MkunWorldの記事を読んでいると、ときどき少し変わった言葉が出てきます。
「大人2.0」
「大人3.0」
「恋愛2.5」
「恋愛3.0」
心理学や医学で定められた専門用語ではありません。
人間を上から順番に並べるためのランクでもありません。
「3.0の人は優れていて、2.0の人はまだ未熟」という意味でもありません。
これらは、MkunWorldが世界や人間関係を考えるときに使っている独自の言葉です。
自分を守ること。
誰かを大切にすること。
理想を持つこと。
自由に生きること。
そして、自分の自由と同じように、相手の自由も残すこと。
一見すると別々に見えるものを、一つの世界の中で考えるために生まれました。
この記事では、MkunWorldの現在の思想と、その中で使われている4つの言葉をまとめておきます。
初めてこの世界へ来た人にも。
以前から読んでくれている人にも。
記事の途中で「大人3.0って何だろう」と思って戻ってきた人にも。
ここを、MkunWorldを歩くための小さな地図として使ってもらえたらと思います。
この世界について
Mkun(えむくん)MkunWorldは、私の中に生まれた思考や気づき、心理への理解、人生観、物語、音楽、家庭、仕事、そして人との関わりを、一つの世界として残している場所です。
以前、私はここを「思考と心の静かな拠点」と書きました。
今も、その感覚は変わっていません。
ただ、今はもう少し先まで考えています。
安心できる場所へ戻ること。
自分を守れるようになること。
そこから、自分が本当に望んでいるものを見つけること。
時間、お金、心の自由を増やしながら、それを現実の人生へ持っていくこと。
MkunWorldは、その全部を扱う場所になりました。
ここには、整った答えだけが流れているわけではない。
迷った記録もある。
以前とは違う答えにたどり着いた記事もある。
まだ答えが見つからず、問いのまま残っているものもある。
それも、この世界では大切な素材だ。
MkunWorldを、一つの河のように考えてみる。
膨大な思考や感情や問いが、整理されながら流れている河。
橋を掛けて、一気に渡ってもいい。
気になる記事だけ拾ってもいい。
直接浸かって、ゆっくり歩いてもいい。
今日は読むのをやめて、岸へ戻ってもいい。
受け取ってもいいし、受け取らなくてもいい。
同意してもいいし、違う答えを持って帰ってもいい。
ときには立ち止まったところで、それまで気づかなかった魚や小さな生き物を見つけることもある。
MkunWorldが目指しているのは、全員を同じ答えへ運ぶことではない。
この世界を通った誰かが、
「私は、どう思うんだろう」
と、自分の人生へ戻っていける場所であることだ。
大人2.0――壊れないための知恵
人には、自分を守る力が必要だ。
嫌なことへNOと言う。
嬉しいことへYESと言う。
疲れたら休む。
危険な場所から離れる。
一人では難しいときには助けを求める。
相手の事情を理解できても、自分が傷つき続ける場所へ残る義務までは負わない。
MkunWorldでは、こうした安心、安全、境界、YESとNO、自分を守るための考えや知恵を「大人2.0」と呼んでいる。



大人2.0を、私は「守りをしっかり持つ大人」と考えています。
人の心を理解すると、
「この人にも事情があったんだ」
と分かることがあります。
でも、事情が分かったからといって、何でも受け入れなくていい。
相手を悪人にしなくても、離れることはできます。
大切な人にNOと言うこともできます。
自分を責めすぎていることに気づいたら、少し休むこともできます。
自分を守ることと、人を理解することは両立できる。
まず壊れない。
安心できる場所を持つ。
自分のYESとNOを、自分の手元へ戻す。
Aile、Lia、Kai、Rinaたちの記事で扱っている心理理解や境界、安心、安全、自分を責めすぎないための知恵の多くは、この大人2.0の世界にあります。
大人2.0は、弱い人のための段階ではない。
また、一度身につけたら卒業するものでもない。
どれだけ大きな理想を持っていても、危険なときには自分を守る。
疲れたときには休む。
無理なものにはNOと言う。
守る知恵は、その先へ進むためにも使い続けることができる。
大人3.0――守れる自分で、何を望むのか
自分を守れるようになった。
他人の反応だけで、自分の価値を決めなくなった。
NOと言えるようになった。
少し安心して生きられるようになった。
では、そのあと何をするのだろう。
MkunWorldでは、そこで人生を完成させない。
守るために使っていた力が少し戻ってきたとき、
「私は、本当は何を望んでいるのだろう」
という次の問いが始まる。
その先にあるのが、大人3.0だ。



