ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
今日は、このシリーズの最後の話です。
ありがとうが増える家って、どんな家だろう。
私は考えていました。
たどり着いたのは、とてもシンプルなことです。
「いてくれてありがとう」が、自然に流れている家。
それは、強いです。
怒らなくていい空気の正体
怒らない家、というより。
否定が少ない家、かもしれません。
「なんでできないの」より、
「どうしたの」のほうが多い。
「ほら、また」より、
「大丈夫?」のほうが多い。
比較が少ない。
正しさの押しつけが少ない。
そんな空気があると、
人は少しずつ落ち着きます。
落ち着くと、余裕が生まれます。
余裕が生まれると、ありがとうが出やすくなります。
感謝は、無理に増やすものではないのかもしれません。
安心があると、自然に増えていきます。
“いてくれてありがとう”の力
成績がいいから、ありがとう。
手伝ってくれたから、ありがとう。
もちろん、それも素敵です。
でも、ときどき思うんです。
何もしなくても、いてくれるだけでありがたい。
それを伝えられる家は、とても強い。
条件がつかないありがとうは、心に残ります。
「できたから」ではなく、
「あなたがあなたでいるから」。
それが伝わると、
人は安心します。
安心すると、外でがんばれます。
家は、回復する場所でいい。
外で戦うぶん、
家ではゆるんでいいんです。
家庭は安心の実験場
失敗してもいい。
言い直してもいい。
イライラしてしまう日があってもいい。
そのあと、整えればいい。
家庭は、完璧を求める場所ではなく、
安心を試す場所なのかもしれません。
ありがとうは、育てるものではなく、育つもの。
安心があると、勝手に芽を出します。
もし今、うまくいっていないと感じていても。
まずは、ひとつでいい。
「いてくれてありがとう」
それを、心の中でそっと思うだけでもいい。
空気は、少しずつ変わっていきます。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
忙しい毎日の中で、
少しでも立ち止まってくださったこと。
それだけで、もう十分やさしいです。
今日も、完璧じゃなくていい。
あなたの家の空気は、きっともう、少しやわらいでいます。
どうか、無理しすぎませんように。
そして、あなたにも、ありがとう。
▶ もう少し深く、「やさしさ」について考えてみたい方へ。
ReLienでは、大人の関係の中にある“安心”について、静かに扱っています。

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