赤ちゃんも花粉症になる？花粉症の対策や予防にできること

暖かくなると多くの人が悩まされる「花粉症」。
花粉症は生まれたばかりの赤ちゃんでもなってしまうのでしょうか？

花粉症になると毎年辛い思いをするので、
できるだけならないように予防してあげたいと思いますよね。

そこで今回は「赤ちゃんの花粉症」について、
赤ちゃんの花粉症になるのかや、対策や予防についてご紹介していきます♪

「花粉症」にはなぜなるのか

花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が体内に入った時に、
鼻水やくしゃみが強くなるアレルギー反応のことです。

目や鼻を通して花粉が体内に入ってくると、
体の免疫機能が花粉を敵として、それに対抗するための抗体を作ります。
この抗体は蓄積されていくのですが、
蓄積量が一定に達するとアレルギー反応を起こすようになり、
花粉症になってしまいます。

赤ちゃんも花粉症になるの？

最近では花粉症になる子供も増えていて、
1歳代でスギ花粉症になってしまう子もいます。

前述のとおり花粉症は蓄積によるものなので、
一時期の花粉シーズンを迎えるだけだと、
花粉症が発症しないこともあります。

そのためおうちにいることが多い新生児は、
基本的には花粉症になることはほとんどありません。

もし乳児の頃に花粉症を発症してしまうと、
大人と同様に様々な症状が現れます。

鼻水やくしゃみは風邪の症状と似ているので、
見分けがつきにくいようですが、
風邪だと発熱や咳、花粉症だと目のかゆみや充血、
といった症状も現れることがあります。

赤ちゃんの花粉症の原因や流行の時期

花粉症といえば「スギ花粉」のイメージが強いですが、
そのほかにも様々な原因となる物質があり、
住んでいる場所や地域によって、強く出る時期も異なります。

原因物質	時期	地域
スギ	2～4月	本州、四国、九州
ヒノキ	3～4月	本州の福島以南、四国、九州
ハンノキ	1～4月	日本全域
白樺	3月下旬～6月	北海道、本州の中部以北
ブタクサ	8～9月	日本全域
ヨモギ	9～10月	日本全域
カナムグラ	8～10月	日本全域、特に関東地方

よく「1年中花粉症なんだ～」と友人から聞くのですが、
スギ花粉が終わっても、ブタクサが原因だったりするようです。

この他にも、カモガヤやオオアワガエリ、
ススキなどのイネ科も花粉症の原因となることがあります。

花粉症の検査や治療の方法

「赤ちゃんが花粉症かも？」と思ったときには、
病院で花粉症の検査を受けることができます。

赤ちゃんの花粉症の検査は一般的には血液検査で、
血液を採取して、それぞれの花粉に対しての抗体を調べ、
花粉症の診断を行うという流れです。

赤ちゃんが花粉症の場合に検査を受けさせたほうが良いかは、
お医者さんと相談しながら決めていきましょう。

もし赤ちゃんが花粉症と診断された場合には、
症状に合わせて点眼薬や点鼻薬が一般的に処方されます。

またアレルギー反応を引き起こす花粉を避けるように、
注意して生活するようにする必要があります。

赤ちゃんの花粉症を予防するには？

赤ちゃんの花粉症の予防方法としては、
花粉の原因となる物質と接触する機会を減らすことが大切です。

わかりやすく言えば、花粉の時期は可能であればマスクをしたり、
外から帰った後には服をはたいてから部屋に入るなど、
花粉の物質を体内に取り込まないようにします。

接触を減らすことで花粉症発症のリスクを、
ある程度抑えることができます。

花粉に触れる時間を少なくする

花粉が飛散するシーズンには、
外出や外遊びの時間帯をなるべく午前中にしましょう！

花粉は晴れの日の午後に飛散量が多くなる傾向にあります。
風が強いと飛散しやすいので、そんな日は外出を控えると◎

テレビやインターネットでも花粉の時期になると、
花粉の飛散量の予報が見られるようになりますが、
こちらも参考にできるので活用しましょう。

外出先から帰ったときは帽子や服についた花粉を、
玄関の外で払って、手洗いうがいで花粉を洗い流すようにしましょう。

室内の花粉の量を減らす

外で花粉が飛んでいると、おうちの中にも入ってきます。

コロナなどもあり換気を意識している方も多いかと思いますが、
窓を開けるのは短時間だけにして、
下記のような対策をすると効果的ですよ！

花粉が多い時期は布団や洗濯物はできるだけ室内に干したり、
布団乾燥機を使うようにしたりなど、
花粉を部屋に取り込まないように工夫して生活しましょう。

赤ちゃんが花粉症にならないように対策を

うちはひーたんよりもパパのほうが花粉症がひどいのですが、
見ていると本当に辛そうで、市販薬を飲んで何とか乗り越えてます。
（私は鼻が少しかゆくなる程度ですが…）

換気も寝室は短時間にして、布団乾燥機を使用し、
空気清浄機をまわしてゆっくりできるように対策しています。

花粉のシーズンは外出時間に気を付けたり、
家をこまめに掃除したりと、まずはできることから少しずつ、
花粉症の対策を始めてみてくださいね♪