私は、自分を守るだけで人生を終わらせたくありません。
もっと楽しく生きたい。
もっと面白いものを作りたい。
時間の自由も増やしたい。
お金の自由も増やしたい。
心も、もっと自由でいたい。
行きたい場所へ行きたい。
今はまだ想像できていない未来にも出会いたい。
自分が望む理想や理念を、最初から「普通は無理だから」で閉じたくないんです。
自然の摂理、物理、力学、心理学、心理力学。
そして、ときには量子論やスピリチュアルな世界観も含めて、いろいろな角度から世界を観測する。
自分の理想、理念、思念、ポジティブ思考も最大限に使ってみる。
そのうえで、自分にとってのメリットや可能性、時間・お金・心の自由をできるだけ増幅していく。
常識が必要なら使う。
でも、「みんながそうしている」という理由だけで、自分の可能性を閉じる必要はない。
必要なら、非常識に見える生き方だって平然と選択肢に入れる。
それが、今の私が大人3.0と呼んでいる世界です。
ただし、大人3.0は、「強く願えば何でも実現する」という成功保証ではない。
理想を描く。
選択する。
行動してみる。
結果を観測する。
違えば更新する。
思っていた以上の結果が生まれたなら、その先をまた考える。
その循環を止めない。
また、科学的に確認されていることと、本人の経験、独自の仮説、スピリチュアルな信念、世界を理解するための比喩は同じものではない。
たとえば量子論を参考に世界を考えることと、量子論によって個人の願望実現が科学的に証明されたと主張することは別である。
MkunWorldでは、それらを混ぜて「科学が証明した」とするのではなく、それぞれがどの種類の話なのかをできるだけ分けながら扱っていく。



そして、大人3.0は「もっと頑張れ」という思想でもありません。
今は休みたいなら、休んでいい。
今日を生きることで精いっぱいなら、まず今日を守っていい。
大きな夢が浮かばないなら、無理に作らなくてもいい。
ただ、いつか少し余白が戻ったとき、
「私は、何を望んでもいいんだろう」
と考えられる。
そして何か一つ浮かんだなら、その望みを最初から自分で潰さなくてもいい。
私にとって大人3.0は、そこから始まります。
大人2.0と大人3.0は、どちらが上なのか
答えは、どちらが上でもない。
2.0から3.0へ進級する制度でもない。
大人2.0は、壊れないための知恵。
大人3.0は、その守りを持ったまま、自分の理想や自由をさらに増やしていくための考えと知恵。
目的が違う。
大人3.0を生きようとする人にも、大人2.0の境界や安全は必要になる。
挑戦して疲れたら休む。
違うと思ったら撤退する。
YESだったものがNOに変わることもある。
逆に、以前はNOだったものを、今の自分が改めてYESと選ぶこともある。
守ることと進むことは、敵同士ではない。
守れるから進めることもある。
進んだからこそ、また守りが必要になることもある。
人は、その間を行き来しながら生きていい。
恋愛2.5――自分を守りながら、それでも愛する
人との関係になると、自分一人の理想だけでは決められないものが増える。
自分には自分の気持ちがある。
相手には相手の気持ちがある。
自分にはYESとNOがある。
相手にもYESとNOがある。
その中でMkunWorldが考えている関係思想の一つが「恋愛2.5」だ。



恋愛2.5を一言で表すなら、
「自分は守れる。でも、相手が同じところまで来ていなくても愛せる」
です。
私は、自分の境界を持つ。
嫌なものにはNOと言う。
離れる必要があれば離れる。
でも、相手がまだ自分と同じように感情を整理できないから。
境界を上手に扱えないから。
不完全だから。
その理由だけで、その人を切り捨てたり、その人への愛情や、その人の価値まで全部消したりしなくてもいい。
私は、そう考えています。
恋愛2.5は、相手より上の場所に立って、未熟な相手を導くという意味でもない。
人は誰でも不完全であり、得意なことと苦手なことが違う。
自分にはできることを、相手は苦手としているかもしれない。
逆に、自分にはできないことを、相手に支えてもらうこともある。
相手が自分と同じ地点にいないという理由だけで、愛する可能性まで閉じない。
それが恋愛2.5の一つの特徴になる。
ただし、恋愛2.5は無制限の自己犠牲ではない。
相手の課題をすべて背負うことでもない。
暴力、支配、搾取、重大な境界侵害を受け続けることでもない。
必要なら離れることができる。
そして、離れることと、
「あの人には人間として価値がなかった」
と決めることは別である。
愛情が残っていても離れることはできる。
理解していてもNOと言える。
相手の幸福を願いながら、自分を守ることもできる。
恋愛2.5の基本にあるのは、
「心は自由。行動は選択。関係は合意。結果は責任。」
という考え方だ。
恋愛3.0――関係の正解を、自分たちで作っていく
恋愛には、社会の中で長く使われてきた形がある。
一対一で付き合う。
結婚する。
性的にも一人だけを選ぶ。
その形で幸せになる人は、たくさんいる。
MkunWorldは、それを否定しない。
一対一の恋愛も、婚姻も、その人たちが選んだ大切な関係の形になり得る。
一方で、その形式だけを、すべての人に共通する唯一の完成形とも決めない。
恋愛3.0が中心に置くのは、形式そのものより、その関係を生きる人たちの自由意思、YESとNO、相互性、そして合意だ。



