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関係別「斜め後方ポジション」の取り方

ここまで読んできたあなたは、
「距離が大切」という話は、
もう十分すぎるほど理解していると思います。

ただ、同時にこうも感じているかもしれません。

「じゃあ、具体的にどこに立てばいいの?」

この章では、
抽象だった“距離”を、
実際に立てる位置として整理します。


目次

なぜ「横」でも「正面」でもダメなのか

多くの人が、
無意識に選んでしまう立ち位置があります。

横に立つ
相手と同じ温度で、同じ方向を向く位置。

この位置では、
・一緒に怒り
・一緒に不安になり
・一緒に悩み続ける

結果、関係は共犯構造になります。

正面に立つ
相手を見据え、導こうとする位置。

この位置では、
・助言する
・正そうとする
・結論を出そうとする

結果、関係は指導・管理構造になります。

どちらも、
長く続ければ、必ず疲弊します。


斜め後方とは、どういう位置か

斜め後方とは、
次の条件を同時に満たす位置です。

・見ている
・聞いている
・存在は消していない

でも同時に、

・操作しない
・判断に参加しない
・結論を引き受けない

横でもない。
正面でもない。

相手の人生の進行方向に、入り込まない位置です。

冷たくもなく、
密着もしない。

この距離だけが、
関係を壊さずに保ち続けることを可能にします。


関係別・斜め後方の具体例

パートナーの場合
感情は聞くが、判断は渡さない。
答えを急がず、選択を返す。

家族の場合
心配はするが、代わりに動かない。
見守る位置から動かない。

職場の場合
助言は求められたときだけ。
感情処理を引き受けない。

友人の場合
共感はするが、人生設計には入らない。
「どうしたらいいと思う?」を返す。

共通しているのは、
責任の所在を奪わないという一点です。


距離を保つと、相手に何が起きるか

この距離を取ると、
最初は、相手に変化が起きます。

・少し不満が残る
・満たされない感じがする
・物足りなさを訴えられる

でも、
ここで関係は壊れません。

なぜなら、
破壊衝動が起きる距離ではないからです。

しばらくすると、
相手は少しずつ、
自分で考え、動き始めます。

戻る力が、
ようやく返されるからです。


最初は必ず「物足りなさ」が出る

斜め後方に立つと、
必ず感じるものがあります。

「これで足りているのか?」

でも、この物足りなさは、
失敗ではありません。

安全が成立しているサインです。

満たしすぎない。
抱えすぎない。
入り込みすぎない。

その余白があるからこそ、
関係は長く保たれます。


次の章では、
この距離を、
人生全体でどう扱うかを整理します。

誰と、どこまで関わるのか。
何を残し、何を手放すのか。

安全な関係だけを人生に残す
その選択について見ていきましょう。

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