君は、
その後も症状がなかなか治まらず血便まで出る事態に・・・
かかりつけ医に診察してもらうと
「一過性の胃腸炎で風邪の菌が腸に入ったんだね~大丈夫だよ!」
と整腸剤の処方で済み今は元気に過ごしています。
予防のためにも規則正しい生活を心がけないといけませんね。
参考になれば幸いです。
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