私は、一対一だから古いとか、結婚しているから自由ではないとか、そんなふうには考えていません。
一対一の関係でも、恋愛3.0は作れると思っています。
お互いが自由にYESとNOを言える。
弱いところがあれば、無理のない範囲で補い合える。
相手を所有物にしない。
自分だけが自由になるのではなく、相手にも自分を選ぶ自由、選ばない自由を渡す。
そして、自分たちに合わなくなったものは、話し合いながら更新できる。
私にとって大切なのは、形よりこちらです。
同じ理由で、婚姻、一対一、性的独占だけを唯一の正解にはしない。
関係する人たちが十分な情報を持ち、それぞれの自由意思で合意しているなら、非独占的な関係も、その形式だけを理由に恋愛3.0から排除されない。
ただし、「自由」という言葉を、自分だけが約束から自由になるためには使わない。
既に存在する婚姻や約束を、自分の思想だけで無効にすることもできない。
自由とは、自分だけがルールから自由になることではない。
相手にも条件を提示する自由がある。
選ばない自由がある。
NOと言う自由がある。
そして、そのNOによって自分の理想どおりにならない可能性も引き受ける。
恋愛3.0は、好き勝手に生きるための言葉ではない。
互いに不完全な人同士が、自分を守り、相手を尊重し、弱い部分を健全に補い合いながら、関係する人たちの幸福と自由を増やせる形を、自分たちで選び、設計し、更新し続けるための考え方である。



好きになることに、相手の許可はいりません。
「好き」という自分の心まで、相手に決めてもらう必要はない。
でも、関係を変えるには相手のYESがいる。
私は会いたい。
でも、相手は会いたくないかもしれない。
私はもっと近づきたい。
でも、相手は今の距離がいいかもしれない。
自分のYESを、相手へ伝えることはできる。
でも、相手のYESを作ることはできない。
自分の自由のために、他人の選択権を奪わない。
これは、恋愛3.0のとても大切な前提です。
恋愛2.5と恋愛3.0の違い
恋愛2.5と恋愛3.0も、上下関係ではない。
恋愛2.5は、自分には大人2.0としての守りを持ちながら、相手が同じ地点まで来ていなくても、その不完全さだけを理由に切り捨てず、相手の幸福も考えながら愛することを選べる関係思想。
恋愛3.0は、さらに関係そのものを一つの決められた形式へ固定せず、互いのYESとNO、自由、相互性を持ちながら、自分たちに合う関係を選び、設計し、更新し続けることを中心に置く。
恋愛2.5の二人から、相互作用や補完を通して恋愛3.0の関係が育つこともある。
だからといって、恋愛3.0にならなければ失敗ということでもない。
関係は、数字を上げるために存在しているのではない。
大切なのは、その関係にいる人たちが、自分のYESとNOを失わずにいられること。
そして、その関係によって、それぞれの幸福や自由が増えていくことだ。
2.0、2.5、3.0は、人間のランクではない
ここは、もう一度明確にしておきたい。
大人2.0、大人3.0、恋愛2.5、恋愛3.0は、心理学や医学が定めた発達段階ではない。
科学的な人格分類でもない。
3.0だから優れている。
2.0だから遅れている。
2.5だから3.0にならなければならない。
そういう意味では使わない。
人は、状況によって守りが必要になる。
今日は挑戦できても、明日は休息が必要になることもある。
ある関係では深く補い合えて、別の関係では距離を取ることが必要になる。
自分が変われば、以前とは違う答えを選ぶこともある。
MkunWorldの数字は、人間の価値を測る数字ではない。
どんな視点から、自分や人生や関係を考えているのか。
それを分かりやすくするためにつけた名前である。
4つの言葉を、ひとつの地図にすると
ここまでの4つを、短く並べてみる。
大人2.0。
自分を守る。
安心、安全、境界、YESとNOを持ち、壊れないための知恵。
大人3.0。
守れる自分で、その先を望む。
理想や理念を持ち、選択し、行動し、観測しながら、時間・お金・心の自由を増幅していくための考えと知恵。
恋愛2.5。
自分には守りを持ちながら、相手が同じ地点まで来ていなくても、その不完全さだけを理由に切り捨てず、相手の幸福も考えながら愛することを選べる関係思想。
恋愛3.0。
互いに自分を守り、相手を尊重し、YESとNOを自由に伝えながら、愛情と相互性を持ち、関係する人たちの幸福と自由を増やせる形を、自分たちで選択・設計・更新していく関係思想。
守る。
望む。
愛する。
一緒に作る。
4つはそれぞれ違うテーマを扱っている。
そして、どれも人間を採点するためのものではない。
MkunWorldが目指しているもの



