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誠実な人ほど、防衛を脱げなくなる理由

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あなたは誠実すぎただけ

あなたはきっと、約束を軽く扱わない人です。

一度言ったことは守ろうとする。

「前に言ったよね」と言われないように気をつける。

自分の言葉に、責任を持とうとする。

それは、とても美しい姿勢です。

まず最初に、そこを否定する必要はありません。

誠実さは、あなたの大切な資質です。

ただ、その誠実さが、少しだけ重たくなっている可能性があります。

ある日のこと。

あなたは心の中で、静かに誓ったかもしれません。

「私は、もうブレない」

「私は、裏切らない」

「私は、変わらない」

その誓いは、誰かを守るためだったかもしれない。

自分を守るためだったかもしれない。

どちらにしても、それは当時の最善でした。

裏切らないという誓い

誠実な人ほど、「裏切らない自分」であろうとします。

それは他人だけでなく、自分に対しても同じです。

一度決めたことを変えない。

前に言ったことを撤回しない。

その姿勢は信頼を生みます。

でも同時に、選択肢を狭めていきます。

ここで、少しだけ立ち止まってみてください。

あなたが最近、心のどこかで「本当は違う」と思ったことはありますか。

それを、誠実さの名のもとに押し込めていませんか。

その沈黙は、あなたを守っていますか。

それとも、少しだけ疲れさせていますか。

自分を裏切れない苦しさ

「自分を裏切るな」という言葉があります。

強く、かっこいい言葉です。

でも、ときにそれは硬直を生みます。

昨日の自分の意見を、今日も守らなければならない。

変わることは、自分を否定することのように感じる。

それは、本当に裏切りでしょうか。

それとも、更新でしょうか。

誠実さは、固定型と更新型の2つに分けられます。

誠実さと硬直の関係

固定型の誠実さは、ブレないことを守ります。

更新型の誠実さは、今の真実を守ります。

どちらも誠実です。

ただ、固定型だけに偏ると、防衛OSが常用モードになります。

一貫性=人格という誤認が生まれるからです。

宣言が、鎖になる瞬間があります。

「前にこう言ったから」

「私はそういう人だから」

その言葉が、未来の選択を縛る。

ここで、もう一度問いかけます。

あなたは、誰のために一貫性を守っていますか。

過去の自分のためですか。

今の自分のためですか。

それとも、他者の期待のためですか。

誠実さの使い方を変える

誠実さを捨てる必要はありません。

使い方を少しだけ変えるだけでいい。

守る対象を更新するのです。

「昨日の自分」ではなく、「今の真実」を守る。

それは裏切りではありません。

成熟です。

防衛を脱ぐことができないのは、あなたが弱いからではありません。

誠実さが強すぎるからです。

その強さは、少し柔らかくできます。


次回は、防衛OSを敵にしなくていい理由を見ていきます。

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