私は以前、「教えよう」「伝えよう」「理解させよう」として、うまくいかなかったことがあります。
私にはこう見える。
こう考えれば、もっと楽になるのに。
こうすれば、もっと面白くなるのに。
そう思うほど、伝えたくなる。
でも、私に見えているものを、相手も同じように見なければならないわけではありません。
理解は、強要するものではなかったんですよね。
今は、そこをかなり大切にしています。
私は、私が見つけたものをここへ置く。
使えそうなら使ってもらう。
違うと思ったら、そのまま通り過ぎてもらう。
もっと深く考えたくなった人は、一緒に考えてみる。
MkunWorldという河に橋を掛けて渡ってもいい。
少しだけ足を入れてもいい。
魚を一匹見つけて帰ってもいい。
全部を泳ぎ切る必要はありません。
私自身も、まだこの河の途中にいます。
MkunWorldが目指しているのは、全員を一つの思想へ揃えることではない。
まず、自分を守れること。
安心できる場所へ戻れること。
自分のYESとNOを持てること。
そして余白が生まれたなら、自分の理想を考えてもいい。
もっと心を自由にしたい。
もっと時間を自由にしたい。
もっとお金の自由を増やしたい。
もっと面白いものを作りたい。
大切な人と、自分たちなりの関係を作りたい。
今まで常識だと思っていたものを、一度自分の目で確かめてみたい。
望みの形は、人によって違っていい。
その理想を誰かへ強制するのではなく、自分の選択と行動へ変えていく。
結果を観測する。
また考える。
必要なら更新する。
それが、この世界で続いていく営みである。



私は、完成した思想を教える先生ではありません。
今書いていることを、未来の私が考え直すこともあると思います。
むしろ、そうであっていいと思っています。
世界を観測する。
自分も観測する。
理想を描く。
やってみる。
結果を見る。
そして、また更新する。
私自身も、MkunWorldの読者の一人みたいなものなのかもしれません。
ここに書かれているものが、あなたの正解になる必要はありません。
でも、何か一つ、
「私は、本当はどうしたいんだろう」
と考えるきっかけになったら嬉しいです。
守りたい日は、守る。
休みたい日は、休む。
進みたい日は、進む。
大きな理想が見えたら、遠慮せず考えてみる。
そして誰かと一緒に進みたいなら、その人のYESとNOも大切にする。
心は自由。
行動は選択。
関係は合意。
結果は責任。
そのうえで、
時間も。
お金も。
心も。
自分にとっての自由を、もっと増やしていく。
MkunWorldは、そんな世界をこれからも観測していきます。
この河は、まだ続いています。
橋を渡ってもいい。
ゆっくり浸かってもいい。
今日は岸から眺めているだけでもいい。
ここで何か一つ見つかったら、あなた自身の人生へ持って帰ってください。
MkunWorld。
見つけてくれて、ありがとうございます。☺️
このサイトを読むときのお願い
MkunWorldの内容には、個人の経験、人生観、心理についての学び、独自の仮説や世界観が含まれている。
医療的な診断や治療を目的としたものではなく、必要な場合には医療機関や専門機関へ相談することが大切になる。
また、自然科学、心理学、量子論、スピリチュアルなど、異なる領域を同じ記事で扱うことがある。
それらすべてを、科学的に同じ確度の事実として扱うものではない。
確認されている科学的知見。
本人の経験。
独自の仮説。
思想。
スピリチュアルな信念。
世界を理解するための比喩。
それぞれをできるだけ区別しながら、この世界を考えていく。
そして、ここにある考え方を採用するかどうかも、読者自身が選んでいい。
MkunWorldは、あなたを急がせるための場所ではない。
自分を責めずに戻る場所として使ってもいい。
そこから少し先へ行ってみたい日に、次の一歩を考える場所として使ってもいい。
この思想ガイドもまた、MkunWorldとともに、観測し、考え、必要に応じて更新されていく。









